駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

天空の時間 空に一番近い列車 2017 No.7

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【ご案内】
このシリーズでは写真だけをご覧いただいております。個々の写真には題名も文書も付けていません。ごゆっくりお楽しみいただければ幸いです。路線は小海線。撮影は2017年夏秋です。


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  1. 2017/09/10(日) 00:00:00|
  2. 小海線
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入広瀬秋日

尾花の道を夕日に照らされて列車が去ってゆく
そこには移ろいゆく美しい日本の秋があった

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2016年10月 只見線 入広瀬

この夏もそろそろ終わりに近づいたようだ。一時の蒸し暑さも鳴りを潜め、朝晩は大分過ごし易くなった。今年の立秋は8月7日だが、その翌日からの暑さが残暑となる。暦の上では立秋から11月7日の立冬の前日までが秋となるが、温暖化のせいか、現代人の感覚では、どう見ても秋は1カ月くらいは遅くなった感じだ。二十四節気では、立秋から、処暑、白露、秋分、寒露、霜降と続き、立冬となる。今の時分は、大気が冷えてきて、露ができ始めるころとされる白露ということになるが、確かに山では説明通りの季節感になって来た。晴れた日の朝露に、秋が感じられるようになった。

ちょっと早過ぎるかもしれないが、秋を先取りするような写真を選んでみた。やはり、ススキの鉄路はこの分野では秋の象徴のようなものだ。こういった風景の中で、列車を待つのは貴重な時間だ。鉄道写真を撮る楽しみの一つには待ち時間にもある。日常生活で暮れゆく夕日をゆっくり眺めている余裕などないはずだ。列車の通過時刻を睨み、日の傾き具合をやきもきしながら見守るのことがなければ、もっと素晴らしい時間になるのかもしれないが、これもまた鉄道写真のギャンブル的な醍醐味の一つだろう。そんな他愛のないことを考えつつ、秋の撮影旅行の構想でも練ってみよう。


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  1. 2017/09/08(金) 00:00:00|
  2. 只見線
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キューロクの日 2017

蒸気はとても寒がりだ 体が冷えてしまうと直ぐには動けない
薄暗い機関庫でじっと体温を保ちながら、次の出番を待つ

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1973年3月 函館本線 倶知安機関区

ほの暗い機関庫の煤けた窓から、柔らかい雪明りが差し込んでいる
老体を横たえるように、二両の二つ目キューロクが静かな寝息を立てている
微かに立ち昇る煙と、時折漏れ出す白い蒸気が、この罐が生きている確かな証だ
晴天が何日か続き、排雪の呼び出しもなく、重装備の僚機の二両が並んで休む
それでも春浅き後志はまだ一面の銀世界に包まれ、暫くは雪への備えが続く
一旦仕業につけば乗務員とともに厳しい自然を耐え抜かなければならない
北の鉄路を守り続けた愛すべきキューロクの一時の安らぎの時間だ


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  1. 2017/09/06(水) 00:00:00|
  2. 函館本線
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続・青葉の山陰線を往く その21 集落の守り

潮風を避けるように農家と山陰線が続いている
厳しい冬が終わり集落の守りも緑に包まれた

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2017年4月 山陰本線 長門粟野

今年1月まで新下関―仙崎間で運行されていた「みすゞ潮彩」がリメークされ、JR西日本の山口デスティネーションキャンペーンに合わせて、8月5日に「〇〇のはなし」という観光列車に生まれ変わった。「みすゞ潮彩」は下関市と長門市の要望で始まった列車だが、今回は萩市も加わり、運転区間も新下関―東萩間に拡張された。車両は「みすゞ潮彩」に使われていたキハ47の2両編成を再び改造した車だ。この列車名は「まるまるのはなし」と読むそうだ。「はなし」の部分は、萩の「は」、長門の「な」、下関の「し」だそうだ。何とも奇妙な命名だが、「〇〇」はデジタルでは化けやすい記号なので要注意だ。

この2両編成全車指定の「〇〇のはなし」も、事前予約を入れておけば、下関の老舗料亭「古串屋」のこだわり弁当や萩のスイーツが味わえる。多分、肥薩オレンジ鉄道のオレンジ食堂が、起爆剤になったのだと思うのだが、各地にこの種の列車が投入されている。小海線の「HIGH RAIL 1375」も全く同じ趣向だ。一般人でも気軽に楽しめる、ちょっと贅沢な鉄道旅と云ったところが受けているのか、どの列車もまずまずの人気を博している。風光明媚な路線があってこその物種だが、そんな路線は決まって赤字に喘ぐローカル線だ。ローカル線風景と食を楽しむ、新たな鉄道文化として定着して欲しいものだ。


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  1. 2017/09/04(月) 00:30:00|
  2. 山陰本線
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只見川滔滔

滔滔と流れる只見川に逢魔時が訪れた
ふっと引き込まれてしまいそうな水の流れだ

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2017年5月 只見線 二橋

撮影場所に何の説明も要らないのが只見線の凄いところだ。大方のアングルが開発され尽くされた感があり、ただ漫然と撮っていたのでは、何の収穫も得られない。密かな企みをもって、天を仰ぎつつ、通い慣れた場所に向かうことになるが、大概は当てが外れてスカが積み上がる羽目になる。夕方に、この場所に立った目的はお察しの通りだ。おまけに、この数分前には、欲を張って一橋も狙っていた。森の細道を自力で走って間に合うか試してみた。途中で広角系から望遠系にカメラも換えたが、すんでのところで間に合った。ただし、本当は列車はもう少し右にある筈だった。悲しいかな、場所を変えても空は一つだ。目論見は外れて、走りは徒労に近いものとなったが、そんなことでめげる筈もない。今回は、ちょっとだけ色付いた空色でご勘弁を。


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  1. 2017/09/02(土) 00:30:00|
  2. 只見線
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プロフィール

こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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拙ブログに掲載する写真、記事に関する著作権は放棄しておりませんので、無断使用、転載等はお控えください。

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