駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

もう一つの山線

こんな山奥の秘境駅が宮崎県初の駅とは誰が俄かに信じよう
ここの山線にも、かつての鹿児島本線としての輝かしい歴史がある

01830RF16.jpg
1971年7月 肥薩線 真幸

このところキハ続きでしたので、ここで1点ものに戻って、暫し蒸気の露出度を上げたいと思います。

「山線の春」の後に、すぐさま山線の現役蒸気というわけには行きませんから、もう一つの山線の肥薩線矢岳越えをアップします。画は真幸のスイッチバックを折返し、矢岳へ向けてダッシュする重装備の人吉のD51です。こちらの山線では、普通列車は後補機付の混合列車が殆どでしたが、この列車は補機なし3両編成の旅客列車で、一両目が古めかしいダブルルーフです。この撮影地点は真幸駅の全景を俯瞰できる場所で、スイッチバックを行く列車の一部始終を見ることが出来ました。こちらが見送りの画になります。

さて、肥薩線山線では過去二つの大きな災害が起きています。一つは以前の記事の終戦間もない頃の山神第二トンネルでの列車退行轢死事故。もう一つがこの画の調度一年後の1972年7月に起きた真幸の土石流です。画の背景に、段々畑と民家が数件見えますが、何ともすごい景観です。災害前にはこんなところにも生活の場がありました。お宅の方が、珍しい訪問者なのかこちらを見ています。このすぐ左手の谷が、土砂崩れが起きた現場です。このお宅も土砂崩れに巻き込まれたかもしれません。死者4名、流失家屋28棟を出した災害の後、鉄道と駅は復旧しましたが、駅周辺から民家は去り、真幸は秘境駅となってしまいました。


スポンサーサイト

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2015/06/24(水) 00:57:00|
  2. 肥薩線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<遮断機のある風景 | ホーム | 山線の春 遥かなる鉄路>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://koarama101.blog.fc2.com/tb.php/99-8a6b7818
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

著作権について

拙ブログに掲載する写真、記事に関する著作権は放棄しておりませんので、無断使用、転載等はお控えください。

なお、拙ブログへのリンクは自由です。

最新記事

最新コメント

リンク

月別アーカイブ

最新トラックバック

カテゴリ

小海線 (109)
飯山線 (20)
宗谷本線 (13)
天北線 (1)
興浜北線 (1)
深名線 (1)
石北本線 (7)
渚滑線 (2)
湧網線 (1)
相生線 (3)
釧網本線 (3)
根室本線 (2)
池北線 (1)
広尾線 (2)
留萌本線 (8)
札沼線 (1)
函館本線 (38)
室蘭本線 (8)
千歳線 (1)
日高本線 (3)
江差線 (11)
大湊線 (5)
津軽鉄道 (1)
五能線 (4)
八戸線 (3)
花輪線 (1)
三陸鉄道 (2)
釜石線 (8)
秋田内陸縦貫鉄道 (5)
由利高原鉄道 (2)
米坂線 (4)
磐越西線 (2)
日中線 (3)
只見線 (47)
真岡鐡道 (14)
東北本線 (1)
総武本線 (1)
中央東線 (3)
東海道本線 (2)
八高線 (11)
秩父鉄道 (7)
西武池袋線 (1)
西武山口線 (1)
江ノ島電鉄 (10)
箱根登山鉄道 (3)
御殿場線 (2)
岳南電車 (6)
中央西線 (1)
関西本線 (2)
宮津線 (1)
山陰本線 (31)
播但線 (1)
姫新線 (3)
津山線 (1)
芸備線 (6)
木次線 (1)
三江線 (3)
山口線 (5)
日豊本線 (14)
筑豊本線 (9)
日田彦山線 (2)
伊田線 (1)
後藤寺線 (1)
田川線 (2)
唐津線 (3)
松浦線 (3)
佐世保線 (1)
大村線 (1)
長崎本線 (2)
島原鉄道 (1)
久大本線 (4)
豊肥本線 (3)
高森線 (2)
肥薩線 (18)
くま川鉄道 (1)
日南線 (3)
宮之城線 (1)
指宿枕崎線 (2)
写真集・書籍 (4)
鉄道模型 (1)
ご挨拶 (0)
はじめまして (3)
未分類 (0)
陸羽西線 (1)

写真に写った方々へ

鉄道は人を運び、人に見送られ、人に支えられています。時として人が主役になります。

撮影の際には、なるべくご了解を頂くようにはしておりますが、そうできない場合もあります。写った方々と見る方々が不快に思われないようなものに限っていますが、ご本人やそのご関係者の方で、掲載に不都合がある場合には、メールでご連絡ください。 また、登場する鉄道員の方をご存知でしたら、差し支えがなければご紹介ください。

こあらまへのメール

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

ご来場者累計

RSSリンクの表示

QRコード

QR