駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

山線の春 倶知安峠 萌え 

倶知安を出発した下り列車は、僅かな平坦路を抜け、胸突きの峠道に差し掛かる。
色とりどりに染められた新緑の森に分け入っていく。

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2015年5月 函館本線 倶知安‐小沢

目名峠を疾走してきた下りC62重連は、倶知安での慌ただしい給水、給炭、かま替えの後、さらに倶知安峠、稲穂峠、オタモイ峠の3つの峠を越えなければならなかった。最初の難関がこの倶知安峠。地味な存在だったが、この峠を岩内線の二つ目のキューロクも越えていた。現在の走者であるキハ150は、コマツ製の450PS高出力エンジンを搭載しているが、それでもゆっくりっとした速度で登ってくる。この列車は、まもなくサミットに到達し、小沢への下りに入る。

この地域は北海道の中では樹種が多いところだ。新緑の季節は色々な萌えが見られる。まるで紅葉と見紛う色合いだ。若葉が赤や茶なのは新芽を紫外線から守るためだと言われている。成長すれば皆深い緑となってしまうので、紅葉と同様に、ほんの僅かな間だけ、森が見せてくれる美しい色彩だ。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2015/06/06(土) 01:15:10|
  2. 函館本線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

何度も、何度も、訪れた山線。
その風景を見るたびに、少し前までは懐かしい思いがひろがってきましたが、新幹線開業が近づく今、懐かしさよりも、寂しさのほうが次第に強くなってきました。
函館本線とは名ばかりで、列車も小さなキハ2両。
すでに上目名はなく、やがて鉄路も取り払われて、自然に帰ってしまうのでしょう。
けれども、まだ山線は生きている。
その間に、いま一度、青春の軌跡をたどる旅をしてみようかな。

  1. 2015/06/06(土) 02:32:40 |
  2. URL |
  3. まこべえ #2XsKFzVg
  4. [ 編集 ]

思い立ったが吉日

まこべえさんへ、

まこべえさんも山線に行かれてみては如何ですか。思い出を差し引いても、お釣りがくるくらい風情のあるいい路線だと思います。現役蒸気時代を知らない世代にも、結構人気の高い乗り鉄路線らしいです。ただ、本数が少ないので、乗り鉄で色々下車してみようなんてことは難しいです。
北海道新幹線の新函館北斗-札幌間の開業予定は2030年ですから、15年先の話です。新幹線ができるまで山線が残っているかの方が問題です。室蘭線の迂回ルートという役目もありますが、今の調子でいくと危ないかもしれません。本数減も限界ですから、あとは廃線しかないです。
新幹線といえば、函館駅の方も気掛かりです。一時江差線同様に、JRは第三セクター化で進めていましたが、さすがに反発が大きすぎて、JRに留めることになったようですが。函館本線の起点の函館を外そうとしていたんですよ。凄いことを考えるものです。函館駅はどんな駅になってしまうんでしょうか。
  1. 2015/06/07(日) 01:28:55 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

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Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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