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駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

駅舎の灯 浦幌 17時11分

十勝浦幌に夜の帳が降りてきた
おおぞらが北の大地をひた走る

70018829.jpg
2018年10月 根室本線 浦幌

8月も後半に入り、少しずつ日の入りが早くなってきたのが感じられる。あまりに暑い日が続いているので、夕暮れ時が近づくとホッとする毎日だ。もう二月もすると、十勝はこんなにも日が短くなる。夜の帳が降りようとする17時過ぎ、2556D新得行きの普通列車が浦幌の待避線に当たる2番線に到着した。運悪くラッピング車の上に何やらヘッドマークまで付いている。間もなく、通過線に札幌行きの4010D Sおおぞら10号が進入してきた。追い越し様に、北海道色のキハ40の白いボディが闇に浮かび上がる算段だったが、何ともグロテスクなラッピングがヘッドライトに照らし出された。まんまと目論見は外れて、”FURICO283”はコマツの直列6気筒エンジンを唸らせて、さっさと遠ざかっていった。

「おおぞら」は、1961年10月1日のサンロクトオにデビューした北海道初の特急列車だ。最初は、当時では珍しい海線経由の函館-旭川間だったが、翌年の1962年には釧路編成が増結され、1967年にお馴染みの函館-釧路間の長大編成の特急列車となった。1997年には、現行のキハ283系のよる「ス―パーおおぞら」が運行を開始した。現在では、「スーパーおおぞら」も「スーパー北斗」もスーパーのみになっている。そろそろ由緒ある二つの列車名を、元に戻してもいいのではないだろうか。北の大地の大きな空をイメージした「おおぞら」は、間もなく58歳の誕生日を迎える。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2019/08/19(月) 01:00:00|
  2. 根室本線
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コメント

特急 おおぞら

初めて蒸気撮影で渡道した時は、上野から急行八甲田~青函連絡船~函館でしたが、次の年からはつかり5号~青函連絡船~おおぞら1号で撮影地に向かいました。「とにかく早く撮影地につきたい、蒸気に会いたい」の気持ちでいっぱいでした。
函館に着くと特急おおぞら、北海、急行ニセコ1号と道内の優等列車が発車待ちしていて蒸気ファンは目的地に向けて分かれていきました。

また札幌駅で利尻、大雪とホーム上で「明日どこへ行こうか」と迷ったのも遠い思い出です。



  1. 2019/08/21(水) 18:25:48 |
  2. URL |
  3. yba-d51 #-
  4. [ 編集 ]

渋々乗った「おおぞら」

yba-d51さん、

こあらまは逆ですよ。最初は特急でしたか、それからは八甲田、十和田、津軽が定番でした。
最初の時は、臨時の特急と連絡船で早朝の苫小牧を目指したのですが、順調だったのは函館まで。
深夜に函館を出る筈だった北斗51号が乗客数人につき運休。振替で渡されたのが1Dおおぞら1号でした。
夜明け近くまで待って乗車したものの、今度は発電機の不調で車内灯が点かず、非常灯のみで函館を出発。
今なら即運休なのでしょうが、当時は走行に問題なければ行け行けでした。特に看板列車でしたからね。
それが、最初で最後のおおぞらへの乗車でしたが、それがまた北海道の82系乗車の最初で最後でした。

時は流れてJR時代になると、国鉄DML/DMFに代わってコマツやカミンズを載せるようになると一気に高速化です。
高速バスとの競争が背景にありますが、JR北海道はスピードの出し過ぎで車を燃やしてしまいましたね。
現在のSおおぞらも根室線の高速化事業で、82系時代とは比べ物にならないくらい速いです。
  1. 2019/08/22(木) 00:45:44 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

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プロフィール

こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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