駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

山陰海岸を行く

夏の山陰の海は、どこまでも碧い。
リアスの海岸線を縫うように、列車は浜から浜を巡って行く。

05017RF16.jpg
1973年7月 山陰本線 折居-三保三隅

海岸線を行く蒸気と言えば、その風光明媚な海岸線の長さから、真っ先に思い浮かぶのが、ここ山陰本線です。冬の日本海と聞けば、荒れた鉛色の海原が連想されますが、夏の山陰海岸の透明度の高い碧い海は、訪れた者だけが実感できる美しい海です。

こんな海岸を眺めながら、汽車を待つことが出来た訳ですから、さぞかしいい時間を過ごせたことだろうと思われがちですが、夏の旅はやはりしんどかった。紺碧の海を前に、陸上で夏の日差しに汗だくになって撮影を続けていれば、恨み節の一つも言いたくなるような時がありました。線路上を、バラストからの熱気を受けながら、ひたすら歩き続けたのも、今やいい思い出です。

この画の場所は、有名なお立ち台でしたから、諸先輩方も色々な角度からの作品をアップされています。それでも、見る度にあの日が新鮮に蘇るのは、この場所のもつ優れた景観からでしょう。

※マイオさんからのご指摘により、撮影区間を「岡見-三保三隅」から「折居-三保三隅」に訂正いたしました。マイオさん、ありがとうございました。

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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2015/04/22(水) 00:40:40|
  2. 山陰本線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

もしかして

これは折居・三保三隅の折居方にある
海岸沿いのカーブ築堤・・・のような気が
します。
岡見・三保三隅は全部歩き通して、折居・
三保三隅は歩き通していないのですが、
恐らく。違っていたらごめんなさい。

この列車の進行方向にトンネルがあるんだと
思います。画面には見えませんが、右方に
国道があり、さらに右方から小俯瞰できる台地
があったのでは・・・。
  1. 2015/04/22(水) 20:52:35 |
  2. URL |
  3. マイオ #pcU4xDNY
  4. [ 編集 ]

とんだ初対面

マイオさん、ご指摘ありがとうございます。
おっしゃる通り、ここは折居-三保三隅間の折居寄りにある築堤です。両側ともトンネルで、画の奥のトンネルの向こうが折居駅です。確かに右手に国道があり、道路伝いにも来られます。ミス標記でした。訂正いたします。

ところで、前回のニアミスの件の続きですが、やはりマイオさんでしたか。浦山口の二人連れは私奴とかみさんです。あの日は小海線のアジトからの帰りで、佐久側からぶどう峠を越えてきました。浦山口では、集落のご意見番のKさんに捕まってしまい、撮影前後に散々ご馳走になり、お土産まで頂いて、何しに行ったのかわからない状況でした。そんなことがなければ、マイオさんに声をお掛け出来たかもしれません。残念です。壁の三脚の方とは少し話しました。
さらに驚いたのは、マイオさんの往路の白久の画の中に、物陰に隠れて見えませんが、私奴と愛車がいます。
往路も復路も同じ辺りで撮っていたとは、何とも世の中は狭いものですね。そんなこんなで、マイオさんとの、とんだ初対面ということに。当日の画は、近日中にアップします。
  1. 2015/04/23(木) 02:17:19 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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