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駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

山稜遥か

この季節、午後になると決まって雲が湧く
どうしても山を見たくて、朝日を待ってみた

80014951.jpg
2018年7月 只見線 薮神

この場所に立つと、決まって山岳写真を撮っていた頃を思い出す。それは、小海線で仰ぎ見る八ヶ岳や南アルプスの山並みでも同じだ。遥かな山稜を彷徨っていた頃の記憶が蘇る。山岳写真をやっていると、どうしても雪山に辿り着く。究極の気象条件の中での撮影は困難を極めたが、想像を絶する光と影の世界が広がっている。ただし、無力な一人の人間が、自然の猛威に抗うことは、直ぐに死へとつながる。一度冬型が居座わり、ブリザードが吹き荒れれば、一週間の停滞などざらだが、そんなことは社会人になってしまえば許されない。何時しか、山岳写真の世界からは徐々に遠ざかって行った。

今また自由な時間が少々増えたが、今度は体力の問題が大きく立ちはだかり、やはり雪山は遥か彼方に遠のいたままだ。こうして、鉄道なんぞを絡めて山並みを眺める日々が続いている。この山稜は、そうした雪山を目指していたころの思い出に繋がる。その麓を走るキハは、少年のころ追いかけた蒸気機関車の残影だ。今こうして、紛いなりにも、その両方を楽しめるようになったことには感謝しなくてはなるまい。冬の積雪期にこの場所に登ろうと、何度か試みているが未だに登頂に成功していない。天候に妨げられたり、ロケ車のトラブルなどで敗退が続いている。今度こそはと山に誓って丘を降りた。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2018/08/01(水) 00:00:00|
  2. 只見線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

山岳写真

こあらまさま

やはりそうでしたか。
何となく、何処となく長野の先輩である32Countさんと何処か作風に共通点を感じていました。
長野の先輩も山小屋にいたほどの山やさんです。
藪神の一枚、稜線の置き方と云い清々しい一枚ですね。
  1. 2018/08/04(土) 09:37:25 |
  2. URL |
  3. 狂電関人 #vqoLnCUQ
  4. [ 編集 ]

あの日の傑作

狂電関人さん、

山があれば、どうしても山を綺麗に撮りたくなってしまうのは、昔取った杵柄でしょうか。
ここはなかなかの展望で、上越国境の谷川連峰から尾瀬桧枝岐の会津駒ヶ岳まで一望できます。
例によって、前日に夕景を狙いましたが、山が見えず、翌朝にもう一度トライしてみました。
もちろん、夕景は言うに及ばずですが、朝は朝でいい雰囲気でした。あまり定番に拘らない方がいいかもしれませんね。

ちなみに、昨年の早春、飯山線経由で只見線を目指しましたが、ロケ車のトラブルで途中敗退となりました。
もし、その時、順調に旅を続けていたら、この場所で32Countさんとご一緒していたはずです。
あの日の32Countさんの記事を拝見して愕然としました。
そうです。こあらまもあの時を待っていたのでした。
その記事はこちらです。
http://count32totteoki.naganoblog.jp/e2070850.html
  1. 2018/08/04(土) 22:08:30 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

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プロフィール

こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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