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駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

駒ヶ岳を背に

春浅き駒ヶ岳を背に巨漢デゴニが軽やかに発進する
例によって引くのは各停の荷物郵便車付きの客レだ

04705F16.jpg
1973年3月 函館本線 大沼

昔の写真を整理していて、一番のお困りごとは撮影した日時と場所の特定だ。現役蒸気の頃は、撮影データなど記録していなかった。一応それなりに記帳していたのは、どの列車に乗り、どこで下車したかくらいだ。その記録をもとに、当時のダイヤグラムや時刻表を手元に、ネガを時系列的に見ていけば、日時も場所も列車番号もほぼ判別できる。ただ、車窓から撮ったものや停車中に撮ったもの、下車駅が連続したりした場合には、その特定が覚束なくなる。その時は、写真に写ったものの中からヒントになるようなものを探したり、ウェブで地形や過去の駅構造を調べることになる。

ここ大沼のように確たるランドマークがある駅は有難い。同じような景観と構内線路配置を持つ駅に森がある。大沼では仁山経由と藤代線が合わさり、駒ヶ岳廻りと佐原廻りが分かれてゆく。一方、森ではその駒ヶ岳と佐原からの単線の両線が合わさって、複線区間へと導かれる。そのため、大沼と森は共に多くの渡線を持つ複雑な構内線路配置を持っている。おまけにホームの配置や跨線橋までもよく似ている。しかし、ランドマークの駒ヶ岳の表情は大きく異なる。何より、大沼の駒ヶ岳は左、森では右に見える。決定打は、やはり大沼駅構内にある27.0キロポストということになる。

その後は、ポジフィルムとブローニー判に限って、日時と場所に加えて、レンズやシャッタースピード、絞りといった撮影データを記録するようになったが、スナップ的なものは、やはり五里霧中に陥ったりする。今ではデジタル化でデータは自動的に付帯ファイルに記録されるようになった。そこに、後日、撮影場所と列車番号などを、簡単に書き込むことにしている。後からしっかりその時を思い出すためには、撮影時の時刻表を保存しておくことと、きっちりデジカメの時計合わせをしておくことだ。日本の鉄道は極めて時間に正確だ。撮影時刻とダイヤがあれば、多くで場所の特定は容易だ。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2018/02/24(土) 00:00:00|
  2. 函館本線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

現役蒸気撮影から40数年が経ち、撮影場所年月はわかりますが日時はわからないものが多いです。初めて渡道した頃は有人駅の入場券を買っていましたので確認できますが、何回か撮影に訪れた場所では日時まではわかりません。

ましてや、こあらまさまの言う通り列車の中からや交換停車中に来た列車の写真はわかりません。
時々「わが国鉄時代」の投稿サイトに同じ列車と思われる写真が出ていて改めて確認することもあります。

これから老境に入ろうとしている今、ネガの確認とデジタル化を進めていこうと思っています。
  1. 2018/02/24(土) 13:58:55 |
  2. URL |
  3. yba-d51 #-
  4. [ 編集 ]

スキャンはお早めに

yba-d51さん、

そうですね。雑誌やウェブで撮影場所が判ることが多々ありますが、日時だけは厳しいですね。
場所を確定する最終手段は、ウェブ上で皆さんに聞いてみることです。あっさり答えが戻ってきたりするものです。
あの頃、多くの同胞が撮りまくっていたわけで、各々得意の路線があったりして、大概は誰かが知っているものです。
もし、yba-d51さんが小海線で分からない場所があれば、こあらまにお任せください。

いよいよ、これからフィルム整理とスキャンですか。
お持ちのフィルムの中に富士のネオパンがあるのなら、グラシンのネガ袋で分別保存されることをお奨めします。
もし、酢酸臭がし出したら緊急スキャンです。ビネガーシンドロームには痛い目に遭いました。お気を付けください。
  1. 2018/02/25(日) 00:10:29 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

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プロフィール

こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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