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駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

岬巡り

灯台を回るように線路が岬を巡っている
青空を映す青い海原がどこまでも広がる

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2017年10月 八戸線 鮫

世の中には「あなたが選ぶ灯台50選」というのがあるそうだ。海上保安庁が一般から募集したようだ。青森県八戸市鮫町にある鮫角灯台もその一つで、八戸港に出入りする船舶の航行を見守っている。全国には大小3,300程の灯台があるが、そのベスト50となれば大したものだ。さすがに人気の灯台からの海原の眺めは素晴らしく、遮るものなく太平洋の水平線が見渡せる。八戸線の有名な撮影地になっているが、前回は生憎の大雨で、天を伺いながらリベンジにやって来た。1本前の3両編成の上り列車をターゲットにしていたが、中間に首都圏色が入ってしまったので、次の下りのこの列車で仕切り直しをした。日が昇り、空模様も光線状態もやや悪くなってしまったが、やはりこの眺めなら同じカラーリングの編成の方が気持ちがよい。

さて、この「鮫」という地名だが、その由緒については、諸説が入り乱れ、よく分からないようだ。港のあるロケーションにも拘わらず、少なくとも魚のサメではないということでは一致している。そんなことにはお構いなく、鮫の駅前には、記念撮影用のジョーズのオブジェが待ち受け、何時しか当て字の鮫が独り歩きすることとなった。さらに大字鮫町には98の小字があるが、山四郎蒔目、盲久保、金屎などの、これまた不思議な地名が多数存在する。この地区の創成期に、奇抜な命名者がいたということだろう。八戸を出た列車は、鮫までは八戸の市街地を走り本数も多く「うみねこレール八戸市内線」の愛称を持つが、鮫からはいよいよ太平洋の見える車窓が始まる。三陸鉄道北リアス線が待つ久慈までは、64.9km、23駅の旅となる。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2017/12/03(日) 02:00:00|
  2. 八戸線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

対称的な北東北海線

こあらま様
北東北の海線は、日本海の五能線、太平洋の八戸線と言うところでしょうか。
海の表情が違うので、連続で相互訪問も楽しいかもしれません。
珍地名・難地名は、平安時代以前の東北アイヌ民族の影響かもですね。
  1. 2017/12/03(日) 02:45:55 |
  2. URL |
  3. hmd #-
  4. [ 編集 ]

それぞれの海

hmdさん、

山に囲まれた暮らしが続くと、偶に海線を眺めると感慨一入です。
気性の荒い日本海の方が写真の題材になりやすいのですが、まったりとした太平洋もまた一興です。
北帰行の往きに日本海、帰りに太平洋とというのが、このところのお決まりです。
観光的には五能線がすべてで秀でているような気がします。五能線のイメージはもう不動のものです。
太平洋側も、八戸から仙台まで通しで走り抜けるクルーズトレインでもあれば面白いと思います。
ただ、復興の名の元のコンクリートによる景観破壊が、観光地としての三陸の将来を奪うかもしれません。
  1. 2017/12/03(日) 13:59:45 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

鮫角の景観

こあらまさま

晴れたこの景観を、電関人もものにしたかったのですが、
一度目は雲に日差しを遮られ、二度目は名物の
海霧に見舞われて・・・マボロシの鮫角の青空です!
  1. 2017/12/04(月) 22:01:45 |
  2. URL |
  3. 狂電関人 #vqoLnCUQ
  4. [ 編集 ]

岬の朝日

狂電関人さん、

やっと青い海原が撮れましたよ。
晴れて欲しいと思うのが人情ですが、晴れたら晴れたで月並みになってしまうし。難しいですね。
やはり、天候に一喜一憂することなく、地道にしつこく撮り続けることが肝要かと。終わりのない旅です。
ここで、灯台、海、岩礁、朝日、列車の5点セットを撮りたいのですが、なかなか上手く行きません。
ヨンマルの残り時間も刻々と無くなって行きます。
  1. 2017/12/05(火) 01:07:47 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

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プロフィール

こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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