駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

入広瀬秋日

尾花の道を夕日に照らされて列車が去ってゆく
そこには移ろいゆく美しい日本の秋があった

80006626.jpg
2016年10月 只見線 入広瀬

この夏もそろそろ終わりに近づいたようだ。一時の蒸し暑さも鳴りを潜め、朝晩は大分過ごし易くなった。今年の立秋は8月7日だが、その翌日からの暑さが残暑となる。暦の上では立秋から11月7日の立冬の前日までが秋となるが、温暖化のせいか、現代人の感覚では、どう見ても秋は1カ月くらいは遅くなった感じだ。二十四節気では、立秋から、処暑、白露、秋分、寒露、霜降と続き、立冬となる。今の時分は、大気が冷えてきて、露ができ始めるころとされる白露ということになるが、確かに山では説明通りの季節感になって来た。晴れた日の朝露に、秋が感じられるようになった。

ちょっと早過ぎるかもしれないが、秋を先取りするような写真を選んでみた。やはり、ススキの鉄路はこの分野では秋の象徴のようなものだ。こういった風景の中で、列車を待つのは貴重な時間だ。鉄道写真を撮る楽しみの一つには待ち時間にもある。日常生活で暮れゆく夕日をゆっくり眺めている余裕などないはずだ。列車の通過時刻を睨み、日の傾き具合をやきもきしながら見守るのことがなければ、もっと素晴らしい時間になるのかもしれないが、これもまた鉄道写真のギャンブル的な醍醐味の一つだろう。そんな他愛のないことを考えつつ、秋の撮影旅行の構想でも練ってみよう。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2017/09/08(金) 00:00:00|
  2. 只見線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

入広瀬のススキ

こあらまさま

入広瀬のこのカーブ、やっぱり夕暮れ時に撮りたくなる場所ですね!
奇しくも、場所は違えども電関人も次回はススキをテーマにしたアップです\(^^)/
  1. 2017/09/08(金) 09:40:48 |
  2. URL |
  3. 狂電関人@仕事休憩中 #vqoLnCUQ
  4. [ 編集 ]

ススキ光る

此処での写真は田植時のみですが、そうですねえ秋ともなればススキという奴もあるんですね。
数少ない運転本数ながらちょうどいい時間帯に掛かる季節となればウデを撫すというものです。
今日のお写真でまた尻を押されちゃいました。
  1. 2017/09/08(金) 22:43:02 |
  2. URL |
  3. 風太郎 #ORZvdv76
  4. [ 編集 ]

ススキの道

狂電関人さん、

このカーブは何処から撮ってもいいポイントです。不思議と逆光の作例が多いですね。
山間の長閑な田圃が美しい場所ですが、この時期は刈田で、はざ掛けの後片付け中でした。
日本のローカル線の秋にはススキは不可欠です。逆光のススキは永遠のテーマでしょう。
今ここは新潟のヨンマルですが、やっぱり近いうちに更新されてしまうんでしょうかね。
  1. 2017/09/09(土) 10:37:23 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

一本に賭ける

風太郎さん、

入広瀬は素晴らしく四季のメリハリのある処です。春夏秋冬、どの季節の風景も目に浮かんできます。
春、秋は山菜、キノコで、やたらに歩き回れない地域ですが、まだまだイメージが尽きることはありません。
列車が少ないのが辛いところですが、それだけに一本に掛ける真剣勝負といったところです。
一度にあれこれ撮れないので、何度も通うことになってしまいますが、それもまた楽しいかもしれませんね。
風太郎さんの写真心を擽れたのなら、アップした甲斐があったというものです。
  1. 2017/09/09(土) 10:39:11 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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