駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

冬の気配

風向きが北西に変わり、海の色が変わった
風合瀬を出たキハと海越しに一瞬目が合った

70010897.jpg
2016年10月 五能線 風合瀬

先日、品川のキャノンで猪井貴志氏の写真展「鉄道漁師」を拝見した。ちょうど猪井さんがおられたので色々とお話を伺ったが、まずはそのカッコよさに感心させられる。一時期、あの真島さんと鉄道写真の双璧を成した方だが、共通点はお二人ともカッコいいことだ。真島さんの口癖は「写真は自分を映す鏡だ」だったそうだ。カッコいい鉄道写真を撮るためには、まずは自分がカッコよくなくてはならないということだ。何とも耳の痛い話だ。お茶目な風貌で「ゆる鉄」を編み出した御仁もおられるので、その関係は満更ではなさそうだ。自分でどんな写真が撮れるかは、まずは鏡にでも聞いてみた方がいいかもしれない。

さて、その「鉄道漁師」にインスピレーションを貰って選んだのが今日の一枚だ。誰が名付けたのか「風合瀬」とは旅情をくすぐる地名と駅名だ。単なる連想なので、何の意味合いもない。この「漁師」という言葉の持つイメージは、風景探しに奔走するカメラマンには、違和感なく受け入れられるものだろう。季節の魚を狙って、漁師が小舟で船出する。カメラマンの季節探しの旅にも通ずるところがある。漁の成果の次第は、腕前なのか、運なのか、それとも天候なのか。中には、鉄砲ならぬ長玉を携えて、ひたすら山中を徘徊する、俯瞰症に侵された「鉄道猟師」、はたまた「鉄道マタギ」の方もたくさんおられることだろう。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2017/08/17(木) 00:30:00|
  2. 五能線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

五能線

こあらまさま

良いですねぇ。
「鉄道漁師」のフレーズ電関人も好きです!
日本海に誘われて、ひょこひょことこの冬出かけてしまいそうです。
  1. 2017/08/17(木) 14:11:51 |
  2. URL |
  3. 狂電関人 #vqoLnCUQ
  4. [ 編集 ]

ヨンマル巡礼

狂電関人さん、

JR東のヨンマルの引退も、具体的なスケジュールも発表になり、いよいよ終盤ですね。
八戸線の次はやはり秋田地区でしょうか。冬の五能線を往く最後の姿を撮っておきたいところです。
西からは引退の噂は聞こえてきませんから、山陰線などはその先にじっくという寸法でしょうか。
私的には、磐越西線と羽越線が気になっています。今は架線が邪魔ですが、笹川流れ辺りが頭を過ります。
どの場所にしても、都会の電車のような車輌では、どんなシーンがいいのか、なかなかイメージできません。
  1. 2017/08/17(木) 23:29:56 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

弊blogへお越し下さりありがとうございました。
昨年の秋、上越復路の汽車撮影で、仲間四人で微妙な光線の紅葉のまわりをウロウロしてた時、ひょこっと猪井さんが現れました。猪井さん、確かにかっこ良かったです。
その日の往路では長根さんをお見かけしたので、そのことを猪井さんにお伝えしたら「あいつは今日、只見に行ってるはずなんだけど・・・」と気さくに話して下さいました。
チビの自分を鏡で見たら、小生の画はやっぱり豆ちゃんだぁ(笑)。
  1. 2017/08/19(土) 17:13:09 |
  2. URL |
  3. AE86 #OfPflhKg
  4. [ 編集 ]

写真は姿見

AE86さん、

世の中にはジーンズの似合う白髪の方がおられるもので、そのお一人が猪井さんじゃないでしょうか。
長根さんからの連想で思い出しました。長身の会津善和さんもジーンズがばっちりのお一人です。
私的には頭の白さでは負けませんが、腹が出てしまうとジーンズがどうのこうのじゃないです。
そうですか。豆ちゃんはそこから来ているのですか。ではでは、現場でお探ししてみましょう。
奇抜なアングルで数々撮られているので、きっと奔放な方なんでしょうね。決して変〇とは申しませんよ。(笑)
  1. 2017/08/19(土) 23:42:52 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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