駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

鉄道を守る 踏切警告灯交換

鉄道は多くの設備を抱える業態だ
日々運行を陰で支える人々がいる

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2017年4月 平成筑豊鉄道 市場

平成筑豊鉄道は、JRから引き継いだ施設と設備を、そっくり使い続けている。その殆どは国鉄時代のものだ。キューロクの石炭列車が直ぐにでも現れそうな眺めだが、やって来るのは単行のちくまる君だ。旧国鉄伊田線のこの区間は、筑豊最大の田川の石炭を直方に昼夜ピストン輸送するための、国鉄時代の複線がそのまま残されている。そのお蔭で、平成筑豊鉄道の上下30分毎というダイヤ編成が可能になっている。旅客列車は、国鉄時代を大きく凌ぐ本数を運行し、積極的な経営が行われてきた。開業当初は黒字経営を誇り、第三セクターの優等生だったが、その後は旅客の減少と貨物の廃止で下降が続く。路線が長いだけに行く末が案じられる。

偶々この踏切を通りかかると、踏切警告灯の交換作業が行われていた。この設備も国鉄時代のものだそうだ。電球式の警告灯をLEDの全方向型に交換するという。電球は寿命が短く、交換作業が手間で、LED化の投資は欠かせないようだ。道路の交通信号機も同様だ。お二人で作業されていたが、写真の方と、もう一人年配の方がおられた。どうやら、年配の方は国鉄OBで、技術の伝承をされているようだ。第三セクターも、保守管理に長けた経験者がいなければ運行はできない。国鉄がJRに移行して、今年でちょうど30年となったが、こうやって今でも国鉄のノウハウは必要とされている。それなら、国鉄でいいじゃないかと思うのだが、それは言うまい。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2017/07/24(月) 00:30:00|
  2. 伊田線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

屋台骨

こあらまさま
非電化単線の疑似伏線は見られますが、本線複線は、今や珍しいですね。
本線上で、豪快に上下行き違う蒸機列車も、見てみたかったです。
鉄道職員というと、乗客に接している乗務員や駅員のイメージが強いですが、
屋台骨を支えているのは、保線員の方々ですね。
天候昼夜問わない大変な仕事で、頭が下がります。
ps 先日はありがとうございました。今後も、よろしくご指導のほど、お願い致します。


  1. 2017/07/24(月) 19:00:17 |
  2. URL |
  3. hmd #-
  4. [ 編集 ]

平筑

こあらまさま

土曜日は楽しい宴でした。
またよろしくお願いいたします!

さて、電関人の筑豊の思い出はモノトーン。
それに引き換え、今の筑豊は色が溢れてますね。
同じ筑豊を名乗る筑豊電鉄もその内その内と、
いつもの悪い癖で、旧西鉄カラーの渋いツートンを纏った連接車を撮らずじまい。
それどころか北九州路面は北方線も含め全滅。
いろんなものに目移りしたあの時代ゆえなのかもと、
今の自分に言い聞かせてます・・・。
  1. 2017/07/24(月) 19:14:31 |
  2. URL |
  3. 狂電関人 #vqoLnCUQ
  4. [ 編集 ]

技術屋

hmdさん、

どうもこういう作業を見ているのが好きなもので、ついつい作業の邪魔をしてしまいました。
根が技術屋なもので、屋台骨を支える技術陣の仕事にはとても興味があります。
写真に写っていない年配の方と主に話していたのですが、お会いした瞬間から国鉄OBだと分りましたよ。
保守・保線の方と出会って、話をお聞きできるチャンスは少ないですから、貴重な時間でした。
この鉄道のことをとても大切に思ってらっしゃることが、ひしひしと伝わってくるお二人で、こちらまで嬉しくなりました。
九州の鉄道マンは、皆さん明るくフレンドリーな方々ばかりでしたので、また訪れたいと思っています。

先日は、こちらこそありがとうございます。皆さんには色々と教えられています。これからも、よろしくお願いします。
  1. 2017/07/24(月) 23:21:51 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

逃がした魚は何とやら

狂電関人さん、

なかなか話が尽きないものですね。色々な個性の集まりで、面白いです。これからも、よろしくお願いします。
高地から降りて来たばかりの脱水状況で、ちょっと回るのが早くてすいませんでした。

確かに、筑豊も北の石狩炭田も、同じように彩の少ないモノトーンの世界でしたが、それが社会の要請でした。
でも、ちょっと時代を遡れば日本全国が同じようなものだったと思います。こあらまの東京の生地もまさにモノトーンでした。
そんな筑豊も変わりましたね。だだ、この伊田線の複線は昔の臭いがしませんか。
あまりに面影が消えてしまうのも寂しいものです。炭鉱町という過去にも自負を持って受け継いで欲しいものです。

誰しもが、灯台下暗しじゃないでしょうか。見慣れたものは、無くなるまでその有難味が分らないものです。
きっと、皆さんも、撮り逃したものの話をさせれば、尽きることはないと思いますよ。(笑)
  1. 2017/07/24(月) 23:23:56 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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拙ブログに掲載する写真、記事に関する著作権は放棄しておりませんので、無断使用、転載等はお控えください。

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