駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

川線の印象 鶴之湯旅館

その一軒宿は変わらず球磨川縁に建っていた
川線の列車が老舗旅館を掠めて通り過ぎる

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2017年4月 肥薩線 葉木

鶴之湯旅館が開業したのは63年前の1954年のことだ。46年前に川線のシゴナナを撮りに訪れた際にも、確かにこの温泉旅館はあった。球磨川と肥薩線川線に挟まれて建つ、特徴ある木造三階建の一軒宿を見落とすはずがない。経営者が体調を崩されたために、10年ほど前から休業状態だったようだが、昨年11月1日に、4代目となるご子息が宿を再開させた。ただ、お一人での再スタートということで、一日一、二組の宿泊しか受けられないようだが、その分アットホームな時間を過ごせそうだ。

この旅館を見ると、増毛の「富田屋」を連想するが、こちらはさらに古く1933年の創業となる。増毛駅前であれば、その歴史から、木造三階建の老舗旅館があっても何ら不思議はない。しかし、この鶴之湯旅館については、なかなか合点がいかない。かつて、ここの球磨川には荒瀬ダムのダム湖があり、その観光客目当てということのようだが、そう言われてもピンとこない。球磨川温泉の温泉宿というが、どんな温泉が何所に湧いているかも分らない。まだまだ、知らないことが多い、謎めいた老舗温泉旅館だ。

一泊二食付きで5900円。連絡先は0965-45-8050。SL人吉撮影の宿にどうだろうか。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2017/07/06(木) 00:30:00|
  2. 肥薩線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

川べりに建つ一軒湯宿。有名温泉地並みの立派さに驚きました。今のような観光温泉ではなく、湯治客が多かったのではないでしょうか。宿代わりになる夜行列車がなくなった今、こう言う老舗旅館を味わうのもいいですね。二食付きでこの料金とは、とても良心的に感じました。
  1. 2017/07/06(木) 14:34:17 |
  2. URL |
  3. hmd #-
  4. [ 編集 ]

老舗旅館

これは渋い!内部はどういう造りなのかも興味津々です。肥薩線沿線もなかなか奥深いですなあ。
九州はいろいろ大変なようですが、来年辺りひとつと背中を押されるようです。
  1. 2017/07/06(木) 21:19:37 |
  2. URL |
  3. 風太郎 #ORZvdv76
  4. [ 編集 ]

大雨災害

こあらまさま

せっかく直したばかりの久大本線がまたもや不通になってしまいましたね。
「線状降雨帯」は一度ならず二度までも九州と中国地方に災禍を齎して、
やはり余りにも我儘過ぎる人類に地球が怒っているのでしょうか!?
  1. 2017/07/06(木) 22:13:22 |
  2. URL |
  3. 狂電関人 #vqoLnCUQ
  4. [ 編集 ]

老舗旅館の由緒

hmdさん、

この老舗旅館の経緯を知りたければ、もう泊まってみるしかありませんね。
この地にしては異様な大きさの旅館ですから、意外な事実が隠されているかもしれません。
葉木駅から1kmですから、球磨川温泉の秘密を解明されてみては如何ですか。
確かに料金が安いですね。この値段はある全国紙に掲載されたものですが、確かめる必要があるかもしれません。
私のような年代になると、もし夜行列車があったとしても、もう昔のようには続きませんよ。(笑)
  1. 2017/07/06(木) 23:45:43 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

ディスカバー九州

風太郎さん、

なかなかの迫力ある木造三階建てです。今の時代には色々な面で絶対に建てられない代物です。
肥薩線に限らず、九州には目を引く古いものが数多く残されています。歴史ある温暖な土地柄だからでしょう。
北の風雪に浸食されれば、コンクリートであってもタウシュベツ川の橋梁のようになってしまいますからね。
昔は、北海道と九州にかわるがわるに行っていましたが、このところ北海道優勢で、偶の九州は大変新鮮でした。
今は気象が激しいですから、北にせよ、南にせよ、季節を選ばないと大変な目に遭いそうです。
  1. 2017/07/06(木) 23:47:34 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

天の怒り

狂電関人さん、

昨年は、根室本線を狩勝から古瀬まで撮りましたが、その直後の大雨でズタズタに。
新得駅構内の下新得川橋梁の横の踏切にも立ったのですが、まさか流されてしまうとは。
今年は、日田にも、宝珠山にも、添田にも行きました。それが、こんなことになってしまいました。
夜明の駅は無事でしょうか。震災で豊肥線は未だ不通。そして久大線まで。縦断路線の受難の時代です。
荒れ狂う気象は、便利さに現を抜かす人の営みへの怒りでしょうか。もっとエコに生きないと短命に終わるかもしれません。
  1. 2017/07/06(木) 23:49:16 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
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Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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