駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

川線の印象 雨降りの駅

激しい雨の中、特急「かわせみ やませみ」が到着した
かつての賑わいが漂う坂本駅も、いまや無人駅だ

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2017年4月 肥薩線 坂本

梅雨入りしたが、あまり雨が降らない。梅雨前線は南に遠く離れ、列島になかなか北上してこない。以前は梅雨時の雨はしとしと降るものだったが、温暖化の影響なのか、空梅雨のような顔をしていて、末期に集中豪雨というのが近頃の降り方だ。今年も、雨の季節だというのに、水不足で我が家の野菜の生育は遅れ気味だ。気象庁のホームページの季節現象の説明には、空梅雨は「梅雨期間に雨の日が非常に少なく、降水量も少ない場合をいう。」とあり、梅雨とは「晩春から夏にかけて雨や曇りの日が多く現れる現象、またはその期間。」とある。つまり、梅雨入り早々から空梅雨ということはおかしく、まだ梅雨ではないということだろうか。

一転、桜の時期の九州では、よく雨が降った。それも大降りだ。川線の旅の初日は、土砂降りの一日となり、球磨川沿いの集落は雨に煙っていた。八代から人吉へと向かったが、朝方は特に雨が酷く、八代から一つ目の段と二つ目の坂本では、我慢の駅撮りとなった。乗客の少ない肥薩線ではあるが、そこは九州、両駅の周りにはかなりの民家数の集落がある。特に坂本は西日本製紙坂本工場の通勤客と貨物輸送で栄えた駅だ。かつては写真の中に少なくとももう2線は存在していたはずだ。立派な駅舎は往時の賑わいを今に伝えている。雨の中「かわせみ やませみ」がホームに入ってきたが、特急列車の停車駅ですら無人駅という時代になってしまった。


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2017年4月 肥薩線 段


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2017/06/14(水) 00:30:00|
  2. 肥薩線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

桜の九州

いい感じのカーブに濡れた板壁が重厚な駅舎ですね。
往年を知らないのが幸いか、今でも雰囲気を感じます。
駅舎についてはやはり積雪地は壊滅的で、西日本に軍配が上がるようですね。
桜の時期の九州を一度攻めなければと煽られてしまいます。
  1. 2017/06/14(水) 22:44:49 |
  2. URL |
  3. 風太郎 #ORZvdv76
  4. [ 編集 ]

駅と桜

風太郎さん、

坂本駅の雰囲気はよく温存されています。重厚な木造駅舎と美しいカーブのホームは相変わらずです。
ただ、左側のホームは元は島式で山側にもう1線あり、現在の上下線の間には通過線が1線ありました。
写真的には、現在の2線の方が、すっきりしているかもしれませんね。
それにしても、肥薩線の木造駅舎は風格があります。何所も無人駅ですが、地域に大切に守られています。
北の駅舎は、厳しい気象条件に加え、守る人手も希薄で、多くがプレハブか貨車に化けたんでしょうね。

やはり、日本の駅には桜は付ものですから、桜が咲いていることに越したことはありません。
人出もそれ程ではなかったので、是非とも桜の季節に真っ向から勝負してみてください。
  1. 2017/06/15(木) 01:54:40 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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