駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

雪の飯山線2017 千曲川水鏡

千曲川の朝霧が晴れて、きれいな青空が広がった
川面にその姿を映しながら、単行列車が河岸段丘を往く

80008405.jpg
2017年3月 飯山線

千曲川の段丘に沿って集落が点在し、街道が走っている。例によって鉄道は最上段に構えている。飯山線や只見線でよく見掛ける風景であり、日本の鉄道の原風景の一つではないだろうか。その集落の家並みを眺めていると、屋根に雪が残っている家屋がぽつぽつとある。数日間まとまった雪が降っていないので、大概の家では屋根の雪は落ち切っている。雪が残っているのは、どうやら空き家のようだ。写真中央の赤い屋根のお宅の一部にも雪が残っており、どうも人気はなさそうだ。

秋田出身の知り合いがいるが、彼は実家で一人暮らしの母親を、雪のシーズンだけ埼玉の自宅に住まわせるということを、もう何年も続けている。そのお袋さんも老いには勝てず、観念しているようだ。ただ、雪下ろしや雪かきが出来なくなった家の傷みは、相当に激しいとのことだ。雪国の家屋は、それなりに頑丈に建てられているが、それでも手入れを怠れば、雪の重さと湿気は容赦なく木造の家を蝕んでいく。一つまた一つと雪の消えない屋根が増えていくというのは、集落の危機を表す赤信号だ。


スポンサーサイト

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2017/03/14(火) 00:30:00|
  2. 飯山線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<夕日のタンカー | ホーム | 雪の飯山線2017 薄暮の頃>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://koarama101.blog.fc2.com/tb.php/414-9c306fc9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

著作権について

拙ブログに掲載する写真、記事に関する著作権は放棄しておりませんので、無断使用、転載等はお控えください。

なお、拙ブログへのリンクは自由です。

最新記事

最新コメント

リンク

月別アーカイブ

最新トラックバック

カテゴリ

小海線 (100)
飯山線 (20)
宗谷本線 (13)
天北線 (1)
興浜北線 (1)
深名線 (1)
石北本線 (7)
渚滑線 (2)
湧網線 (1)
相生線 (2)
釧網本線 (3)
根室本線 (2)
池北線 (1)
広尾線 (2)
留萌本線 (7)
札沼線 (1)
函館本線 (36)
室蘭本線 (6)
千歳線 (1)
日高本線 (3)
江差線 (11)
大湊線 (4)
津軽鉄道 (1)
五能線 (2)
八戸線 (3)
花輪線 (1)
三陸鉄道 (2)
釜石線 (8)
秋田内陸縦貫鉄道 (2)
由利高原鉄道 (1)
米坂線 (2)
磐越西線 (1)
日中線 (3)
只見線 (43)
真岡鐡道 (14)
東北本線 (1)
総武本線 (1)
中央東線 (3)
東海道本線 (2)
八高線 (8)
秩父鉄道 (7)
西武池袋線 (1)
西武山口線 (1)
江ノ島電鉄 (10)
箱根登山鉄道 (3)
御殿場線 (2)
岳南電車 (6)
中央西線 (1)
関西本線 (2)
宮津線 (1)
山陰本線 (22)
播但線 (1)
姫新線 (3)
津山線 (1)
芸備線 (6)
木次線 (1)
三江線 (3)
山口線 (5)
日豊本線 (14)
筑豊本線 (7)
日田彦山線 (1)
後藤寺線 (1)
田川線 (2)
唐津線 (3)
松浦線 (3)
佐世保線 (1)
大村線 (1)
長崎本線 (2)
久大本線 (2)
豊肥本線 (2)
高森線 (2)
肥薩線 (14)
くま川鉄道 (1)
日南線 (2)
指宿枕崎線 (2)
写真集・書籍 (4)
鉄道模型 (1)
ご挨拶 (0)
はじめまして (3)
未分類 (0)

写真に写った方々へ

鉄道は人を運び、人に見送られ、人に支えられています。時として人が主役になります。

撮影の際には、なるべくご了解を頂くようにはしておりますが、そうできない場合もあります。写った方々と見る方々が不快に思われないようなものに限っていますが、ご本人やそのご関係者の方で、掲載に不都合がある場合には、メールでご連絡ください。 また、登場する鉄道員の方をご存知でしたら、差し支えがなければご紹介ください。

こあらまへのメール

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

ご来場者累計

RSSリンクの表示

QRコード

QR