駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

岳鉄駅巡り 小さなお客さん

端正な住宅街の駅には子供たちの歓声があった
朝日を浴びて雪を頂いた冬の霊峰が鮮やかだ

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2017年2月 岳南電車岳南線 神谷

岳南電車岳南線は、静岡県富士市の東海道本線吉原駅から市内の岳南江尾駅を結ぶ9.2km、10駅の小さな電気鉄道だ。20~30分間隔で単行の電車が往復している。朝夕や催事があるときには2両編成も見られる。その名の通り、各駅から北方に富士山が眺められるのが、この鉄道の売りの一つだ。JRのローカル線と同様に、地方私鉄の経営も厳しさを増す一方で、路線は減るばかりだ。地方私鉄には、国鉄からJRへの官製鉄道の系譜とはまた違う、地域性豊かな表情がある。この路線も、存続問題を常に抱えているが、何とか踏みとどまっている。そんな岳鉄の各駅を巡ってみた。

ローカル線での通学風景と言えば高校生が主で、その地域の中核となる町へ向かうことになる。地域密着が原則の小中学校の児童・生徒を見かけることはあまりない。ましてや、幼稚園や保育園の園児の姿を目にするのは、遠足の時ぐらいのものだ。しかし、駅間が極めて短く長閑なこの小さな鉄道には、幼子の通園風景があった。この後、10人を越える園児たちが集団で現れ、駅は子供たちのはしゃぎ声で一杯になった。多分、一駅か二駅先の園に向かうのだろう。親御さんらにとっては送り迎えが大変だろうが、マイクロバス代わりの電車通園も微笑ましいものだ。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2017/02/20(月) 00:30:00|
  2. 岳南電車
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

こあらま様
超短距離路線は、鉄道ファンからあまり注目されない傾向がありますが、
地元密着の町民鉄道が多いので、個性が強く、意外と奥が深いと感じます。
個人的には、バス代わりな感じがして面白いです。
>深浦 今ほどに観光しなかったので、流石に・・・。
しかし、今の旅スタイルのきっかけだったかもしれません。
また、津軽鉄道訪問を諦めざるをえませんでした(汗)
  1. 2017/02/20(月) 19:45:16 |
  2. URL |
  3. hmd #MjfzkNmc
  4. [ 編集 ]

日本夜景遺産

hmdさん、

この鉄道は工場夜景が有名なため、夜まで粘ってみましたが、残念ながらスカでした。
製紙業のプラントは、川崎や四日市の化学プラントのような明るさは在りませんでした。
どうも、ライトアップの日があるようで、眩いのはその特別な日だけのようです。
それでも、富士山が眺められる工場地帯の小さな鉄道を味わえて面白かったですよ。
列車は20~30分間隔ですから、深浦のようなことにはなりません。
まあ、色々ある深浦だったらいいんじゃないですか。ただ、津軽鉄道は痛かったですね。
これまで、不通になった轟や田子倉などから、ヒッチハイクで脱出なんてこともありました。
  1. 2017/02/20(月) 23:08:41 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

岳南。

こあらまさま

電関人も、貨物の最晩年に一度行ったきりで富士山も見えず、消化不良のままなんです。。。
  1. 2017/02/21(火) 18:44:45 |
  2. URL |
  3. 狂電関人 #vqoLnCUQ
  4. [ 編集 ]

富士の見える駅

狂電関人さん、

貨物が無くなって5年が経ち、引込線も大分剥がされてしまい、面白さも半減してしまいました。
富士市の補助がなくなれば万事休すですが、支援に反対する市民も居られるようですから、ちょっと心配です。
岳南富士岡の本線横に機関車が並べてありますが、錆が目立ってきました。
富士山狙いで快晴の日に出掛けましたので、富岳は一日ばっちりでしたよ。
  1. 2017/02/21(火) 21:48:10 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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