駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

小入川橋梁の朝

小入川沿いの集落に、遅い朝日が当たりだした
厳しい風雪の季節を前にした、穏やかな朝の眺めだ

80007131.jpg
2016年10月 五能線 岩館

真っ先に消えてしまうのではと気掛かりだった五能線だが、喜ばしいことに観光路線として立派に生き延びている。旅サイトでのローカル列車の旅のランキングでは、常に上位を占める定番の観光路線になっている。これも、「リゾートしらかみ」を運行する秋田支社の観光開発の努力の賜物だろう。「五能線の旅」を標榜する多くのツアーが企画され、夏休みなどは切符の入手が難しいというから大した人気のようだ。絶景海岸を往く五能線のイメージは、広く世間に定着したようだ。

ただ、ヨンマルの普通列車に限ると、海岸沿いの撮影の核心部である岩館-鯵ヶ沢間は、やはり第一級のローカル線と云える。朝晩の通学シフトのダイヤでは、おいそれと途中下車は出来そうもない。轟も人気の秘境駅ということだが、余程の風流人でない限り、次の列車までの待ち時間は辛いものになるだろう。五能線と並行する国道101号線が立派になってしまったので、轟も風合瀬も大戸瀬も秘境感が薄れてしまっているが、今風の秘境駅にはちょうどいいのかもしれない。

この小入川橋梁も久しぶりだが、山側に架かる国道橋の袂には、真新しい立派な駐車場が出来ていた。この有名撮影ポイントを訪れるファンのために、秋田県がわざわざ整備したものだ。観光客を意識しているかは定かではないが、大海原と年代物の橋梁を鑑賞するのも悪くはないはずだ。撮り鉄屋も社会的に認知されたのか、それとも路駐防止のためなのかは分らないが、都合の良い環境が整ったことには感謝したい。朝日なら順光になるやもと思ったが、やはり逆光だった。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2017/02/14(火) 00:30:00|
  2. 五能線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

小入川橋梁

こあらまさま

ここへは雪のシーズンしか行ったことが無く、
違うシーズンの写真を見るとまるで違う場所のようです。
五能のヨンマルもその終焉がひたひたと忍び寄ってきているような気がして
今年中に出かけたい3本指の一つです。
  1. 2017/02/14(火) 18:37:38 |
  2. URL |
  3. 狂電関人 #vqoLnCUQ
  4. [ 編集 ]

ヨンマル路線

狂電関人さん、

有名ポイントもたまにはいいもんです。有名なだけあってそれなりの眺めです。
ただ。五能線はやっぱりモノクロームの冬が旬じゃないでしょうか。この季節では物足りません。
この翌日は一転して暴風雨の荒波になり、五能線らしくなったものの、ダイヤが乱れ大変でした。
JR東のヨンマルは、そろそろ先が見えてきた感じですね。五能線も時間の問題なのでしょう。
  1. 2017/02/14(火) 21:56:09 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

こあらま様
東能代からは暫く内陸側を走り、日本海が少しずつ見えてくる感じは、
深浦までの良い感じの自然の演出のようにも感じます。
海岸まで切り立つ山谷の鉄橋は、大鉄橋ではないですが、車窓からもハッとしますね。
昼間の列車本数が少なすぎるのが困るのですが、事情を鑑み、指定席券購入の上、
リゾート列車の立席乗車も認めていますね。特例と思いますが・・・。
うちは、深浦で5時間も観光して、時間調整をしたことがあります(笑)
  1. 2017/02/14(火) 22:50:15 |
  2. URL |
  3. hmd #MjfzkNmc
  4. [ 編集 ]

ローカル線時間

hmdさん、

この鉄橋は湾を回り込んだところにありますから、確かに車窓からもよく眺められます。
歴史ある旅情豊かな鉄橋もいいのですが、岩館の集落も見学すると面白いですよ。
平地が殆どないため、海沿いと小入川沿いに、嘘のように家が建て込んでいます。
この川沿いにある家は、実は海縁から押し出されたものだったんです。
今のローカル線は昼間の列車があまりにも少ないので、旅人には酷です。
数時間の自由時間は、ローカル線の旅人であれば、退屈するどころか楽しい時間の筈です。
それが7時間とか8時間とかになってしまうと、困ったことに旅が成り立たなくなってしまいます。
深浦はそこそこの町ですから、hmdさんの探索には5時間は決して長くはなかったのでは・・・。
  1. 2017/02/15(水) 01:33:26 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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