駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

一瞬の彩

日没間際に不気味なほどに雲が色付いた
一瞬の彩は直ぐに灰色の雲へと戻っていった

80002716.jpg
2015年10月 飯山線

最近では、電柱や電線などの邪魔物が少々あっても、構わずシャッターを切ることにしている。以前はなるべく外そうと腐心していたが、そのために撮りたいものが霞んでしまうのも癪だ。人里を走っていれば、それなりのものが写り込むのは避けられなし、それが自然なのかもしれない。まずは撮ってみることにしている。フィルムではそうはいかなかったが、デジタルでは気に食わなければ消去すればいいだけだ。精緻主義で風景画を撮っていた頃に比べ、写真が雑になったのではというご指摘も頂戴するが、それが進化なのか、退化なのかは本人にも分からない。そういえば、三脚の出番もグッと少なくなった。画一的なアングルの俯瞰などでは役立つが、動きのある被写体に対してカメラを固定するなど自殺行為だと悟ったからだ。それに、カメラ機材の高性能化で、より手持ちで行ける範囲が広がっていることも確かだ。何れにしても、感性重視の自由な撮り方になっている。ただ、その成果が上がっているかはいささか疑問だ。機材が良くなった分だけ、撮る人の感性がより問われる時代になったということだろう。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/10/28(金) 00:30:00|
  2. 飯山線
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  4. | コメント:2
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コメント

もっと自由に

私もかつてはブローニーカメラを最少まで絞り込んで風景を撮っていました。
当時は低感度フイルムでしたし当然ながら99.9%三脚使用。
止むを得ぬものであったにせよ、そこにはどこか死んだ空気が写っているように感じる事もありました。
今は99.9%手持ち撮影です。機材の発達もありますが生来の横着もあり。
しかし手持ちのフレームに映る空気は生きているという気がします。
鉄道も人も自然も常に動いて息をしているもの、そんな息遣いをつかまえたいならカメラも心ももっと自由であるべきなのでしょう。
  1. 2016/10/28(金) 22:59:09 |
  2. URL |
  3. 風太郎 #ORZvdv76
  4. [ 編集 ]

予期せぬ一瞬のために

風太郎さん、

そうなんですね。何物も変化し続けているもので、本当に素晴らしい一瞬は予期せぬものです。
そんな何時何所に現れるか分らない瞬間を捉えるのが、写真の醍醐味かもしれません。
カメラが固定されているために、何度も苦渋を味ってきましたので、手持ちの一台は欠かさないことにしています。
低感度フィルムで絞りに絞って考え抜いた構図で風景を撮る。これはこれで悪いものではないと思いますが、
精緻と安定を求めた絵葉書的な写真には、何か空々しく、心動かされることが少なくなってきたことは確かです。
手持ちが主流になったのは、技法が変化したというよりは、求めるものが変わって来たということでしょう。
一瞬の煌めきや、心温まる情景は、自由なカメラアイからしか得られないものです。
ただ、確かに面倒くさいというのも多分にありますけどね。
  1. 2016/10/29(土) 01:29:01 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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