駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

秋の気配

千曲川に沿う集落も秋の気配に包まれた
尾花が輝く路を飯山線のキハが往く

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2015年10月 飯山線

二十四節季のひとつに「立秋」があるが、定気法では太陽黄経が135度のときを言い、日が決まっているわけではなく、2016年は8月7日だった。暑さが盛りの最中に、秋でもないだろうと思うが、暑さが頂点に達し、そこからは少しずつ涼しくなっていくということらしい。立秋後は「残暑」というわけだ。猛暑が続いてきた8月もまもなく終わるが、やっと秋の気配が感じられるようになってきた。栗の実も落ち始め、空には絹雲が流れ出した。白菜や大根などの秋野菜の種蒔きも終えた。秋から冬にかけては、旅をするには気持ちのいい季節だ。旅の作戦を練るのも楽しい時期になった。

今秋は飯山線をC11が走るが、どうもJR東日本の信濃川の不正取水問題が尾を引いているようだ。東京の中央線や山手線などは、信濃川発電所から供給される電力で運行されている。取水量を減らされれば、ラッシュ時の間引き運転を迫られるという。JR東日本にとって総電力の4分の1を賄う信濃川の水利権の確保は死活問題だ。それで関係自治体の矛先が少しでも収まるのであれば、飯山線に蒸気を走らせることなどお安いものだ。東日本大震災の際の福島発電所、少雨が続いた際の利根川水系のダム群、不正取水が発覚した際のJR信濃川発電所などなど。東京だけで生きていけると思ってはいけない。


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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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