駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

汽車を待つ 上三田

石州瓦の立派な建屋を横目にタラコのキハが往く
列車が着く頃、おじさんのビールもなくなる頃だ

80004296.jpg
2016年4月 芸備線 上三田

上三田は、広島から30km程のところにある、広島市安佐北区の「広島市内」エリアの芸備線の駅だ。ちょっと見には、列車がなかなか来そうもないローカル駅のような佇まいだが、どうして上下毎時1本程度の列車設定がある。三次と広島は結構人の行き来があり、中間駅はその恩恵を受けているようだ。この沿線も、赤い石州瓦の立派な民家や寺院が目につく。地域格差などと云われるが、住環境に限れば、地方の方が圧倒的に優位だ。

JR西日本はキハ40系の宝庫で、旧国鉄から257両が承継され、現在も254両が在籍している。ここ芸備線の広島―三次間の大半の列車も、新山口所属のキハ40、キハ47で運行されている。昼の時間帯の各停はキハ40の単行が多い。何時もは小海線のキハ110系ばかり見ているので、タラコのキハ40系は新鮮だが、さすがにこれだけ多いと、色違いも見たくなるというものだ。

ホームのベンチで、おじさんが缶ビールをチビチビ飲みながら汽車を待っていた。やって来たキハ40の単行といい、草の生えた道床といい、どう見ても、「市内エリア」とは思えない長閑な眺めだ。「車窓&ラガー」、「三脚&ラガー」という取り合わせは、この世界の重鎮の専売特許だが、運転手のいない小生としては、羨ましい次第だ。夕方の新幹線ホームのキヨスクでの売れ筋は、ビールとつまみというから、列車にビールは付き物のようだ。


スポンサーサイト

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/08/02(火) 00:30:00|
  2. 芸備線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<海の街道 | ホーム | 狩勝を往く>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://koarama101.blog.fc2.com/tb.php/301-386adbc3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

著作権について

拙ブログに掲載する写真、記事に関する著作権は放棄しておりませんので、無断使用、転載等はお控えください。

なお、拙ブログへのリンクは自由です。

最新記事

最新コメント

リンク

月別アーカイブ

最新トラックバック

カテゴリ

小海線 (99)
飯山線 (20)
宗谷本線 (13)
天北線 (1)
興浜北線 (1)
深名線 (1)
石北本線 (7)
渚滑線 (2)
湧網線 (1)
相生線 (2)
釧網本線 (3)
根室本線 (2)
池北線 (1)
広尾線 (2)
留萌本線 (7)
札沼線 (1)
函館本線 (36)
室蘭本線 (6)
千歳線 (1)
日高本線 (3)
江差線 (11)
大湊線 (4)
津軽鉄道 (1)
五能線 (2)
八戸線 (3)
花輪線 (1)
三陸鉄道 (2)
釜石線 (8)
秋田内陸縦貫鉄道 (2)
由利高原鉄道 (1)
米坂線 (2)
磐越西線 (1)
日中線 (3)
只見線 (41)
真岡鐡道 (14)
東北本線 (1)
総武本線 (1)
中央東線 (3)
東海道本線 (2)
八高線 (8)
秩父鉄道 (7)
西武池袋線 (1)
西武山口線 (1)
江ノ島電鉄 (10)
箱根登山鉄道 (3)
御殿場線 (2)
岳南電車 (6)
中央西線 (1)
関西本線 (2)
宮津線 (1)
山陰本線 (22)
播但線 (1)
姫新線 (3)
津山線 (1)
芸備線 (6)
木次線 (1)
三江線 (3)
山口線 (5)
日豊本線 (14)
筑豊本線 (5)
後藤寺線 (1)
唐津線 (3)
松浦線 (3)
大村線 (1)
長崎本線 (2)
久大本線 (2)
豊肥本線 (2)
高森線 (1)
肥薩線 (11)
日南線 (2)
写真集・書籍 (3)
鉄道模型 (1)
ご挨拶 (0)
はじめまして (3)
未分類 (0)

写真に写った方々へ

鉄道は人を運び、人に見送られ、人に支えられています。時として人が主役になります。

撮影の際には、なるべくご了解を頂くようにはしておりますが、そうできない場合もあります。写った方々と見る方々が不快に思われないようなものに限っていますが、ご本人やそのご関係者の方で、掲載に不都合がある場合には、メールでご連絡ください。 また、登場する鉄道員の方をご存知でしたら、差し支えがなければご紹介ください。

こあらまへのメール

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

ご来場者累計

RSSリンクの表示

QRコード

QR