駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

かま替え

昔も今も、蒸気を整備することの大変さは一緒だ。
火床整理に給水、給炭。油も差してあげないとね。

20004310.jpg
2015年1月 真岡鐡道 茂木

茂木に到着した「もうか号」のC11は、転車された後、折り返しに備えてさっそく整備に入ります。この路線には、大した勾配もなく、距離も走っていませんが、3人掛りで入念な火床整理、給水、注油がなされています。さすがに復活蒸気は大切にされていますね。丁寧な作業です。ただ、こういう作業を見ている人は、意外と少ないです。

火床整理は、現役当時、よく「かま替え」と呼ばれていましたが、燃焼中に火格子上にたまった灰やクリンカを取り除く作業のことを言います。簡単に言えば、途中で落とすことが出来ず、ためこんでいた炭殻を落とし、火室も綺麗にしてやることです。これは失礼。皆さんには、釈迦に説法でしたね。

冬の北海道での、夜の大型蒸気の「かま替え」は迫力がありました。雪明りの中で見る、こぼれ落ちる赤い石炭は、まるで製鉄所の銑鉄のようでした。これが、重連客レともなると、かま替えそのものが見所の一つでした。

C623ニセコ号の復活運転が終った時、関係者の方が再三訴えていましたが、やっぱり蒸気を維持することを簡単に考えてはいけません。

 
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  1. 2015/02/05(木) 03:12:46|
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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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