駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

春色只見線 その8 田子倉深山幽谷

田子倉は人里離れた深山幽谷にある
通る列車も一日3往復、早くも最終列車となった

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2016年5月 只見線

田子倉トンネルの出口から漏れてくるであろう列車の走行音を聞き逃すまいと、ひたすら耳を傾け、列車がトンネルを抜けるのを待った。その音は静まり返った田子倉湖の湖上を渡って響いてきた。現れたキハは勾配がきついのか意外とゆっくりだ。想定は湖面に映る車内灯だが、前照灯が映るとは予想しておらず、嬉しい誤算だった。鉄橋の背後に薄らと六十里越の国道252号線が見える。冬には谷は雪崩の巣になり、スノーシェッドとトンネルでガードはされているが、積雪期は通行止めになる。さらには、この区間は生活道路ではないので、二輪車は通行禁止だ。落石が多い山道に、コーナーリングを楽しむライダーでもやってきたら、安全は保障できない。こんな道で谷に転落されても、救出はおろか発見するのも困難だ。それ程この六十里越は人里離れた峻険な場所を通っている。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/07/09(土) 00:30:00|
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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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