駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

青葉の山陰線を往く その1 旅の始まり

京都からの電化区間が途切れると、いよいよ日本海の眺めが開けてくる
美しい海岸線を巡る、山陰線海線の旅が始まる

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2016年4月 山陰本線 竹野

山陰本線は京都-幡生間の673.8kmの日本最長の在来線だ。以前は東北本線の739.2kmが一位だったが、東北新幹線の延伸により、一部が第三セクター化されたため、山陰本線が首位の座に浮上した。京都口の京都-城崎温泉間と、伯備線が乗り入れる伯耆大山-西出雲間は電化されているが、その他はローカル風情の非電化単線区間が続く。竹野以西は山陰海岸に沿って走る、日本海と夕日が美しい風光明媚な海線だ。

山陰線には、現役蒸気の頃に、京都口と西部に何回か訪れたことがあるが、その後は別目的の旅行で通り掛かるだけだった。今回、40数年ぶりに山陰線撮影を主目的とした旅に出た。兵庫県豊岡市の竹野から、山口県長門市の飯井までを巡ったが、何せ長い路線のため、細かく探っていては旅が終らない。それでも撮影箇所は結構な数に及んだ。途中に中国山地のローカル線などで中休みを入れながら、要所を掻い摘んでお伝えしようと思う。

旅はこの竹野から始まる。京都を出た列車の車窓に、最初に日本海が映る場所だ。以前は竹野町が存在したが、今は城崎町も含めて豊岡市に合併している。竹野は漁業の町だが、中心街と駅は田園が広がる内陸にちょっと入ったところにある。春本番の陽気で瑞々しい緑の風景が広がっている。竹野を出た列車は直ぐに、美しい日本海の広がる竹野海岸へと飛び出していく。ここから、延々と続く海線としての山陰線の旅が始まる。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/05/02(月) 00:41:53|
  2. 山陰本線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

山陰とは

とても楽しみなシリーズですね。
波根・田儀・小田、折居・三保三隅・岡見・鎌手、
宇田郷、玉江・三見・飯井、そして飯浦・戸田小浜などなど。私も40年以上ご無沙汰の地です。
期待してしまいますね。
  1. 2016/05/02(月) 22:25:45 |
  2. URL |
  3. マイオ #pcU4xDNY
  4. [ 編集 ]

山陰シリーズ、いよいよはじまりましたね。
かつて訪れた土地、いまはどんなふうになっているのでしょう。
かわったもの、かわらないもの。
遠い記憶をひもときながら、2016年の旅日記、楽しみにしています。
  1. 2016/05/02(月) 23:21:37 |
  2. URL |
  3. まこべえ #2XsKFzVg
  4. [ 編集 ]

センチメンタル山陰線

マイオさん、

色々と駅名を挙げていただき、ありがとうございます。
全部とはいきませんが、かなりの場所をお伝えできると思います。
何故か山陰線の駅名はよく覚えています。風情のある駅ばかりでしたからね。
ただ、あまり期待しないでくださいね。時間も列車も少なかったもので。
マイオさんは山陰線には造詣が深いんでしたよね。
きれいな海と海岸線は健在でした。駅舎も結構昔のままです。
もし、マイオさんが山陰詣でをお考えになうようであれば、この企画は成功ということで。
  1. 2016/05/03(火) 03:12:42 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

遠い記憶を探しに

まこべえさん、

行きに小浜、丹鉄、山陰、帰りに中国山地の山口、芸備、三江、木次、姫新、津山、因美、播但の各線と欲張りました。
多分、まこべえさんは現役時代に殆どの路線を訪れているんじゃありませんか。
山陰線をやりながら、その他の線を挟んでいこうと思います。
一番変わったと思うのは、備後落合です。今や、殆ど列車の来ない山中のひっそりとした無人駅です。
あの蒸気が屯する、終夜営業の基幹駅が、殆ど乗降客のない無人駅になっているのですから驚きです。
実は、山陰線よりも、中国山地のローカル線の変遷の方が興味深いかもしれません。
随分と時間が経ち、昔の面影も少なくなっているかも知れませんが、また行ってみたいと思えるような記事になるといいのですが。
  1. 2016/05/03(火) 03:15:31 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

おはようございます

大型連休、いかがお過ごしでしょうか?
長旅お疲れさまでした。
春先のちょうど良い時期に中国地方全般を巡られたとは羨ましいかぎりです。私もやってみたいなぁとは思いますが、なかなか...。

おっしゃるとおり、かつて活況を呈した中国山地の各路線をご存知の世代の方から見ると、その凋落ぶり(人の気配がなくなったという意味で)は衝撃ではないかと思います。

比較的最近(ここ20年くらい)通って撮っている私でさえ、当初と比べて利用者の数の減少、駅の衰退(無人化や棒線化、待合室の撤去など)を目の当たりにしており、年々寂しくなってきているのを実感している訳でして...。

私の知らない当時のことをご存知のこあらまさんならではのお写真等、また拝見させてくださいね。楽しみにしております。
  1. 2016/05/03(火) 09:13:57 |
  2. URL |
  3. 山岡山 #xCEEU8KE
  4. [ 編集 ]

念願のローカル線

山岡山さん、

ご多分に漏れず、中国地方のローカル線も、山間部がどんどん過疎化している感じですね。
被写体に立派な古民家を見つけたと思えば、よく見ると朽ちかけた廃屋だったりしました。
JR西日本も、山間部の廃線の検討を何度も表明していますが、一応黒字会社なので、そう簡単にはいかないようです。
ただ、運行本数が本数ですから、何時かは、可部線のように山間部がなくなり、都市部は電化ってことなんでしょう。
近い将来、鄙びた山間を ノロノロ走る気動車も、日本の故郷のような集落も見られなくなってしまうのでしょうか。

今回はどんなところになったのかを広く探るのが目的でしたから、次々と転戦してしまいました。
良い場所ですから、山間部の危機感もあって、早くも次回は的を絞ってじっくり撮りたいなんて思ってます。
まともに撮ろうと思ったら、1日5本位が限度だと思いますから、逆に備後落合は撮影にはいい場所かもしれません。
この地をホームにされている山岡山さんには、物足りないアングルばかりかもしれませんが、ご勘弁ください。

ゴールデンウィークも半ばですが、今日は西日本は荒れ模様ですから安息日ですか。
こういう時期ですから、各地で色々な行事があったりするんでしょうね。鯉幟も見頃でしょう。
小生は放ってある畑を何とかしないと野菜がありません。
  1. 2016/05/03(火) 12:47:08 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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