駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

千曲川橋梁の四季「雪景色」

人知れず佇む山間の鉄橋。静かな時間が流れ、ゆっくりとだが、留まることなく季節が巡って行く。
吹雪が去り、薄日が差してきた。雪化粧した木々が列車を迎えた。

80001010.jpg
2015年1月 小海線

この鉄橋は、小生が定点撮影しているうちの一箇所だ。この鉄橋の季節の移り変わりを、今後定期的にお届けしたい。初回は、「雪景色」だ。吹雪が去った後、木立は皆雪化粧し、渓谷は静けさに包まれた。雪景色の中をキハ110が野辺山の高原地帯へ登って行く。

この千曲川は、川上村の秩父山塊の甲武信ヶ岳を源流とし、新潟県に入って信濃川と名を変えて、新潟市で日本海に注ぐ日本一長い川だ。小海線の信濃川上以北はこの千曲川に沿って小諸を目指すことになる。さらに下流の豊野以北はJR東日本長野支社の兄弟非電化ローカル線の飯山線がこの川に沿うことになる。蒸気時代、小海線の夏場の野菜列車のために、飯山線や七尾線のC56が借り出されたものだ。

この場所にやって来るのは、少なくなった本流の大物イワナ、アマゴを狙う渓流の釣り師が大半で、撮り鉄はその形跡しか見たことがない。ここの渓流釣りの解禁は2月16日と早いが、早期に居付きの大物を手にすることは至難の業だ。また、太公望達が冬の川を遡って来ることだろう。ここに限らず一帯は有害鳥獣(鹿・猪)の駆除がなされているので、服装とワナには注意したい。

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  1. 2015/01/23(金) 16:58:58|
  2. 小海線
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コメント

川の流れ

モノトーンが美しい、なかなか秀逸な撮影地ですね。佐久広瀬辺りでしょうか。
千曲川~信濃川は、その源流から河口までを追った写真を撮ろうと遠大な計画を立てた事も有ったのですが、
あまりに相手が大きく、途中で断念してしまいました。
川と鉄道、一本の流れの中に暮らしが形作られるところが、どこか似ています。
  1. 2015/01/25(日) 12:15:59 |
  2. URL |
  3. 風太郎 #ORZvdv76
  4. [ 編集 ]

見えない鉄橋

おっしゃる通りの場所です。この辺りの地図を探ると、近在の集落や道路からは決して見えないであろう千曲川に架かる橋梁があることに気が付きます。車だけのロケハンでは見つけられない場所です。周りは落葉広葉樹ですから、すばらしい四季が楽しめます。広瀬集落や海の口集落も風情があり、小海線に残された最後の秘境といったところです。

小生もテーマを決めてのめりこむのは好きです。足しげく通って、初めて見えてくるものは多いです。今年は飯山線沿線にも進出しようと思っていますので、千曲川だけなら何とかなりそうです。ただ、新幹線開業が心配です。
  1. 2015/01/26(月) 00:40:39 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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