駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

日南の門デフ

南国日向灘に沿う日南線に、門デフのC11が走る
背後には、江戸時代からの特産の飫肥杉の造林が広がっている

05806RF16.jpg
1973年8月 日南線 大堂津―油津

現在、大井川鐵道のC11190がイカロス出版とのタイアップで、門デフに付け替えられている。ファンからの要望もあり、現役蒸気終焉並びに大井川鐵道でのC11227の復活運転開始の40周年の企画ということだ。現役時代を九州地方で活躍してきたこの罐が門デフ化されたが、実際には190号機が現役時代に門デフを装備していたことはない。

この門デフは3月末までだが、撮らずに終わってしまいそうだ。門デフというのは好みが分かれるところで、現役時代の九州では、多くの形式で門デフ仕様があったが、細身のパシフィックのC55やC57は人気が高かったようだが、さてC11は。早岐や行橋、宮崎などで見かけた気がするが、印象が薄い。そこで、春めいてきたこともあり、九州の記録を調べていくと、門デフを鑑賞しやすい日南線の画を見つけることが出来た。白線も入って、見栄えはそう悪くない。これなら、復元も在りかと再認識した次第である。

ここ大堂津-油津の橋梁は、山側からのシルエット狙いが定番だが、へそ曲がりにも、朝の2本の貨物を海側から撮っている。もう1本の列車は、橋梁向うの砂浜から岬方向に歩いて、定番の真逆から撮っている。ところが、こちらの画の立ち位置にどうやって辿り着けたかが分からない。この画には後追いがあるので反対側も見られるのだが、どちらの先も波が叩きつける海中に没している。波返しの形状の護岸を降りられるはずがない。この真横にでも降り口でもあったのだろうか。


スポンサーサイト

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/03/19(土) 01:09:24|
  2. 日南線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
<<春の淡雪Ⅱ 雪木立 | ホーム | とびっきりの青空Ⅲ 浅間嶺>>

コメント

こあらまさん、こんにちは。

この鉄橋、よくこの位置から撮られましたね。
私も、へそまがりの一人だったようで、対岸の砂浜からは撮影していますが、さすがにこちら側には行きませんでした。
この部分は、砂浜側から、全景も撮影しています。
それを拡大して見ると、一箇所、ハシゴのような形状の施設(あるいは退避場か)がついている部分があります。
これを降りたのかもしれませんが、ちょっと厳しそうです。
このため、おそらく足を多少ぬらしながら、壁伝いにこちらに渡ったのでしょう。
潮の引き加減によっては、濡れずに渡ることも可能でしたから、壁にへばりつきながら進んだのかもしれませんね。
その甲斐あって岩場を入れた、ほかにない日南線の写真! さすがです。

ところで山北のデゴニ、動いたようですね。
秋には距離をのばして復活披露のこと。
これは会いに行きたいですね。
  1. 2016/03/20(日) 15:35:41 |
  2. URL |
  3. まこべえ #2XsKFzVg
  4. [ 編集 ]

これはこれは

まこべえさんもコメントしてらっしゃいますが、
この立ち位置からの写真は初めて見ます。
確かに降りる口はあるようですが、その降り口まで
どうやって辿りつかれたのか。
私も国道からの逆光シルエットと河口の反対側の
浜辺からの写真はありますが、この岩場に立とうと
いう気はなかったようです。
  1. 2016/03/20(日) 23:32:13 |
  2. URL |
  3. マイオ #pcU4xDNY
  4. [ 編集 ]

朝の順光狙い

まこべえさん、こんばんは。

小生も砂浜側からの画を確認してみましたが、残念ながら、その手前で画が切れていました。
マイオさんからの情報でも、その辺りに降り口があるにはあるようです。
護岸も真横から見ると何となく渡れないこともなさそうです。夏でしたし。
さすがに有名撮影地でしたから、何とか定番じゃないアングルを探そうとしていたんでしょう。
朝の貨物が狙い目の場所ですが、逆光でも、順光でも撮れるいい場所でした。
この場所はカラーの方がいいように思いますが、まずはモノクロの方からアップしてみました。

山北のD52は無事に動いたとのことですね。目出度し。目出度しです。
一旦レバーブロックで40cmばかり後退させて、台枠と車軸の固着を剥がすなんて作業があったようです。
修復作業をされていたのは、後で元機関士の方だったと知りましたが、そんなことならもっと話を伺っておけばよかったです。
山北は汽笛が響きそうなロケーションですから、汽笛だけでも聞きたいものです。
  1. 2016/03/21(月) 03:30:50 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

有名地の昔話

マイオさん、こんばんは。

目利きのマイオさんも、まこべえさんも初めてご覧になった立ち位置の画となると、
ちょっとした希少価値があるやもしれず、嬉しい次第です。(笑)
でも、思うに、やっぱり一番は国道からの逆光シルエット、二番が砂浜で、この画は番外編といったところでしょう。
もし、門デフ探しでなかったら、砂浜側からの画を先にアップしていたことでしょう。
ただ、砂浜側からは、国道のガードレールがかなり目立つ存在でした。
マイオさんの山陰から日南線への転戦の時も、この地がありましたよね。
有名地のいいところは、その場所の昔話を多くで共有できることでしょう。

  1. 2016/03/21(月) 03:33:35 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

おそらく

国道側からの写真を見ていて気が付きました。
橋梁の海側は水だらけに見えますが、川の側は
かなり砂洲が延びており、ここを渡るのは簡単
そうです。川の流れもゆるやかですし。
ただ、渡った後に岩場をここまで歩いてくるのが
けっこう難儀だったかも、ですね。

夏の朝なら波も穏やかでしょうから、なんとか
なったのでしょう。

重ねてのコメントとなり失礼いたしました。
  1. 2016/03/21(月) 14:04:46 |
  2. URL |
  3. マイオ #pcU4xDNY
  4. [ 編集 ]

記憶の風化

マイオさん、色々とありがとうございます。

砂浜側の写真では、この立ち位置の線路の上に国道が通っていますので、小生の推理では、
まずは、下車駅の大堂津からずっと線路を歩き、橋梁も渡ってくるか、国道を辿った後線路に下り、
まこべえさんがご指摘のハシゴらしきものを伝って岩場に降りて、上りを撮影。
その後、ハシゴで線路に戻り、もう一度橋梁を突破し、対岸の砂浜に降りて岬に向かい、下りを撮る。
もし、ハシゴらしきものが駄目であれば、山側から橋梁の袂を回り込み、海を渡ったといったところでしょうか。
その間は約1時間、途中上下のキハが通過するのをやり過ごす必要があります。
当時はトンネルや橋梁があろうとも、まずは線路伝いでのアクセスがメインでしたから、こんなところではないかと思います。

それにしても、43年も経つと、何かトラブルとかトピックスなどがなければ、すっかり忘れてしまっているものですね。
ただ、色々な写真を参考に、行き方を探るのも面白いものです。
行き方が分からない場所はまだまだありますので、お楽しみに。
  1. 2016/03/21(月) 23:05:34 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://koarama101.blog.fc2.com/tb.php/236-78c8be06
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

著作権について

拙ブログに掲載する写真、記事に関する著作権は放棄しておりませんので、無断使用、転載等はお控えください。

なお、拙ブログへのリンクは自由です。

最新記事

最新コメント

リンク

月別アーカイブ

最新トラックバック

カテゴリ

小海線 (103)
飯山線 (20)
宗谷本線 (13)
天北線 (1)
興浜北線 (1)
深名線 (1)
石北本線 (7)
渚滑線 (2)
湧網線 (1)
相生線 (2)
釧網本線 (3)
根室本線 (2)
池北線 (1)
広尾線 (2)
留萌本線 (7)
札沼線 (1)
函館本線 (36)
室蘭本線 (7)
千歳線 (1)
日高本線 (3)
江差線 (11)
大湊線 (4)
津軽鉄道 (1)
五能線 (2)
八戸線 (3)
花輪線 (1)
三陸鉄道 (2)
釜石線 (8)
秋田内陸縦貫鉄道 (2)
由利高原鉄道 (1)
米坂線 (2)
磐越西線 (1)
日中線 (3)
只見線 (43)
真岡鐡道 (14)
東北本線 (1)
総武本線 (1)
中央東線 (3)
東海道本線 (2)
八高線 (8)
秩父鉄道 (7)
西武池袋線 (1)
西武山口線 (1)
江ノ島電鉄 (10)
箱根登山鉄道 (3)
御殿場線 (2)
岳南電車 (6)
中央西線 (1)
関西本線 (2)
宮津線 (1)
山陰本線 (22)
播但線 (1)
姫新線 (3)
津山線 (1)
芸備線 (6)
木次線 (1)
三江線 (3)
山口線 (5)
日豊本線 (14)
筑豊本線 (8)
日田彦山線 (2)
後藤寺線 (1)
田川線 (2)
唐津線 (3)
松浦線 (3)
佐世保線 (1)
大村線 (1)
長崎本線 (2)
久大本線 (4)
豊肥本線 (2)
高森線 (2)
肥薩線 (17)
くま川鉄道 (1)
日南線 (2)
指宿枕崎線 (2)
写真集・書籍 (4)
鉄道模型 (1)
ご挨拶 (0)
はじめまして (3)
未分類 (0)
宮之城線 (1)

写真に写った方々へ

鉄道は人を運び、人に見送られ、人に支えられています。時として人が主役になります。

撮影の際には、なるべくご了解を頂くようにはしておりますが、そうできない場合もあります。写った方々と見る方々が不快に思われないようなものに限っていますが、ご本人やそのご関係者の方で、掲載に不都合がある場合には、メールでご連絡ください。 また、登場する鉄道員の方をご存知でしたら、差し支えがなければご紹介ください。

こあらまへのメール

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

ご来場者累計

RSSリンクの表示

QRコード

QR