駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

春の淡雪Ⅱ 雪木立

朝の一降りで、小淵沢に続く線路端の木立が雪化粧した
雪煙を上げて雪木立の中を、朝のキハが下って往った

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2016年3月 小海線

そろそろ今年の雪景色も終わろうとしている。当初は暖冬で始まったが、年明けの頃には、各地で大雪も記録した。このところの暖かさで、梅や桜の開花も例年より早い。そして、今や国民病のようになってしまった花粉症のシーズンに突入した。小生は、花粉症ではないが、どうもここ数年、春先になると瞼が重かったり、眼がショボかったり、花がムズムズすることが多くなった。生活柄、花粉塗れになるようなことがあるが、いよいよ許容限度に達しようとしているのか。

春の淡雪の二作目は木立の雪化粧だが、雪の積もり方も様々で、夫々に表情が異なる。この日は、冷たい無風の空気の中、結晶の大きい軽い雪が短時間だったために、着雪の具合が本当に淡い。それでも、春の淡雪だけに、その雪景色は儚いものだ。午後には何事もなかったかのように、昨日の冬枯れに戻った。そんな朝の幻のような光景を、ハイキーな調子に仕上げてみた。

間もなく、恒例の春のダイヤ改正がやってくる。現役蒸気を追いかけていた者にとって、「ダイヤ改正」という言葉にはとても嫌な響きがある。当時、ダイヤが改正されるというのは、すなわち蒸気がいなくなることを意味していた。ダイヤ改正が繰り返される度に、蒸気の生息域が狭まって行った。この春のJRの改正は3月26日だが、目玉は北海道新幹線の開業だろう。やはり、今になっても「ダイヤ改正」は好きになれない。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/03/21(月) 03:37:55|
  2. 小海線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

春近し

良い写真ですね。
地元にいればこそ、自分のフィールドを知り尽くしてこそ、撮れる写真ですね。
「小海線報告」今後も楽しみにしています。
  1. 2016/03/21(月) 12:53:20 |
  2. URL |
  3. 大矢真吉 #-
  4. [ 編集 ]

旅立ちの季節

大矢真吉さま、

お褒め頂き嬉しい次第です。
おっしゃる様に、その時の天候や気象状態に相応しい場所を、容易にイメージできるのは、地元の最大の強みだと思います。
この日も、積雪状態を見て、迷わずに幾つかのポイントに絞って赴いています。
小海線全線に渡り、ローラー作戦のようにしてポイントを探っていますが、アングルは尽きないものです。
また、季節、気象条件、人物などとの組み合わせを考えると、ネタに窮することはありません。
こうしてブログをやっていて、ホームとなる路線があるのは、大変有り難いことだと思います。

ただ、「旅」の楽しみという点からは、やはり新鮮味のある不案内な路線に出張りたいところです。
現役蒸気の時からの、あてどのない旅は、体力が続く限りやめられません。撮影意欲も自ずと高まりますから。
この冬は、北方氷雪狙いの何れもが計画倒れに終わってしまったので、この春は心機一転再起したいと思っています。

これからも、現役蒸気と小海線と全国ローカル線の三元中継を続けることになりそうです。

いつも、コメントありがとうございます。
  1. 2016/03/21(月) 23:02:25 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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