駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

真岡鐡道のDE10

撮影者の去った八木岡にDE101535が姿を現した。
立ち上る排気の揺らぎは、このDDが生きている証拠だ。

80001104.jpg
2015年1月 真岡鐡道 寺内-真岡

このDE101535機は、1971年に川崎重工兵庫工場で生まれた。青森機関区のキューロクの後継機として、長年に渡り北海道と行き交う車両を捌いて来た。晩年に宇都宮運転所に転籍している。2004年にJRで廃車になり、DD1355の置き換えとして真岡鐡道にやって来た。旋回窓とスノープラウは宇都宮時代に撤去されている。所有しているのは、C1266と同じ芳賀地区広域行政事務組合だ。ちなみにC11325は真岡市だ。

ただ、このDE10、蒸気屋には見向きもされず、凸型DD屋にはSL運転の脇役視されているのか、ぶら下りのSLが気に食わないのか、ロケーションが今一だからか、撮影者を見かけることはまず無い。よって、DE10好きの小生は、誰にも邪魔されることも無く、気兼ねすることも無く、存分に撮影できるという訳だ。国鉄時代を彷彿とさせるその姿とエンジン音が堪能できるのは、皮肉なことに、ここが復活蒸気の路線だからだ。時代は変わり、今や蒸気と凸型DDは共存の関係だ。平日は真岡の機関庫に大切に仕舞ってある。部品取り用の分身もいる。こんな老後を誰が予想しただろうか。

もっとまともな凸型DDの画をご覧になりたい方や、俯瞰画がお好みの方には、REIさんの「ディーゼルの鼓動」がお勧めだ。好みは人夫々だが、一度お試しあれ。

さて、このままシャッターを切り続けると、次にどんな画が出てくるかは、蒸気屋の諸兄が想像する通りだ。それは後日ということで。貧乏症の小生にとってはおいしい列車だ。

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  1. 2015/01/22(木) 00:32:40|
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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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