駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

雪の細道

元祖ハイブリッド車が導入されて9年近くになった
今や小海線の顔となった「こうみ」が、今日も静かに山から下りてきた

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2016年1月 小海線

この世界初のハイブリッド車のキハE200形が小海線に導入されたのは2007年7月のことだ。小海線に導入された理由は、上りっぱなし、下りっぱなしの勾配区間が長く続くということで、その方がハイブリッドシステムの効率が高いということらしい。確かに最高地点に向かって甲斐側からも佐久側からも延々と続く登り坂で、その間に降り勾配は見当たらない。それと、観光路線でエコというイメージを最大限にアピールできる場所柄ということだ。

ディーゼル発電機の電力でモータを駆動して走るというシステムは、電気式ディーゼル機関車のDF50やDF200と同じだが、さらに蓄電池を搭載することでハイブリッド化している。車体屋根上の空調機に並んでいるのがリチウムイオン電池だ。山から降る区間では完全にエンジンを止めて、回生ブレーキで蓄電しながら下って来るので、音だけ聞いていればキハというよりは電車のEだ。そんな合わせ技の形式名が付いているが、その後の「リゾートビュー」のHB-E300からは、寂しいことに長年親しんだ「キ」という形式名はHBというアルファベットになってしまった。

写真屋としては、キハ110系だけだったところに、毛色の違う車両が加わったのは嬉しいことだ。そう派手ではない青が基調のボディカラーも嫌いではない。同じスジに固定使用されているので、予めその形式に似合うアングルで待ち構えられるのもいい。この日も、エンジン音もなく、佐久へと続く雪の細道を、滑るように下って行った。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/02/24(水) 00:58:04|
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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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