駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

D51重連 金子坂を行く

八高線は東京・練馬に住む少年が、日帰りで行ける数少ない蒸気路線だった。
誰が名付けたのかは知らないが、金子坂とは何とも粋な呼び名だ。

0031408.jpg
1970年2月 八高線 東飯能-金子 通称「金子坂」

蒸気撮影を始めた頃は、貨物のダイヤなど持っていなかったし、入手する知恵もなかった。線路を移動して、来たやつを線路際で撮るといった具合だった。列車が来ないかと、レールに耳を当ててみたりもしたものだ。何回か通っているうちに、大体のスジは頭に入ってくる。今考えると、何とも悠長な、我ながら信じられないような行動パターンだった。
ただ、こんな塩梅だと、なかなか線路から離れることが出来ない。当時線路は公設の歩道のようなものだったので、ほぼ通行自由。ただし、死んでも文句を言わない自己責任だ。あの頃、汽車を撮っていた少年の多くが、親たちに「汽車に轢かれて死ねれば、本望だろうよ。」と言われていたはずだ。


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  1. 2015/01/19(月) 21:43:18|
  2. 八高線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

少年時代…
確かに最初のうちは時刻も知らずで見て覚え、駅員さんと仲良くなって教えて貰いって感じでしたね。
もっとも私の故郷路線は朝夕で一往復ってスジでしたから見たままに覚えてしまいましたけどね。
あの頃、写真を撮ると言うより大好きな蒸気機関車が走って行くのを見たいって気持ちが強く
1円硬貨をレールの上に置きキューロクに踏ませてみたりして線路端で遊んでいたものでした。
私の場合、親には「本望」とは言われず「賠償金が凄いんだからね」と脅されていました。
今にして思えば、あんなローカル線で汽車を抑止させても何の請求も無いだろうにと
まあ、親の子に対する警鐘を鳴らす表現だったのでしょうね。結構ビビって遊んでましたから効果は有ったようです(笑)

  1. 2015/01/21(水) 11:23:23 |
  2. URL |
  3. ひぐま3号 #X.Av9vec
  4. [ 編集 ]

世の移ろい

ブログ開設されたんですね。楽しませていただきます。
現役SL当時の写真も随分お持ちなようですし、「今」と併せて今後のお宝公開が楽しみです。

八高線とか川越線とか、自分も生きていた時代にSLが走っていた、というのはある種のショックでもあります。
世の移ろいというのは、ここまで全てを一変させてしまうのかと。
  1. 2015/01/21(水) 21:48:31 |
  2. URL |
  3. 風太郎 #ORZvdv76
  4. [ 編集 ]

ひぐま3号さんへ

確かに最初の頃は、汽車が見たいという一心でした。今は「撮る」ために、ファインダーの中でしか見てませんね。それに、真岡に行ったらみんみんの餃子を食おうとか、秩父に行ったら「わらじとんかつ」がいいなとか。まあ楽しみは多い方がいいですけど。
小生は某私鉄でしたが、餓鬼の頃、色んなものを電車に轢かせて喜んでました。ちょっとエスカレートしたところを、近所のじいさんに大目玉。何事も無くてよかった。(汗) やはり、安心、安全?な1円玉を楕円のアルミ板に加工する方がいいですね。吹っ飛んで無くなることもありましたが。
ひぐまさんは帯広でしたね。小生のかみさんは尺別生まれで、親は今函館に住んでいます。帰郷を一番楽しみにしているのは小生だったりして。そんな訳で、我が家には貰い物の池田の町民ワインや男山があったりします。ひぐまっさんのニッカもと言いたいところですが、余市に親戚は無く、貧乏症の小生も同郷の内地熊さんと同様に普段はペットボトルのトリスです。
これからも、よろしくお願いします。
  1. 2015/01/21(水) 22:06:43 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

風太郎さまへ

そっとURLは付けておきましたが、お出でいただけるとは光栄です。

風太郎さまのブログには、散々楽しませてもらっておりますので、少しでもお返しができればと思います。
小生は、現役蒸気後も何年かは鉄絡みの画をかなり撮りましたが、その後は少々疎遠な時代が続きました。この鉄空白期に撮った風景画や街角画も少しはアップしたいのですが、鉄系のブログですから鉄との接点となるような画を探しています。鉄道への興味が全くなくなったわけではないので、ぽつぽつとは出てきますので、そんなのも後々掲載したいと思っています。

文書の考証などにも手間と時間が掛かり、頻繁には更新できませんが、これからもよろしくお願いします。
  1. 2015/01/21(水) 23:36:20 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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