駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

小さな駅の雪景色

千曲川の畔に佇む小さな駅が雪化粧した
小さな待合室は住人の帰りを静かに待っていた

70006957.jpg
2016年1月 小海線

その駅は千曲川の畔にポツンとある。駅の周りには畑が広がり、商店などはない。遠くに何軒かの民家が見えるだけだ。夜ともなれば、綺麗な星空が広がる。駅に通ずるのは乗用車がやっと通れる細い道だけだが、雪が降ればその道は直ぐに除雪される。小さな駅だが朝には何処からともなく乗客が集まり、夕方には何処かに去っていく。この地の住民にとっては大切な駅だ。

駅名になっているここの地区は、小さな尾根に隔てられた二つの集落から成っている。線路はその尾根をトンネルで抜けている。どちらの集落の中にも線路が通っているが、二つ駅を作るわけにはいかない。どちらの集落にも贔屓にならないように、中間に駅を置いたようだ。そのため、こんな秘境駅の佇まいとなってしまった。

平成23年の長野県の統計では、この駅の一日乗車人員は30人、そのうち定期利用は27人とある。つまり、朝晩の通勤・通学の乗降が殆どで、昼間は人の気配はないということになる。この列車もドアが開くことはなかった。停止したかと思うと、すぐにまた走り出した。秘境駅好みの方にはお奨めしたい。昼間に行けば、駅を独り占めだ。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/02/08(月) 01:40:06|
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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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