駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

こういう時は今井屋

上々の視界を喜んでいたが、それもつかの間だった
デキに押されたパレオが、申し訳程度の白煙をちらつかせながら、影森へと登って行った

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2015年11月 秩父鉄道 浦山口

天気は上々、空気も乾燥して絶好の俯瞰日和だったので、そうとは知らず、リハビリ中のくろくまさんの陣取るお稲荷さんをスキップして、展望台に登ってみた。いつものきれいな白煙を期待していたが、まさかの絶気状態。この位置が狙い目ではなかったがしょうがない。この後、後ろの本務機が現れる。

どうも、パレオ君は近頃くたびれてきたみたいだ。運休も目立つようになった。今の世の中で、蒸気を走らせ続けることは大変なことのようだ。さすがに観光シーズンのこの時期に運休は痛いらしく、デキに後押しさせての無気力運転となった。あちこちで恨み節が聞こえた週末だった。

人間の出来ていない小生は、少々むかつき気味にここを降りたが、こういう時は、腹ごしらえするのが最良(?)の解決策だ。思わず影森駅に続く道にハンドルを切っていた。
何時見ても凄い店だ。どうしたらこうなるのか。散らかし方にも才能が要るようだ。店内に「少し留守にします」の立て掛けが見えるが、店が閉まっているわけではない。代金を置いて好きなものを食っていればいいだけのことだ。まもなく、あのお二人さんが、これまた、いかした車で戻られ、いつもの不思議な空間に戻った。些細なことなど、どうでもよくなってしまうのが、この店の一番の売りだ。


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  1. 2015/12/26(土) 00:59:43|
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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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