駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

常紋への道 白煙高く

幾多の伝説とドラマを生んだ常紋の完全無煙化までとうとう秒読みとなった
この年、北海道の路線も殆どが無煙化され、実質的に蒸気の現役時代は終焉を迎えた

1073816.jpg
1975年3月 石北本線 金華―常紋

三角山からまた線路端に戻ってきた。この列車の荷は重く必ず後補機が付くが、残念ながら既にDL化されていた。三角山から狙わなかったのはそのためだ。ただ、フルノッチのDL補機が付くといってもここは常紋だ。本務機も決して遊んではいられない。精一杯溜め込んだ蒸気で常紋への道に挑む。

この場所は金華側のよく見るカーブだと記憶しているが、今一つ自信が持てず、リンク先を探し回っていると、まこべえさん の「追憶の鉄路」に同じ場所を見つけ出せた。まこべえ先達は5年も前にここに立たれている。奇遇にも右の白樺の樹形が同一だが、背景の山の天然林は伐採されてしまっていた。

俯瞰が続いたので、今回はビタミン補給の本務機の引付画とした。当時調子が良かったお馴染みの北見のゾロ目の444号機だ。DL投入前の迫力には到底敵わないが蒸気に包まれた姿は勇ましい。3つ目の前照灯が峠の厳しさを物語る。無煙化がすぐそこまで近づいた最後の雄姿だ。小生にとっても、この列車が常紋の力走シーンの見納めとなった。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2015/12/14(月) 01:14:47|
  2. 石北本線
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  4. | コメント:2
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コメント

冬の常紋!

こあらまさん こんばんは。

常紋の冬は素晴らしかったですね。
私がはじめて訪れた時は、まだ補機がキューロクだったので、その素晴らしさもひとしおでした。
駅に降り立ったファンも10名もいなかったと思われ、このカーブも独り占めでした。
ただ腕も、機材も粗末なものだったので、撮れた写真のクオリティも低く、それが何より悔やまれるところです。
それにしても白樺の樹のかたち、よく気がつかれましたね。たしかに同じです。
いまこのあたりは、どうなっているのでしょう。
いつかまた「あの日の撮影地」をたずねてみたいものです。
  1. 2015/12/14(月) 22:22:33 |
  2. URL |
  3. まこべえ #2XsKFzVg
  4. [ 編集 ]

常紋か、大畑か

まこべえさん、こんばんは。

現役蒸気時代は、色々と未熟だったので、残念なことばかりです。
撮り始めの頃は、機材何ていえるような代物じゃなかったですからね。
常紋で一番心残りなのは、信号場の画があまりにも少ないことです。
もう一度撮ることが出来たら、全ての時間を信号場で過ごしたいです。
あの山奥に佇む箱庭のような風情のある信号場を、徹底的に撮りたいものです。

どうやらここは、今では「150kp」と呼ばれる付近らしいです。
現在は金華から線路伝いに旧信号場まで車で行けるようですので、そのうち行ってみるつもりです。
ただ、常紋の建屋は殆ど取り壊され、交換設備は休止中と言いますから、昔の面影は期待できません。
先に、大畑に行った方が賢明かもしれませんね。
  1. 2015/12/15(火) 00:52:56 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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