駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

秋色只見線 第5話 破間川夕景

折からの冬型の気圧配置で、時雨模様となった一日も暮れようとしている
静かになった川面に、夕暮れの空色とキハのヘッドライトが映し出された

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2015年10月 只見線 広神

2004年に魚沼市が誕生するまで、ここは広神村というところだった。さらに遡ると1955年までは、薮神村と広瀬村という二つの村に分かれていた。それが只見線の駅名の由来だ。二つの村名から一文字ずつとって広神村ができた。その住居表示は消えてしまったが、今でもこの一帯は「広神」と呼び習わせれている。平成の大合併で馴染みのない名前の市が数多く生まれ、戸惑うことが多いのは困りものだ。この地は、小生にとっても今でも広神だ。

この地を流れるのが守門岳が源の一級河川の破間川で、「あぶるまがわ」と読む。只見線と国道252号線は小出から大白川までこの破間川に沿って走っている。豪雪地帯の川の特徴で、春先の水量が極端に多くなる。この季節は広い河床には似つかわしくない細い流れだが、融雪期には川幅一杯の急流となる。

只見線は破間川本流を8回渡るが、最下流がこの画の橋梁だ。まだ5時過ぎではあるが、最終の只見行きが、静かな流れの水面にヘッドライトを映しながら橋梁を渡っていった。この車両が折り返して最終の小出行きとなる。さらにもう一度折り返して8時過ぎの大白川泊まりの最終列車となって、只見線の一日が終わる。
車両は2両編成で車掌が乗務しており、単車のワンマンなら倍密度の運転ができそうなものだが、ワンマン運転するか否かの基準がよく解らない。小海線では、1992年のキハ110の導入時から、既に20年以上ワンマン運転がなされているが、同じキハ110の飯山線では今でも車掌乗務だ。


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  1. 2015/11/11(水) 01:16:57|
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Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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