駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

岩礁からの後追い

もう一月程前になりますが、「MyoldSteamers」のマイオさんの山陰本線の連載を拝見していて、 この記事 に目が留まりました。記事を読んでいくと、三枚目の画にはこんな記述が。「二枚目と同じ岩礁を回りこんで、三保三隅方の眺望。ちなみに、二枚目のシーンを撮影後に後追いをこの場所から撮影できました。」

この特徴的な魚の背びれのような岩礁の形と、「後追い」という言葉を見て、この画がパッと浮かびました。そうです、マイオさんがおっしゃっていた後追いの実写です。この場所はご指摘の通り、美しい後追いが撮れる「一列車で二度おいしい」希な場所です。後追い好きの小生が見逃してはいけない処です。岩礁の最先端の海辺からのショットです。マイオさんの1年前の撮影ですから、まだC57の客レが残っていました。ただ、C57に集煙装置が付いていることと、シャッターを切るのが少し早すぎたのが残念な一枚です。
マイオさん、山陰海岸は本当に風光明媚な場所でしたね。小生は日本で一番美しい海岸線だと思っています。


04936RF16.jpg
1973年7月 山陰本線 岡見-三保三隅

朝日の逆光の中、C57の客車列車が美しい弧を描いて海岸沿いを走り抜けていく。残念ながら列車の最後尾は写っていない。いったい何両の客車が連結されていたのだろうか。現在の山陰線の普通ではキハの単行の画をよく見かける。そんなところに時代の変遷を感じる。ただ、この美しい海岸線は、変わっていないでほしい。何時かまた、山陰の海岸で、潮風に吹かれながら、ひがな列車を待ってみたいものだ。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2015/09/10(木) 00:12:20|
  2. 山陰本線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<確かにそこに駅は在った 日中線 上三宮 | ホーム | 二日遅れのキューロクの日>>

コメント

これは羨ましい

この立ち位置は恐らく岩礁の突端ですね。
岡見から向かってくるシーンは、バックに呑まれて
撮りづらかった記憶があります。
なので、ここは後追いが正解の場所でした。

私は73年9月に山陰を初めて訪問。
このときはまだC57牽引旅客が残っていました。
この駅間ではなくて、折居・三保三隅で撮影。
緩やかに線路がカーブして、海岸線が双曲線を
描く場所です。線路と海岸線はそのままで、
俯瞰できる高台が消えてしまったみたいです。
あるいは道の駅を建てたときに削られた?

C57牽引旅客の客車は6両だったと思います。
ですので、もう一呼吸待てば全編成(笑)

以前にも拙ブログに書きましたが、この岡見・
三保三隅の、この岩礁がある海岸だけは、
三隅発電所の建設工事で埋め立てされて
しまったようなんです。線路も付け替えされて、
岡見方はほとんどトンネルになっています。
つまり、この光景は現在では存在しないと
いうわけです。

私もそれを知ったときは愕然でした。
同じ岡見・三保三隅でも三隅漁港の方は
そのままみたいですが・・・。
  1. 2015/09/10(木) 13:21:36 |
  2. URL |
  3. マイオ #pcU4xDNY
  4. [ 編集 ]

消えた岩礁

マイオさん、色々情報ありがとうございます。

早速パソコンの地図を開いてみました。な、何と、この場所は中国電力三隅発電所に化けている。
確かに、岡見からトンネルで一気に三隅漁港辺りまで行っちゃってますね。気が付きませんでした。
よく見ると、当時の線路も残っていますね。おー、発電所の引込線と云おうか専用線に化けている。
燃料の石炭を運び入れるための港まで造られています。魚の背びれのような岩礁どころじゃないです。
これは、ショックです。こういう風光明媚な場所が、発電所だの基地だのの候補地になるんですよ。

マイオさんは、何度もこの辺りに行かれたんですね。どうりで詳しいはずだ。
山陰線は長いですから、小生は同じ場所に再訪することは殆どなく、どこも一発勝負でした。
それでも、撮り逃がした場所が数多くあります。それだけ、いい場所が沢山あったってことですね。
この辺りは客車は6両でしたか。下関近くのD51の画にはもっと長い奴が写っています。
そうそう、早朝というか、夜中といおうか、魚の行商列車がありました。確か牽引機はD51?
今なら、こいつだけでも撮りに出かけるところです。いやー、面白く、風情のある列車でした。

そのうち、函館本線の「山線の春」と同様に、山陰線の今を撮ろうと考えています。
山岡山さんの作品を拝見していると、ついついそんな気になってしまいます。
一つ撮影場所が減ってしまい残念ですが、何時か必ず出かけるつもりです。マイオさんも如何ですか。

やっぱり、この画。マイオさんも、もうちょっと我慢しろよって感じですよね。
今なら、こんな基本的なシャッタータイミングのミスは犯さないんですけどね...。
  1. 2015/09/10(木) 22:02:04 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

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Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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