駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

二つ目キューロク 79618 の肖像

燻された簡素な補給施設で、この罐は生きていた
点灯された二つ目が肖像に命を与えた

0460916.jpg
1973年3月 函館本線 倶知安

この79618はその容姿から、絶大な人気を誇った罐だ。二つ目のヘッドライトと煙突後ろの給水温め器、それと両脇の元空気溜めがシンボルマークだ。それにしても、現役蒸気時代を象徴するような機関区の眺めではないだろうか。煙に燻された、板張りの給水、給炭の掘っ立て小屋。工事用のベルトコンベアが突き出している。立派な施設を見慣れた若い世代の同好の方々には、馴染みのないものだろうが、これが鉄道全盛時代を支え続けた機関区の在りのままの姿だ。機関区の方が、小生のために、二つ目の前照灯を点灯してくれた。なんとも心憎い心遣いだ。大らかだった時代の、こんな国鉄の方々も忘れられない思い出だ。

この罐のことで調べたいことがあり、PCで「二つ目キューロク」で検索をかけてみたが、一番目に くろくまさん の記事、二番目に アンギュロンさん の記事がヒットした。YahooでもGoogleでも、1、2番は不動だ。調べ事はそっちのけで、お二人の記事を読み返してしまった。
現役蒸気一筋のお二人とも、更新が滞っており、寂しい次第だ。現役蒸気が消えていったように、現役蒸気ブログの一時代も消えてしまうのか。ネタに限りがあるのは致し方ないが、リメーク画でも何でもいいから、たまに新しい記事を見せてほしいなどと勝手に思っている。何でも撮り物帳の小生が言うと怒られそうなので、このくらいにしておこう。ご両人に続けとばかりに、当初考えていた題名「79618の肖像」の頭に、「二つ目キューロク」と付けてみた。


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  1. 2015/07/24(金) 00:59:43|
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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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