駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

後追い好き

去っていく蒸気を眺めるのが好きだ
白煙が夕日に照らされて輝いた

80001074.jpg
2015年1月 真岡鐵道 市塙‐多田羅

先日 老舗蒸気ブログの くろくまさん と呑む機会があり、蒸気談義で大いに盛り上がり、時間の過ぎるのも忘れて、とても楽しい時間を過ごさせていただいた。その時に、小生の「後追い好き」の話をしたが、後追いだけを狙うことがある小生の撮影スタイルを、俄かには信じてもらえなかった。まあ、人それぞれに好みと行動パターンがあり、それが面白いところなのだが。

そこで、今回の一枚。このポイントはやって来る列車を見ることは叶わない、去りゆく姿だけが見える場所だ。それにこの長さの望遠ではアングルを変えることすらできない。もう一台も、画角を変えて同じように後追いに狙いを定めている。つまり後追いだけの勝負だ。来るのも行くのも撮れれば、それに越したことはないが、そんな虫のいい場所はそうはない。蒸気の場合、煙がどう流れるかがカギとなるが、上手くいった時の喜びは大きい。特に逆光に煙が輝いた時の後ろ姿は、蒸気にしかないとびっきりの美しさ。失敗すれば無残な結果となるが、勝負したくなるのが後追い好きの所以だ。
くろくまさんとの邂逅の、40年と3か月前の渚滑線の画も、まさに後追いしか撮れない場所だった。だから挟み撃ちにできたというわけだ。

小生の頭の中には、大木茂さんの名作、釧網線浜小清水の朝日のシーンが、何時もどこかにあるようだ。(大木さんのWebサイトでご覧になれます)


くろくまさん、こあらまはそのくらい後追いが好きなんですよ。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2015/07/08(水) 00:41:29|
  2. 真岡鐡道
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

こんばんは
逆光に映える走り去る白煙、「後追い好き」にとってはたまらない1枚です。
振り向きざまのついで撮りでなく、最初からカメラを後ろ向きにセットして待つこと、私もたまにあります。

拙ブログの「自然の中を走り抜けていく姿が好きです。」とは、実は走り去っていく後姿が好きだということですし、スタートの1枚もそんなことから選んだ画だったのです。
私も「後追い」にはそのぐらい思い入れがありますよ(笑)。
  1. 2015/07/08(水) 22:49:09 |
  2. URL |
  3. 高辻烏丸 #-
  4. [ 編集 ]

後ろ姿の誘惑

高辻烏丸さん、

そうでしたか。「煙を求めて幾千里」のブログ説明文には、そんな意味があったんですか。
思い起こしてみれば、昨年の只見線にも、確かに後ろ姿が何枚かありました。
やはり、抒情的な画が好みなら、後追いは欠かせませんね。それに、煙は蒸気撮りの特権ですから。
極論をいってしまえば、蒸気の美学は哀愁の後ろ姿にあるってことですよ。
ただ、煙故に玉砕が多いのも確かです。煙に喜び、煙に泣くって感じです。
「後追い好き」の同調者が現れてくれて本当に心強いです。(涙)
コメントありがとうございました。
  1. 2015/07/09(木) 01:18:52 |
  2. URL |
  3. こあらま #k4QkAbiY
  4. [ 編集 ]

こんばんは

私も後追いは好きですよ。
もともと旅好きで、乗る方だったので、駅で降りて列車が去っていくのを見るのが好きだったんですよ。テールランプが見えなくなるまで見送るという...で、列車の後ろ姿に旅情を感じる訳なんです。
写真を撮るときも、それをついついイメージしてしまい、ついつい後追いを撮ってしまうんです。
もちろん、正面も好きですけどね。(笑)
  1. 2015/07/09(木) 22:15:37 |
  2. URL |
  3. 山岡山 #xCEEU8KE
  4. [ 編集 ]

待つ旅情と見送る旅情

山岡山さま、

なかなか「後追い」も根強い人気のようです。山岡山さまもですか。
キハや電車は、前でも後ろでも同じだろうと思われがちですが、どっこい大違いですよね。
何時からか、昼間もヘッドライトを煌々と点灯するようになったので、余計です。
小生は、一応何時も何処でもヘッドライトがいいか、テールライトがいいかは考えて撮っているつもりです。
まあ、本数が少ないところでは、そんな贅沢はいってられませんけどね。
特に、薄明、薄暮のテールライトはたまりませんね。今一番好きな時間帯です。
やって来る列車や人を待つ場面と、去っていく列車や人を見送る場面。
この両方が揃って、旅の情景になるんでしょうね。ですから、後追いもなくてはならないシーンです。
  1. 2015/07/10(金) 00:33:15 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

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こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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