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駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

シゴハチと冬木立

青森発の夜行を小牛田で下車した
冬枯れの仙北平野をシゴハチが往く

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1973年4月 陸羽東線 岩出山

長らく自動更新でお送りしましたが、今回から平常運転に戻ります。この一ヶ月間で季節は大分進んで、晩秋の様相になりました。一月前にはまだまだ夏日が在り、半袖で過ごせる陽気もありましたが、今では北国や山岳では雪の季節の到来となっています。冬の気配とともに、コロナ感染が勢いづいてきました。欧州各国では再び市民の行動が制限される事態になっていますが、本邦はどうなるのでしょうか。北海道や東京などの感染拡大が連日報道されていますが、太平洋の向こうからはコロナを甘く見たトランプさんの居座りも伝えられ、世の中は年末に向けて、いよいよ混沌としてきました。今年度の企業絡みの税収の落ち込みは10兆円を超えるようで、コロナ対策は経済的ダメージとの狭間でいよいよ難しくなっています。そんなこんなで、今年も間もなく師走となります。

さて、再開後の一発目はやはり現役蒸気でしょう。暫し気動車ばかりが続いて、煙分の補給が欠かせないところです。写真は陸羽東線のC58ですが、北海道の帰りに寄った時のものです。北の雪原で気力も体力も使い果たしたのか、冬枯れの柿の木何ぞを絡めて駅近で遊んでいました。少々歩きでのある名所の鳴子峡まで行こうかなとも思いましたが、さすがに足が重たかったので止めにしています。以前お話したように、こういう構図のは以後あまり撮らないようにしていますが、多少なりとも枯れ枝と閑期の畑に季節感が感じられたので上梓してみました。シゴハチという罐は本当に地味な中型機でしたが、なかなか均整の取れた姿だとは思います。万能型でしたから客車も貨物も無難に熟す優等生でもありました。こあらま的には、事始めの八高線時代からの付き合いでした。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2020/11/14(土) 00:00:00|
  2. 陸羽東線
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東北の秋色 鳴子峡の彩

人の多さに閉口するこの場所だが
紅葉と鉄路が織りなす光景は絶品だ

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2018年11月 陸羽東線 鳴子

以前、同じアングルで2017年の紅葉をアップしている。不思議と木々が同じように色付くものだ。

★只今、自動更新で「東北の秋色」をお送りしています。


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  1. 2020/10/23(金) 00:00:00|
  2. 陸羽東線
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鳴子温泉街を往く

鳴子温泉街の築堤をシゴハチが駆け上がる
そこには湯治場だった頃の町並みが広がっていた

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1973年4月 陸羽東線 鳴子 (現鳴子温泉)

今も昔も、東北の路線を訪れるのは、北海道の行き帰りが多い。鉄旅時代、特に陸羽東線は勝手が良く、深夜に青森を出発する102レ急行「八甲田」に乗車すれば、小牛田で陸羽東線の始発に接続し、撮影後に何とかその日のうちに東京に戻ることが出来た。好摩起点の花輪線では、そうは上手く行かず、それなりの覚悟が必要だった。この時は、ぎりぎりまで北海道を巡っていたので、既に4月に入っていた。早々に引き上げなければならず、お手軽な陸羽東線に入ることにした。

陸羽東線の撮影地と云えば、鳴子峡の大深沢橋や中山平の大パノラマが有名だが、どちらも徒歩ではそれなりのアルバイトが求められる。この時は、北海道内で体力を使い果たしていたので、どうしても歩き回る気にはなれず、駅傍を探ることにした。鳴子に向かう列車の中から見つけたのがこの場所で、駅から徒歩20分とお手頃だ。鳴子の東側の町並みが眺められる場所だが、この時代、町並みを愛でる余裕も見識もなかったのか、煙に魅せられたのか、目一杯機関車を引き付けている。

45年前のこの辺りには、湯治客のための小さな温泉宿しか見当たらない。今では、大規模な旅館が並び、全く様相が違ってしまっている。バブル景気と温泉ブームによって、鄙びた湯治場は、観光温泉地へと変貌した。鳴子温泉も例外ではなかったようだ。シゴハチの後方に漂う煙の様子からして、ちょっと前まで結構エキサイトしていたようだ。今なら、温泉街を広く前景にして、汽車は後方に程ほどの大きさに撮っていたはずだ。そうしていれば、もっと町並みの観察が楽しめたはずだが残念だ。


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  1. 2018/12/21(金) 00:00:00|
  2. 陸羽東線
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国際的お立ち台

昔は飛び出しの瞬間を固唾をのんで待ったはずだ
今では超徐行のスロー再生のような通過風景だ

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2017年10月 陸羽東線 鳴子

日本列島を南下した紅葉前線も鹿児島に達し、そろそろ2017年の紅葉シーズンも終わりが近づいた。鉄道写真界にも紅葉の名所は多いが、ここ陸羽東線の鳴子峡はやはりその筆頭格だろう。シーズン中は紅葉狩りの観光客が殺到する名勝で、酷い渋滞まで起きると聞けば、長らく近寄りがたい場所だった。昔、陸羽東線にC58が走っていた頃に、北海道の行き帰りに何回か鳴子には訪れたことがあるが、鳴子峡にまでは足を延ばせなかった。雑誌に四季折々の美しい作例が載っていたので、一目見ておきたいのは山々だったが、徒歩では行きづらい場所だったので、結局行けず仕舞いだった。何より、地味なC58の寄り道路線だったので、なかなか力が入らなかったのかもしれない。

今秋、どんなもんかと観光客が少ないはずの朝の時間帯に、現場の国道橋上に行ってみた。折からの雨で観光客は僅かで、これなら楽勝かと思ったが、そう甘くはなかった。列車の通過時間が近づくと100人くらいの集団がやってきた。後から話をお聞きして、台湾からの撮り鉄ツアーの面々だと分かった。東北の紅葉と温泉がお目当てとのことだ。老若男女様々で、高級一眼の方、コンデジ、スマホ撮りという方も。ご家族での参加で幼子までいる。問題は人と人との距離感だ。肩を並べて若く美しいお姉さまがおられたのはさておいて、欧米人なら気が狂いそうな密着戦と相成った。まさか台湾の撮り鉄集団と団子になっての撮影になるとは、さすがにそこまでは予想できなかった。


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  1. 2017/12/05(火) 00:00:00|
  2. 陸羽東線
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プロフィール

こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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