FC2ブログ

駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

露店の龍口寺前交差点

今日はこの交差点が祭りに賑わうの日だ
江ノ電が露店の龍口寺を横目に走り抜ける

70018313.jpg
2018年9月 江ノ電 江ノ島

神奈川県藤沢市の龍口寺前交差点は、国道、市道などの変則5差路だ。さらに、江ノ電が家並の中の細い専用軌道から交差点に飛び出してくる。おまけに、交差点内がS字カーブになっているため視界が利かない。通行量が多く、偶に事故も起きているようだが、今も交通信号機は設置されていない。というより、設置のしようがないというのが実情だろう。下手につけると、進路の複雑さ故、待ち時間ばかりが長くなり、渋滞の原因になってしまう。交差点の中央辺りには、列車接近表示器が吊り下げられている。この表示器が点灯した際に、軌道内にいなければ危険はないが、無理に突っ込む輩が絶えないらしい。信号機など付けられてしまうと煩わしいことになるので、是非とも江ノ電の通行を妨げないように心がけたいものだ。

近頃、鎌倉に所用が多く、ちょくちょくこの交差点を通過しいてるが、この日は「龍口寺法難会」にたまたま出くわした。別名「ぼたもち供養」と呼ばれるこの例祭は、曜日などはお構いなしに、頑なに毎年9月11・12・13日に行われている。今年は3日とも平日になってしまったが、人出は決して少なくはない。さすがに、江ノ電のために交通誘導警備がなされていた。供養の所以は、日蓮上人の「ご難ぼた餅伝説」にあるが、そのお話は今回は止めておこう。何度かこの交差点は撮っているが、この江ノ電の撮影名所に露店が出ているのを知りながら、みすみす通り過ぎることなど出来ない。祭りのクライマックスの夜の万灯練り供養、ぼたもちまきなども狙いたかったが、残念ながら少々疲れていたので、それはまた次回ということにした。


70018326.jpg


70018333.jpg


70018339.jpg


70018345.jpg


70018342.jpg


スポンサーサイト

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2018/09/16(日) 00:00:00|
  2. 江ノ島電鉄
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

江ノ電師走点描8 鎌倉高校前夜景

サーファー達で賑わった湘南の海の一日も終わり、夜の帳が降りた
海辺の駅と江の島のイルミネーションに明りが灯り、冬のホームが華やいだ

70006778.jpg
2015年12月 江ノ電

関東三大イルミネーションなるものがあり、「湘南の宝石」と題する江の島のものがその一つになっている。期間中は、江ノ電の江の島、鎌倉高校前、長谷、鎌倉の4駅もイルミネーションに彩られる。鎌倉高校前のテーマは「光の波」ということだ。この駅のホームからは、遠目に江の島シーキャンドルのイルミネーションも眺められ、この時期の風物詩になっている。

小生的にはケバイ電飾よりも、ローカル線の鄙びた駅舎を照らす裸電球の方が好みだが、観光地を走る江ノ電にとっては、観光客を呼ぶイルミネーションも大切な看板の一つで欠かせない。ちょうど、通勤通学の時間となり、師走らしい賑わいとなった。このイルミネーションが消灯すると、この駅にも本当の夜がやって来る。


地方のローカル線ばかりでなく、都市部の近郊線でも、通勤・通学の乗客が減っているのが、人口減少国の鉄道の現状だが、幸いにも江ノ電は観光客の利用が増えて好調だ。皮肉にも、渋滞が著しい湘南国道や鎌倉市街への車の乗り入れを嫌ってのこともある。車一辺倒の社会にも新しい風潮が芽生え出したのかもしれない。富山のライトレールの人気は衰えないし、先日は札幌市電で環状運転が復活した。

江ノ電のいいところは、したくても出来ないのかもしれないが、設備に派手な投資をしないことだ。使い込まれたレトロな雰囲気が、観光客にも地元の方にも受けている。古いものを大切に使い続けるというのは、立派な文化活動だ。鎌倉という古都には、そんな江ノ電の姿がとてもお似合いだ。


これで、「江ノ電師走点描」を終わります。
最後まで、ありがとうございました。


70006784.jpg


70006785.jpg


70006779.jpg


70006791.jpg


テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/01/25(月) 00:30:55|
  2. 江ノ島電鉄
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

江ノ電師走点描7 稲村ケ崎

稲村ヶ崎は、観光客で賑わう富士山が拝める夕日の名所だ
岬から一歩足を踏み入れれば、そこには昭和レトロが広がる

70006769.jpg
2015年12月 江ノ電

稲村ヶ崎は由比ヶ浜と七里ヶ浜を隔てる岬で、新田義貞が鎌倉に攻め入った場所として知られている。「稲村ガ崎」と書くのが、この地の行政上の町名だが、地元では、この肉屋の看板のように、単に「稲村」と呼ばれている。桑田佳祐監督の「稲村ジェーン」の舞台になったところだが、映画のストーリーを記憶されている方は多くはないだろう。この音楽映画の評価のあれこれには触れないでおこう。

開発という言葉には縁遠い地区だけあって、古き良き時代の匂いのする界隈だ。木造住宅の家並みと網の目に張り巡らさた電線のシルエットが、いよいよ昭和レトロの趣を醸し出している。こんな街には、バス窓、木張り床のレトロな車両が本当に良く似合う。
昭和レトロと夕日繋がりで、名作「ALWAYS三丁目の夕日」を思い出した。小生が生まれた頃の東京下町を舞台にした映画だ。ちなみに、こちらは非常に高い評価を受けた人気の作品だ。

例によって、撮影は灯時間までが原則だ。まもなく、日がとっぷりと暮れて、駅に明りが灯る。
シリーズも終盤となった。もう少しだけお付き合いの程を。


70006771.jpg


70006775.jpg


70006776.jpg


テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/01/23(土) 00:20:37|
  2. 江ノ島電鉄
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

江ノ電師走点描6 夕日の頃

夕日の頃は、住民も観光客も気持ちは西の空だ
海辺には、思い思いの時間を過ごす人の影があった

70004388.jpg
2015年12月 江ノ電

太陽が西の空に傾きだし、海岸に夕日の時間がやってきた。日が茜色に色付いてくると、何故か人々の気持ちも漫ろになる。西方極楽浄土なる教えがあるくらいだから、夕日の中に、夫々の夢や希望を、ある時は儚さを見るのだろう。

ローカル線での夕日の頃は、ワンショットに賭けてやきもきするのが何時ものことだが、こういう路線はありがたい。12分毎に上下2本が来るわけだから気は楽だ。江ノ電の重厚な夕景にもチャレンジしなければとは思うが、身軽にフラフラしていると、それが目的なのだが、どうしてもスナップショットばかりになってしまう。面白いことに三脚の有り無しは心構えに反映する。たまには、稲村ケ崎の高台にでも陣取ってやきもきするのもいいかもしれない。

重量級の機材を担いで山中を藪漕ぎするのもやめられないが、身軽な散歩もこれまたやめられない。
海辺で微笑ましい人影をみつけるのも楽しいものだ。


70004347.jpg


70004379.jpg


70004380.jpg


70006761.jpg


テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/01/21(木) 00:17:48|
  2. 江ノ島電鉄
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

江ノ電師走点描5 長谷

長谷寺と大仏さんの下車駅は本当に賑やかだ
駅構内の踏切には、引っ切り無しに住民と観光客が行き交う

70006755.jpg


70006756.jpg
2015年12月 江ノ電

この眺めは只見線のあそこに似ている。坂下では一日一度の人出だが、ここでは12分毎にご覧の人の流れができる。電車も直ぐに出発なので、電車と乗客のツーショットは難しく、分解写真となった。この鉄道には跨線橋は似合わない。人にやさしい構内踏切なら、バリアフリーのエレベータも要らない。

江ノ電の沿線には、線路に面した側にしか出入り口の無い住宅が数多くある。線路を見通していると、住人が自転車を押して、線路を横切ったりする。「線路横断路」というらしいが、住人が渡るのを江ノ電が黙認している状態らしい。とは言え、ご丁寧に歩きやすいようにバラストが盛ってある。実は線路に沿って極細の通路があるらしいのだが、そんなところを通ることなど前提にないので、道の気配すらない。東電の電柱だって、線路が道かのように立ち並んでいる。ただ、一旦事故が起きてしまうと役所が黙っていないので、悲しいかな、江ノ電と住民との間に揉め事が起きている。

長谷といえは、長谷観音の長谷寺と、大仏さんの高徳院の最寄駅だ。鎌倉観光の目玉の一つであり、中間駅では最も乗降客が多い。長谷寺の境内からは、長谷界隈から由比ヶ浜が見渡せる。さすがは鎌倉だけあって、高層マンションのない街並が広がる。
建物の間に、ちょこっと電車の顔が写っている。


70006742.jpg


70006745.jpg


70004364.jpg


テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/01/19(火) 00:37:36|
  2. 江ノ島電鉄
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

プロフィール

こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

著作権について

拙ブログに掲載する写真、記事に関する著作権は放棄しておりませんので、無断使用、転載等はお控えください。

なお、拙ブログへのリンクは自由です。

最新記事

最新コメント

カテゴリ

小海線 (138)
飯山線 (29)
宗谷本線 (24)
天北線 (2)
興浜北線 (2)
深名線 (2)
石北本線 (10)
渚滑線 (2)
湧網線 (2)
相生線 (3)
釧網本線 (7)
根室本線 (8)
池北線 (1)
士幌線 (1)
広尾線 (2)
富良野線 (5)
留萌本線 (9)
札沼線 (3)
函館本線 (44)
室蘭本線 (9)
千歳線 (1)
石勝線 (1)
夕張線 (3)
日高本線 (4)
江差線 (11)
函館市電 (1)
大湊線 (8)
津軽線 (1)
津軽鉄道 (3)
五能線 (16)
八戸線 (8)
花輪線 (2)
三陸鉄道 (3)
釜石線 (8)
北上線 (5)
男鹿線 (3)
秋田内陸縦貫鉄道 (5)
由利高原鉄道 (2)
陸羽東線 (1)
陸羽西線 (3)
長井線 (2)
米坂線 (7)
羽越本線 (5)
磐越西線 (4)
日中線 (4)
只見線 (59)
真岡鐡道 (14)
東北本線 (1)
上越本線 (3)
しなの鉄道 (1)
総武本線 (1)
中央東線 (9)
東海道本線 (2)
八高線 (11)
秩父鉄道 (8)
東京都電車 (4)
西武鉄道 (2)
小田急電鉄 (2)
江ノ島電鉄 (11)
箱根登山鉄道 (3)
御殿場線 (2)
岳南電車 (6)
中央西線 (2)
関西本線 (3)
小浜線 (1)
宮津線 (1)
山陰本線 (34)
播但線 (2)
姫新線 (4)
若桜鉄道 (1)
因美線 (3)
津山線 (1)
芸備線 (8)
木次線 (4)
福塩線 (1)
境線 (1)
一畑電車 (1)
三江線 (4)
山口線 (5)
鹿児島本線 (2)
日豊本線 (16)
筑豊本線 (9)
日田彦山線 (4)
伊田線 (2)
後藤寺線 (2)
田川線 (2)
唐津線 (3)
松浦線 (3)
佐世保線 (1)
大村線 (2)
長崎本線 (2)
島原鉄道 (1)
久大本線 (6)
豊肥本線 (4)
高森線 (2)
肥薩線 (21)
くま川鉄道 (2)
吉都線 (1)
日南線 (3)
宮之城線 (1)
指宿枕崎線 (3)
鉄道展示館 (1)
写真集・書籍 (4)
鉄道模型 (1)
ご挨拶 (0)
はじめまして (3)
未分類 (0)
太平洋石炭販売輸送臨港線 (1)
石巻線 (1)

月別アーカイブ

最新トラックバック

リンク

写真に写った方々へ

鉄道は人を運び、人に見送られ、人に支えられています。時として人が主役になります。

撮影の際には、なるべくご了解を頂くようにはしておりますが、そうできない場合もあります。写った方々と見る方々が不快に思われないようなものに限っていますが、ご本人やそのご関係者の方で、掲載に不都合がある場合には、メールでご連絡ください。 また、登場する鉄道員の方をご存知でしたら、差し支えがなければご紹介ください。

こあらまへのメール

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

ご来場者累計

RSSリンクの表示

QRコード

QR