駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

五能線点描Ⅱ

前回に引き続いて、五能線点描の2回目です。
このところ断片的にお送りしてきました五能線を、これで一旦終わります。


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岩館

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大間越

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北金ヶ沢

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驫木

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驫木

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千畳敷

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北金ヶ沢

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広戸


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2018/02/20(火) 00:00:00|
  2. 五能線
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五能線点描Ⅰ

普段の記事のメインに選ぶ写真は、多くが撮るべくして撮ったものです。多くの同胞の皆さんがそうされているように、それなりに場所を選び抜いて、アングルに悩みながらカメラを三脚に据えて、列車のベストの位置を思い描いて、その時を待つ。そんな撮り方をしたものになります。ただ、こあらまは基本的に三脚は使いませんが。大概は、そういった王道を往く写真が主役になりますが、その陰には多くの気儘なプチショットを繰り出しています。旅の情景を演出するのは、決まってそんな写真です。旅の思い出は、大上段の景色ばかりでなく、小さな眺めの記憶の積み重ねによって出来上がっていくものだと思います。あの時の一輪の野の花とまでは云いませんが、イカ焼きが美味かったことや、天気が崩れる前触れのような空を仰いだことだったりします。今回と次回は、何時もなら出番がなくハードディスクの肥やしになってしまうような写真を集めてみます。下手なプチショットも束になれば何とかなるとは思っていませんが、ちょっぴり五能線を感じてもらえれば嬉しいです。


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横磯

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岩館

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十二湖

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大間越

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ウェスパ椿山

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風合瀬

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驫木

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大間越


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  1. 2018/02/18(日) 00:00:00|
  2. 五能線
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国鉄形が消える時

断崖と海とに挟まれた狭い空間が、この集落の生活の場だ
幾重にも連なる防波堤が、人々の海との戦いの歴史だ

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2016年10月 五能線 岩館

蒸気機関車が好きで、鉄道写真を撮り始めたが、現役蒸気の時代は、ほんの6~7年で終わってしまった。ここ五能線も無煙化から45年の長きが経った。その後は、これといって撮りたい車輌もなく、車輌に拘りのない、鉄道のある風景に傾いていった。拘りとまでは行かないが、非電化が好きだ。というよりは、架線と架線柱があまり好きでない。電化により無煙化になった路線を数多く見てきたからかもしれない。架線ポールが立ち始めるのを見ると、本当に嫌な気分になったものだ。例外的に、最初から電化されていた鄙びた私鉄各線に関しては、何の抵抗感もない。かくして、ここは車両特異性の希薄な鉄道写真ブログになっているわけだが、車輌への好き嫌いが全く無いわけではない。

この道でも、国鉄の影響を色濃く受ける、完全な旧人類になってしまったので、その血を引くものへの好感度はどうしても高い。五能線にも走るキハ40だが、キハ10系や20系に比べれば、本当に可愛くない奴だ。色だって首都圏色とかで登場し、蒸気ファンが毛嫌いした赤ブタことDD51といい勝負だった。ところが、次々と国鉄形が淘汰されてみると、勝手なものでキハ40もDD51も格好良く見えてくる。ましてや、絶滅危惧種ともなれば愛おしくも思えてくる。ここ五能線も国鉄形の時代が終わり、キハとも呼ばないJRのステンレス車体の電気式気動車に移ろうとしている。さてさて、その電車モドキに食指が動くだろうか。それはその時だ。まずは、キハ40の記念写真でも撮っておこう。


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2016年10月 五能線 深浦


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  1. 2018/02/10(土) 00:00:00|
  2. 五能線
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風合瀬の水平線

体が吹っ飛ぶような潮風が吹きつける
どこトレ片手に列車の到着を待つ

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2016年10月 五能線 風合瀬

五能線には記憶に残る地名が多い。アイヌ語起源の当て字の地名もあるらしく、よりバリエーションに富んでいる。「風合瀬」と書いて「かそせ」と読む。綴りといい、読みといい、何とも風情のある地名だ。その由来は、読んで字のごとく、風がぶつかり合う場所ということらしい。東西の風が出会い、風向きや気象、潮流が変化しやすい海の難所とされて来た。決まって、移ろいやすい海は良い漁場になる。ここ風合瀬も漁業の集落だ。村は町村制施行により大戸瀬村に、さらに深浦町と合併し現在に至っている。

どういう巡り合わせか、この風合瀬を訪れる際には、何時も天気がよろしくない。沖から吹き付ける西風に苦しめられっぱなしだ。まあ、五能線の「らしさ」の一つなので、撮影日和と言ってしまえばそれまでだが、ウヤになほど吹いてもらっても困る。かくして、暗く重たく荒涼とした風合瀬の日本海の写真が出来上がることになる。といっても、そこに暮らす人々までそうだとは限らない。浜の衆は頗る元気で明るい。過酷な自然環境だからこそ、人々の助け合いと和が求められ、朗らかになっていくのかもしれない。

風合瀬には、2003年に「道の駅ふかうら」が開駅した。このところ、その道の駅に毎回ご厄介になっている。驫木、風合瀬、大戸瀬あたりの早朝には絶好のロケーションだ。朝飯前の一通りの撮影が終わって道の駅に戻ると、ちょうど売店が開く時間になる。鮮魚がメインのようだが、美味そうな惣菜類や弁当も数多い。それも安価でコストパフォーマンスは抜群だ。スーパーやコンビニがかなり少ない地域なので有難い存在だ。ここで、その日の朝昼晩の食料を調達している。真イカ寿司が¥330とは嬉しいじゃないか。


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こんなどんよりした天気だが、何故か水平線が真っ直ぐにクッキリと見える。海辺の建屋は磯船の番屋だろうか。幾つかは既に壊れかかっている。じわじわと過疎化が忍び寄っていることの表れだろう。辛うじて、この区間の五能線が生き長らえているのは、明らかに鄙びた車窓を愛する旅行者と毎日走るリゾート列車のお蔭だ。旅客輸送という本来の役目は、既に過去物語なのかもしれない。間もなく雨が来そうな気配だ。


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2017年10月


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  1. 2018/02/06(火) 00:00:00|
  2. 五能線
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仙北岩トンネル

首都圏色の国鉄型が仙北岩トンネルを抜けて往く
いよいよ五能線のヨンマルも終わりが近づいた

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2017年10月 五能線 十二湖

日本一短い鉄道トンネルは、吾妻線の樽沢トンネルの7.2mということだったが、八ッ場ダム建設による新線への付け替えで、その座を呉線の安芸川尻駅近くの川尻トンネルの8.7mに譲ったとのことだ。ネットで検索すると、日本一好きのブロガーたちがちゃんと訪問記事を書かれているので、その姿を見ることが出来る。どうやら車道の跨線橋と一体となった、トンネルらしからぬ姿だ。大井川鐡道には自称日本一短い地名トンネルがあり、長さは7mとも11mとも云われている。ただし、こちらは正式名称を「川根電力索道保安隧道」と云うコンクリートの建造物で、隧道の名があるがトンネルとは見なされていないようだ。

さてさて、写真の五能線の仙北岩トンネルはと云うと、9.5mでJR東日本の最も短いトンネルになるそうだ。このトンネルは仙北岩を刳り貫いたものだが、その先には僅かな切れ目を挟んで本命の森山トンネルが、海に向かって伸びる岩尾根を貫いている。近くのガンガラ穴は観光客が立ち寄る場所で、風光明媚な岩礁海岸を形作られている。海が凪いでいたので、遊歩道を辿って岩畳を行けるところまで行ってみた。ちょうど、首都圏色の2連が仙北岩トンネルを抜けてきた。国鉄末期を思い出すような古の眺めだ。長らく五能線の主役だったヨンマルもいよいよ引退の時を迎える。また一つ国鉄の影が消えようとしている。


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  1. 2018/02/02(金) 00:00:00|
  2. 五能線
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プロフィール

こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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拙ブログに掲載する写真、記事に関する著作権は放棄しておりませんので、無断使用、転載等はお控えください。

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