駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

秋野

逆光に輝く秋色の野は皆休耕田か
山間の田圃は徐々に野に帰ろうとしている

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2016年10月 秋田内陸縦貫鉄道 上桧木内

冬は雪に閉ざされるこの地域の人口減少は止まらない。田圃が消え、次に消えてしまうのは・・・。

★只今、予約更新で写真を主とした「東北の秋」をお送りしています。


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  1. 2017/10/16(月) 00:00:00|
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急行よしもり

この地域は稲刈りの最中だった
金色の田園を急行列車が走り抜ける

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2016年10月 秋田内陸縦貫鉄道 羽後中里

何故かこの鉄道には急行が走っている。閑散駅を通過するためなのか、足早に「よしもり1号」が往く。

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  1. 2017/10/14(土) 00:00:00|
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天高く

天高く晴れ渡った青空の下、稲刈りが続く
真っ直ぐに伸びる線路も、すっかり秋色だ

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2016年10月 秋田内陸縦貫鉄道 松葉

大型で非常に強い勢力の台風18号タリムが日本列島を縦断する気配だ。稲穂がたわわに実るこの時期、稲作農家にとっての最大の心配事が台風の襲来だ。天気がいいうちに、刈れるところはさっさと刈ってしまおうと、コンバインが走り回った地域もあっただろう。稲が風で倒れてしまうとコンバインで刈るにはひと手間必要になる。その後に雨が続けば、籾から発芽して食用にはならないということにもなりかねない。日本の雑節である二百十日、二百二十日、八朔は、農家の三大厄日とされている。それぞれの厄日は今年は、9月1日、9月11日、9月20日ということになる。まさに、今時分は台風の季節ということだ。

以前、台風襲撃直後の東北を旅したことがある。東北のリンゴ産地で甚大な被害をだした台風だったが、リンゴ農家の軒先には、落下して売り物にならなくなったリンゴが、山のように放置されていた。打ち身の程度の少ないものがタダ同然で売られていたので、車に詰めるだけ買って帰ったことがある。保険で補償される農家もあるだろうが、丹精込めた作物が駄目になって喜ぶ農家が在ろうはずもない。今回の18号はその1991年の19号、通称「リンゴ台風」に類似しているようだ。残念ながら農作物の台風への備えなど高が知れている。台風が逸れることを祈るばかりだ。天高くリンゴ実る秋で在ってほしいものだ。


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  1. 2017/09/16(土) 00:00:00|
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鉄道敷設法 第13号

秋の残り日が秋田内陸の山間の集落を照らしている
美しく色付いた林の中から紅葉狩りの列車が現れた

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2016年10月 秋田内陸縦貫鉄道 笑内

先日 由利高原鉄道の記事を上梓した際に、秋田内陸縦貫鉄道のことにも話が及んだので、ここで内陸線の写真も1枚掲げておこう。何といっても秋田市を通らないこの路線は、延々と94.2kmに渡って写真のような鄙びた風景の中を走り続ける。どうしても森吉山などの観光にも頼らなければならない環境だ。やって来る列車は、先頭から赤、橙、黄の色鮮やかなカラフルな車両だ。折しも紅葉のシーズンで、3両の車内は座り切れないほどの観光客で溢れていた。この先の阿仁川橋梁上では徐行をして観客の目を楽しませている。

1922年に鉄道省により公布・施行された「鉄道敷設法」別表の第13号には、『秋田県鷹ノ巣ヨリ阿仁合ヲ経テ角館ニ至ル鉄道』とある。この21文字が、現在の秋田内陸縦貫鉄道の基となる阿仁合線、角館線が敷設に至った根拠で、100年近く前に構想された鉄道網の一部だった。この政治色が極めて濃い法律は、1987年の日本国有鉄道の消滅まで、密かにそして連綿と受け継がれることになった。お蔭で日本が数々のローカル線を有する鉄道王国となったわけだが、本をただせば地方政治家の勝ち取った戦利品でもあった。

この内陸線も再び存続問題に揺れている。このところの地元住民の意識調査や顧客満足度調査の結果などは興味深いものがある。間もなく県人口が100万人を切るという、日本一の過疎化の現実への危機感もあってか、各地で開かれるシンポジウムなどでは、地域の自己反省的な意見も数多く、自助努力に欠けるとされる地域住人の熱意に、何処まで火が付くかが存続の可否を握っているようだ。多くの住民が、路線維持のための県と市の支出は、止むを得ないと考えているのが救いだが、最大の支援者は国という厳しい実態もある。


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  1. 2017/01/13(金) 00:30:00|
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人生の楽園

雨上がりの清々しい秋の朝が訪れた
駅でのんびり列車を待つご夫婦に人生の楽園を見た

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2016年10月 秋田内陸縦貫鉄道 松葉

確かこの松葉駅は国鉄時代には角館線の終着駅だったはずだ。阿仁合線とその終点の比立内との間の建設線をも含めて、秋田内陸縦貫鉄道に引き継がれた。1986年の開業当初は旧角館線の南線、旧阿仁合線の北線で分断していたが、1989年に全線開通し、角館から鷹ノ巣に至る94.2km、29駅の路線が誕生した。ただ、決して経営は容易ではなく、事あるごとに廃線が囁かれるが、低空飛行で凌いできた。何としても生き抜いてほしい第三セクターの長大ローカル線だ。

前日からの雨が上がり、すっきりとした青空が広がった。秋の朝の清々しい空気感が漂う駅を上機嫌で撮っていると、何処から来られたのか熟年のご夫婦が徒歩で現れた。聞けば、東京にお住まいで、お二人で旅をするのを楽しまれているという。こちらの最終目的地が北海道の増毛であることを話すと、夏に乗って来たというから、なかなかの抒情派の旅人のようだ。写真の邪魔になりますかと聞かれるので、勝手にしているところを撮らせてくださいとお願する。

お二人は列車に乗って森吉山の紅葉を観に行くというが、次の列車は反対方面の角館行きで、鷹ノ巣行きまでには更に30分程の時間がある。そのぐらいの気持ちと時間の余裕があったっていいじゃないかとおっしゃる。全くその通りだ。気持ちのいい朝に、見知らぬ土地の駅でのんびり過ごす贅沢な時間を、彼らは知っているようだ。こちらといえば、列車の時間をチェックしながら追われるように行動している。何か羨ましいような、人生の楽園を見たような気がした。


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  1. 2016/11/09(水) 00:30:00|
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プロフィール

こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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