穏やかな太平洋に日が昇る
岬を巡るヨンマルも古になった

2017年10月 八戸線 鮫
2020年の幕が開けた 大晦日は春のようだったが、それも束の間だった
昨年も自然災害が多発し、集中豪雨や台風で鉄道にも大きな被害がでた
ローカル線を危うくするのは、地方の過疎化だが、自然災害まで加わった
温暖化が原因となると、年を追う毎に激しさを増すのか 恐ろしいことだ
今も自然災害の運休から立ち直れないローカル線が、北に南に点在する
それとは別に、北の大地では経営問題が深刻化して、廃線が止まらない
鉄路から蒸気機関車が消えたように、時代の流れに逆らうことは難しい
食指の動く車両や風情ある駅舎があるうちに、楽しませてもらっておこう
昨年は長期ロケには出向けず、写真的には不満の募る一年に終わった
今年は鉄道放浪の旅を再開できそうだ 旅に出ないと生きた心地がしない
次第に希薄になる日本の鉄道地図を睨みつつ、鉄道風景探しの旅が続く
何時終わるとも知れない当所の無い「駅舎の灯」の2020年の旅が始まる
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
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- 2020/01/01(水) 00:00:00|
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ヨンマルの排気に水平線がざわめく
内燃機関の確かな息遣いを感じる走りだ

2017年10月 八戸線 陸中八木
穏やかな秋の太平洋に見守られ、如何にも国鉄らしい気動車は、この海の見える路線から去っていった。
★只今、自動更新で「東北の秋 2017」をお送りしています。
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- 2018/11/01(木) 00:00:00|
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朝日が昇るころ一番列車がやって来る
何時もと同じ朝の幸せを噛み締める

2017年10月 八戸線 大蛇
海辺の町の小さな駅に、いつものように日が昇る
この駅が開業してから、ずっと繰り返される朝の光景だ
日本の美しい景観を求めて、四季折々の風物詩を探すのもいいものだ
だが、こんな何処にでもある風景の中にこそ、心に響く眺めがある
それは自然とは違う人の営みに、温もりを感じてしまうからだろう
公共交通機関の宿命ではあるが、今日も日本の津々浦々で列車が走る
北の大地の厳しい寒さの中、止まぬ吹雪に難渋している姿が目に浮かぶ
春の兆しがもうすぐの南の地では、穏やかな朝の初日出が拝めただろうか
日本列島のそれぞれの場所で、それぞれの朝を迎えたことだろう
そうやって人の暮らしと鉄道の関係は、営々と刻まれ続けてきた
ローカル線の旅は、そんな日本各地の原風景を再発見する旅だ
季節とともに流れゆく豊かな時間と、温かい人の輪を思い出す旅だ
小さな駅にひとり佇めば、何か忘れていたものに気付くかもしれない
何時しか、ローカル線は交通手段を越えた存在になっていた
そんな思いを乗せて、2018年の「駅舎の灯」の旅を始めよう
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願い致します
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- 2018/01/01(月) 00:00:00|
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灯台を回るように線路が岬を巡っている
青空を映す青い海原がどこまでも広がる

2017年10月 八戸線 鮫
世の中には「あなたが選ぶ灯台50選」というのがあるそうだ。海上保安庁が一般から募集したようだ。青森県八戸市鮫町にある鮫角灯台もその一つで、八戸港に出入りする船舶の航行を見守っている。全国には大小3,300程の灯台があるが、そのベスト50となれば大したものだ。さすがに人気の灯台からの海原の眺めは素晴らしく、遮るものなく太平洋の水平線が見渡せる。八戸線の有名な撮影地になっているが、前回は生憎の大雨で、天を伺いながらリベンジにやって来た。1本前の3両編成の上り列車をターゲットにしていたが、中間に首都圏色が入ってしまったので、次の下りのこの列車で仕切り直しをした。日が昇り、空模様も光線状態もやや悪くなってしまったが、やはりこの眺めなら同じカラーリングの編成の方が気持ちがよい。
さて、この「鮫」という地名だが、その由緒については、諸説が入り乱れ、よく分からないようだ。港のあるロケーションにも拘わらず、少なくとも魚のサメではないということでは一致している。そんなことにはお構いなく、鮫の駅前には、記念撮影用のジョーズのオブジェが待ち受け、何時しか当て字の鮫が独り歩きすることとなった。さらに大字鮫町には98の小字があるが、山四郎蒔目、盲久保、金屎などの、これまた不思議な地名が多数存在する。この地区の創成期に、奇抜な命名者がいたということだろう。八戸を出た列車は、鮫までは八戸の市街地を走り本数も多く「うみねこレール八戸市内線」の愛称を持つが、鮫からはいよいよ太平洋の見える車窓が始まる。三陸鉄道北リアス線が待つ久慈までは、64.9km、23駅の旅となる。
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- 2017/12/03(日) 02:00:00|
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八戸のヨンマルにも引退の時が近づいた
DMFエンジン音が聞けるのもあと僅かだ

2016年11月 八戸線 有家
違いを言い当てるのは難しいが、この海岸はどう見ても日本海ではなく太平洋のものだ。
★只今、予約更新で写真を主とした「東北の秋」をお送りしています。
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- 2017/10/28(土) 00:00:00|
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