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駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

ブルトレの時代

長い旅路に向けて東京を発つ
掲げたヘッドマークが誇らしい

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1974年7月 東海道線 有楽町

先日、あるブログでこれと同じような写真を拝見した。1974年頃の「さくら」という説明があったが、こちらは同じ1974年の「はやぶさ」になる。20系客車とEF65 500Pのゴールデンコンビだ。やはり、EF65と言えばこいつに限る。機関車は有楽町に差し掛かったが、列車の最後尾はまだ東京駅だ。こんな長大編成が日本中を駆け回っていた時代があったわけだ。もう何年も前に上梓しようと思って掃除しておいた写真だが、出す機会を失って、ずっと控えベンチで眠っていた。ちょうど架線柱に被ってしまってはいるが、団子っ鼻の0系新幹線と同時発車だ。多分、国鉄の演出だったと思うのだが、高島線のデゴイチのさよなら運転の際に、同じように0系と並走になったのを思い出す。

思えば東京駅周辺も随分と変わった。背景は八重洲のビル群だが、今はより高い洒落たビルに殆どが建て替えられている。こあらまは、一時期、丸の内の東京駅の見えるビルに勤めていたことがあるが、東京駅が丸見えで面白かったのだが、在来線長距離列車が既に無くなっていたのが残念だった。その頃には、東京駅の駅舎が復元工事中だったり、駅前の三菱の新丸ビルが竣工したり、丸の内郵便局をどうすかかで揉めていたりもしていた。当時は、八重洲側が建設ラッシュで、次々と新しいビルが誕生していた。列車の見えるホテルが有名になったが、そのビルもその頃建てられていた。写真の黄金時代に、絶景のビルに勤めていたら、さぞかし会社に行くのが楽しかったに違いない。


お知らせ
日頃よりご来訪いただきありがとうございます。例によって、通常の更新を暫くの間休みます。その間の自動更新は、今回は「東北の秋色」をお送りします。コメントの返信も、再開後になってしまうと思いますのでご了承ください。自動更新中は、ほぼ写真のみの記事になります。拙い写真ですが、お楽しみいただければ幸いです。


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2020/10/13(火) 00:00:00|
  2. 東海道本線
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小便小僧 0系新幹線の頃

時代を越えて愛され続ける小便小僧
小僧を横目に団子鼻の元祖0系が往く

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1974年7月 東海道本線 浜松町

浜松町の「小便小僧」は日本一有名な小便小僧かもしれない。初代の陶器製がホームにお目見えしたのが鉄道開基80周年の1952年。現在の二代目のブロンズ製となったのが1955年。それ以来、64年の長きに渡り、駅の利用客に可愛がられてきた名物小僧だ。服を着るようになった経緯についても広く知れ渡っているので、皆さんもよくご存知のことだろう。写真は、団子鼻のO系の新幹線が次々と量産されていた時代で、小便小僧の衣装は、この像を一躍世に広めることとなった故田中栄子さんの作だ。なかなか風情のある素晴らしい出来栄えで、撮影意欲を掻き立てられる逸品だ。

田中さんがお亡くなりになった際に一時小僧は裸に戻ったが、その後の東京消防庁の防災PRで登場した消防服姿が大きな話題になり、現在まで消防服を手掛けた港区の手芸グループにより着せ替えが続けられている。横を走り抜ける東海道新幹線は、国鉄からJR東海に引き継がれ、車両も0系から100系、300系、500系、700系と進化し、現在はN700系の時代だ。最高速度も210km/hから285km/hまで高速化した。どんなに時代が変わっても、技術が進歩しても、この小便小僧はそのアナログさが愛され続けている。人の心に響くのは、こんな他愛のないことなのかもしれない。


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  1. 2019/11/09(土) 00:00:00|
  2. 東海道本線
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駅舎の灯 東京 17時07分

季節風で澄んだ夜空の下に、師走のビルの明りが浮かび上がった 
この世界的ビル街を支えているのが、日本の中心駅東京だ

T1_02209R.jpg
2005年12月 東海道線 東京

今、夜景が人気急上昇中だ。「こよなく夜景を愛する人へ」なんてサイトもある。あの忌まわしい3.11の後遺症で、一時街の灯りも暗くなっていたが、いつのまにか元に戻っている。今回は、開業101年となった、らしくない東京駅の灯をお送りしたい。

この画を撮ったのは10年前になる。右手が丸の内、左手が八重洲だ。駅はまだ改修前の姿で、中央郵便局が「KITTE」に変貌するのはもう少し先のことだ。駅のホームは右から、中央線、山の手・京浜東北線、東海道線、東北新幹線、東海道新幹線の順だ。地下には総武線、京葉線に加えて、東京メトロの丸ノ内線が走っている。現在は上野東京ラインの開通で、東北線上の列車も旧東海道線ホームに乗り入れている。そんなわけで、東京駅には、JR東、JR東海、東京メトロの3人の駅長がいる。

さてさて、この画の撮影場所を探っている方も居られると思うが、現場に立てばどのビルかは容易に察しが付く。決してドローンで撮ったものではない。ただし、残念ながらそのビルはオフィスビルなので関係者外は立ち入れない。小生は、数年間、東京駅の夜景の観察を続けたが、ようやく撮れたのがこの一枚だ。それなりの空色に巡り合うのは、そう簡単ではない。
これと似たようなアングルが得られるのは、この時まだ建設中だった線路対岸の「ホテルメトロポリタン東京丸の内」のトレインビューの部屋だが、こちらはお泊りとなる。やはり、お手軽なのは、自由に入れる「KITTE」の屋上にある「KITTEガーデン」だろう。

世間的には、「メリークリスマス」なんて言うところだが、その教えの信徒でもないし、それこそ、らしくないのでやめておこう。


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  1. 2015/12/24(木) 01:27:39|
  2. 東海道本線
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ゼロロクが往く

時は流れて時代が変り そろそろこの機関車も引退の時だ
快晴の相模湾をバックに堂々編成のゼロロクが往く

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2015年2月 東海道本線 根府川-早川

今日はちょっと毛色を変えて東海道線です。小生は貨物列車が好きなのですが、現在 貨物輸送が残っているのは、限られた本線筋の長距離輸送だけ。その最たる路線が東海道本線です。普段のローカル線では味わえない、迫力ある貨物の走りを楽しむことができます。

この辺りは柑橘類の産地で、冬から春にかけてミカン山が色付きます。また、小田原や真鶴は干物が特産物でもあります。たまに、地元産物の買い出しにやってきますが、そんな時に、ここに立ち寄るのが恒例です。マジ撮りとはいえませんので、ダイヤも調べず、ボケッと待っている始末です。近くに同業者がおられれば情報を得るという横着ぶり。それでも、じきにやって来る貨物をファインダー越しに捕えてしまうと、やはり本気になってしまいます。山側には新幹線の開口部もあり、ひっきりなしに「のぞみ」、「ひかり」、「こだま」が高速で通過していきます。

この時は、幸運にもゼロロクがやってきました。小生が現役蒸気撮影に燃えていた頃にデビューしたEF66の0番台も、もはや風前の灯。現役は一桁ということです。遥々吹田からやって来る、国鉄時代の原色に近い新更新色を見ていると、この機関車がブルートレインの先頭に立っていた頃が思い出されます。


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  1. 2015/08/21(金) 00:46:25|
  2. 東海道本線
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プロフィール

こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

著作権について

拙ブログに掲載する写真、記事に関する著作権は放棄しておりませんので、無断使用、転載等はお控えください。

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