駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

冬木立の道

冬木立の道を列車が軽快に下って往く
木漏れ日にちょっぴり春の兆しが見えた

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2018年2月 小海線

こんな冬木立が好きでなければ、こんなに寒いところに住もうとは思わないだろう。この冬は久しぶりに厳しい寒さだった。雪も何回か積り、雪景色の日日も続いた。寒さが最も厳しいのは、1月下旬から2月上旬に掛けてだが、今年はまだまだ寒さが残っている。それでも、日差しが強くなりだし、春が近いことを感じられるようになった。固く凍結していた地面も、日中は少しだけ緩みだした。雪国や寒冷地に暮らす人々は、日の光の変化にはとても敏感だ。都会では厄介な花粉症の季節の始まりくらいでしかないだろうが、寒冷地に住む者にとっては、気持ちまで緩んできそうな春の兆しだ。


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  1. 2018/02/22(木) 00:00:00|
  2. 小海線
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厳冬八ヶ岳 2018

この冬も寒さがピークを迎えた
八ヶ岳連峰の白い峰々が凛々しい

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2018年2月 小海線

今、韓国のピョンチャンで冬季オリンピックが開催されている。ピョンチャンは寒さは厳しいが、雪はそれほど降らないということだ。夜のゲームでは、選手も観客も寒さ対策が欠かせない。そのピョンチャンの気温を聞いていると、ここ野辺山高原とよく似ている。野辺山も、このところ最低気温が氷点下20℃を下回る日が続いている。昔、野辺山にもスキー場があったが、降雪が少ないため、人工降雪機が稼働していた。野辺山は緯度が低い分標高が高いので、同じような気温になっているようだ。この季節、夜の野辺山では、寒くて外には出られたものではない。米国での放映の都合だろうが、商業オリンピックの夜中の屋外競技は、さぞかし寒いことだろう。


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八ヶ岳連峰の主峰赤岳と横岳。稜線に赤岳天望荘が見える。


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  1. 2018/02/14(水) 00:00:00|
  2. 小海線
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月とキハ

夕月夜の築堤をキハが往く
今夜は寒さが冴える星空になりそうだ

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2018年1月 小海線

先月の1月31日の晩に、35年ぶりに「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」という現象を見ることが出来た。大きな満月が欠けて、赤っぽい皆既の月が現れるのを、多くの方が観察されたことだろう。月は29.53日の周期で満ち欠けを繰り返している。ちょっとばかり月の満ち欠けに薀蓄があれば、この写真の撮影日を言い当てられるだろう。満月は十五夜だ。7~8日目が半月の弦月になる。三ケ月は三夜だ。この写真の頃の月は、太陽を追うように動いている。日没後、月も追いかけるように沈んでゆく。近頃のカメラの高感度化で、月や星空も絡めて狙えるようになった。夜もうかうか休んでいられない時代が到来した。


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  1. 2018/02/08(木) 00:00:00|
  2. 小海線
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雪に負けるな!

降り頻る雪の中を往くキハ
思わず声を掛けたくなるシーンだ

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2018年1月 小海線

関東甲信越は、22日昼頃から大雪に見舞われている。山梨県内の小海線沿線も、ちょうど正午に雪が降りだし、直ぐに銀世界へと変った。この記事を書いている最中も雪かさが増し、30cmはゆうに越えている。積雪に弱い東京の交通機関の麻痺が伝えられているが、中央東線も特急が運休し、普通列車も間引き運転されている。小海線はといえば、平常運行が続いており、22日は終列車まで定刻で運行を続けられそうだ。車も、多くが初めからスタッドレスを履いているので、立往生も見られない。

夕方、例によって徒歩圏の撮影に出掛けた。列車によっては少々遅れがでていたものの、ほぼ定刻に運行されていた。寒さに対しては万全の小海線だが、雪となると話は別だ。雪国ではないので、除雪能力は低い。列車が走行できない程の積雪になれば、2014年の豪雪の時のように一巻の終わりだ。どこまで走れるのかは分らないが、30cmくらいなら支障はないようだ。今風の軽量車輌ならそうはいかないかもしれないが、このキハはレールが雪に埋もれた33‰をしっかりとした足取りで登って来た。

北辺や雪国で、雪だるまになって進む列車を見ていると、心のどこかで列車に「頑張れ!」と声を掛けている。撮影するこちらも決して楽ではない。何が面白くて、降りしきる雪の中、凍えながら列車を待つのか。「頑張れ!」の声は、同時に自分への励ましなのかもしれない。この小海線のキハにも、「雪に負けるな!」と声を掛けていた。


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  1. 2018/01/23(火) 00:00:00|
  2. 小海線
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秋日和の展望台

四季折々の自然の移ろいを映す展望台
眺めが楽しめるのも、そう長くはないかもしれない

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2017年11月 小海線

次第に、この撮影場所も樹木の成長で列車が見通せなくなって来た。今年の新緑シーズンにはかなり厳しいことになりそうだ。その昔、小海線に高原のポニーが走っていた頃、甲斐小泉から信濃川上にかけての高原地帯には、数多くの絶景ポイントが存在した。しかし、木々が伸びてしまったために、その殆どで視界不良に陥り、名撮影地が次々と失われていった。稀に、伐採によって部分的に視界が戻ることもあるが、撮影場所として復活した例を知らない。高原地帯の視界喪失は、大火後に植林された落葉松、赤松などの成長が大きな原因だが、自然景観の変化によるところもある。この場所は、人手のあまり入っていないところで、長らく絶景が保たれてきたが、いよいよ見納めになるかもしれない。

この谷底を流れるのは千曲川で、線路際まで氾濫原だったため、灌木が生える程度だったが、次第に流れの蛇行が大きくなり、その内側にしっかりと木が生えるようになった。このまま木々の成長が続けば、トンネル出口の川べりを除いて、林の中に没してしまう日も近いだろう。原因は治水が進んだためと思われる。上流部での大量取水やダム、堰堤の設置などによる水量の低下と安定化だ。近頃の激しい集中豪雨にでも見舞われれば、昔の流路に戻るかもしれないが、そんなことを願うわけにはいかない。撮影地が失われるのは、何も突然現れる人工物ばかりではない。ゆっくりと進む景観の変化もある。多くは人の営みが変化を加速させている。自然の風景とて、何時までも見られるとは限らない。


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  1. 2018/01/15(月) 00:00:00|
  2. 小海線
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プロフィール

こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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