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駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

天空の時間 空に一番近い列車 番外編 その1

紅に染まる築堤に単行キハが浮かぶ
夏の一日の終わりを告げる一瞬の彩だ

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2018年7月 小海線

今年の「天空の時間 空に一番近い列車」は撮れず仕舞いになりそうだ。天候が優れないこともあるが、忙しくてなかなか足が向かない。素晴らしい空模様の日もあるが、その時現場にいるためには、その何倍もの無駄足を踏む必要がある。それに、少々マンネリの感もあるので、新たな切り口も欲しいところだが、何事も執念がなければ始まらない。そんなこんなで、今年の天空時間は敢え無くスキップということにした。来年は心機一転で再挑戦したいと思っている。何もないのは寂しいので、これまでの作で未上梓のものを拾ってみた。まずは、2018年度版からのワンシーン。


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  1. 2019/07/14(日) 00:00:00|
  2. 小海線
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川上村の白い夏

マルチの高原をハイブリッド車が往く
川上村の慌ただしい白い夏が過ぎていく

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2015年8月 小海線

食卓に上るレタスはこんな畑から採れる。白マルチに覆われた畑が村中に広がる。このポリエチレンの白いシートには、地温抑制、雑草防除、病害虫忌避、土壌保護、泥跳ね上がり防止などの効果がある。写真の中には6台のトラクタが写っている。折々の農作業の多くをこのマシーンを使って行う。トラクタの車輪幅に合わせて畝が立てられているので、畝に沿って畑の中を走り回ることが出来る。後部に箱のようなものが付いているのは収穫作業用の装備だ。畑でそのまま箱詰めされて、キャリーに積み込んで集荷場へと向かう。働いているのは東南アジアの方々が多い。朝の決まった時間に現れ、夕方の決まった時間に迎えが来て宿舎へ帰って行く。夜な夜なトラクタを走らせているのは農場主家族だ。そんな生産の構図が高原レタスを支えている。簡単には自給率など語れない時代になった。レタスを食べる時、白い高原をちょっとだけ思い浮かべて欲しい。


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  1. 2019/07/12(金) 00:00:00|
  2. 小海線
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最高地点の夏休み

最高地点は高原の夏の観光地になった
今年もまた賑やかな夏休みがやって来る

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2015年8月 小海線 JR最高地点

高原のポニーが走っていた頃、国鉄最高地点は高原野菜畑の中の砂利道国道の粗末な踏切だった。JR最高地点となって早32年、近頃の最高地点はこんな感じだ。周囲には観光客相手の出店が数軒、ホテルも出来た。立派な碑が建ったが、傍らの「幸せの鐘」には少々興醒めだ。観光地色が強まり、駐車場や公衆トイレも整備され、警報機が鳴りだすと近くの観光客が集まり、カメラを構える光景が日常となった。

夏休みに入り、子供たちの姿が目立つようになった。高原の短い夏の賑わいだ。地元の学校の遠足か、それとも都会の林間学校か。速度を落とした列車をしげしげと見上げる。車内には最高地点通過のアナウンスが流れているはずだ。現れたのは小海線全通80周年記念企画の国鉄急行色だが、タラコ色ともども期間限定で、あっと言う間に無くなってしまった。今年もまた、梅雨が明ければ夏休みがやって来る。


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  1. 2019/06/22(土) 00:00:00|
  2. 小海線
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雲の行方

稜線で雲が生まれては消える
流れる雲の行方は空のみが知る

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2019年5月 小海線

昨日7日、関東甲信、東海、北陸、南東北が梅雨入りした。このところ晴天少雨が続いていたが、ほぼ平年並みの梅雨入りとなった。これから暫くは愚図ついた天候が続きそうだ。畑の農作物には恵みの雨となった。小海線の往く八ヶ岳南麓でも乾燥が激しく、野菜の成長が遅れ、枯れてしまうことも。種まきをしても発芽しにくい状況が続いていた。例年であれば放っておく乾燥を好むトマトにまで水やりすることになった。これで一安心となって欲しいところだが、今度は、雑草が勢いづくのと、降れば大雨が心配だ。

激しい雨を伴った寒冷前線の通過の後、初夏の強い日差しが戻ってきた。雨上がりの南アルプスの湿気が夏雲となって大気に放出される。上空に残った冷気のためか、その夏雲が秋の雲に変わっていく。初夏の雨上がりの一瞬の多彩な空模様だ。


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  1. 2019/06/08(土) 00:00:00|
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雨上がり

寒冷前線が通過して青空が戻って来た
残雪と瑞穂の緑が楽しめるのもあと幾許か

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2019年5月 小海線

この春はずっと少雨が続いてきたが、先日久しぶりのまとまった雨が降った。水不足の地域には朗報だっただろうが、九州などでは豪雨災害の恐れもあった。降れば大雨が近年の悪い癖だ。八ヶ岳南麓は湧水群でも有名なところだ。八ヶ岳の伏流水が、標高1,000m付近のあちこちで湧き出している。湧水が干上がることはまずないので、深刻な水不足になることはない。怖いのはどちらかというと大雨の方だ。谷筋は軒並み土石流危険地帯になっており、何十年かに一度の大雨で大きな被害が出ている。昨年、一昨年の台風の大雨では、集落の中まで川のようになり、田畑が水浸しになり、床下浸水のお宅もあった。気象が激しさを増しているので、雨の降り方には本当に要注意だ。

先日の「落日そして水鏡」で田植え前の大カーブをご紹介したが、今回はその田圃のその後をお見せしたい。田植えも終わり、苗は順調に生育している。この田は酒米のため田植えが早かったが、既に近隣のコシヒカリなどの食用米の田植えも終わっている。この辺りも高齢化で、自家米中心で、出荷する農家もどんどん少なくなっている。それでも田圃を維持できていればいい方で、いよいよ体がきつくなると、手間の少ない畑に転作することになる。大カーブの内側も外側も、C56の時代からずっと田圃と決まっていたが、近頃畑に化けてしまった田圃が何枚かある。一度水稲栽培をやめてしまうと、まず再開されることはない。何時の日か、麦と蕎麦の大カーブが出現するだろう。


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  1. 2019/05/23(木) 00:00:00|
  2. 小海線
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プロフィール

こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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