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駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

漂泊の道標 駅舎の灯

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1977年6月 八高線 明覚


駅舎の灯が6月の湿った闇に浮かぶ
初代駅舎が在りしころの初夏の幻影


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  1. 2019/05/03(金) 00:00:00|
  2. 八高線
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入間川橋梁再び

蒸気全廃後、再び八高線に戻ってきた
何をどう撮るか、新たな迷走が始まった

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1976年3月 八高線 東飯能

1976年3月2日、北海道は追分機関区に入換機として残っていた39679、49648、79602の3両のキューロクが火を落とし、現役の蒸気機関車が全廃した。同時に、こあらまの蒸気機関車を追いかけた7年間にも終止符が打たれた。その頃の蒸気ロスの空虚感を胸に、蒸気を最初に撮り始めた思い出の八高線に再び足が向った。早々に無煙化されてしまった八高線を訪れるのは、実に6年振りだった。キハ17やキハ20は影を潜め、不細工な通勤型のキハ30やキハ35が幅を利かせていた。相変わらず、高麗川のセメント工場とを往復するセメント貨物は健在だったが、牽引するのは憎っくき赤ブタDD51だった。

その時のネガには、新たな鉄道写真を模索しようと、どうにもならない写真ばかりが並んでいる。車両の無い写真やゆる鉄風のものも数多く残されている。蒸気の去った鉄道に何を求めるかを探っていたのだろう。機会があれば迷走時代の写真もアップしたいが、今回はそんな中で記録されたオーソドックスな1枚をお届けしよう。何と長閑な入間川橋梁だろうか。その後、この辺りも東京のベットタウンとして開けて行った。この区間の八高線も電化され、架線の無いすっきりとした橋梁の眺めも過去のものとなった。結局、夕日に輝くDD51にも気持ちは動かず、暫しの休眠時代へと突入することになった。


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  1. 2019/02/02(土) 00:00:00|
  2. 八高線
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初心時代

金子坂にデゴイチ貨物が差しかかった
逸る気持ちをグッと堪えてチャンスを待つ

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1970年2月 八高線 金子

事始めのこの頃使っていたカメラは、オヤジの距離計連動の「PETRI35 F2」だった。レンズはガウス型4群6枚の「Orikkor 45mm/F2.0」というのが付いている。このレンズが「お利口」かどうかは知らないが、面白い命名だと結構気に入っている。当時のネガを見ると、全く引き付けが足りなく、罐が片隅にしか写っていないものや、罐や編成が無残にブチ切れているものなど、惨憺たるものだ。今時の視野率100%などと違って、この手のレンジファインダーカメラは、視野は大雑把なうえに見え方も決して明瞭とは言えないものだが、そんな事情を差し引いても、弁解できるような代物ではない。当時のフィルム事情では、連写などありえず、一列車一枚が原則だった。逸る気持ちを抑えきれず、ついつい早くシャッターを切ってしまっていたのだろう。まさに若気の至りだ。そんな中で、珍しく上手く画角にはまったのがこの写真だ。おまけに盛大なドレインサービスも付いている。今なら何てことない写真だが、当時はちょっと自慢げな心持ちになったことを覚えている。写真の良し悪しはさて置いて、私的には懐かしさいっぱいの事始めの頃の貴重な一枚だ。


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  1. 2017/09/26(火) 00:00:00|
  2. 八高線
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漂泊の道標 構内踏切

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1977年6月 八高線 明覚


こんなにエコでバリアの小さい渡線路が、どうして減ってしまったのだろうか
ローカル線の跨線橋など、年寄り返しの無用の長物だ


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  1. 2017/09/20(水) 00:00:00|
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漂泊の道標 夕暮れの出発信号機

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1977年5月 八高線 金子


あの「ガシャン」という余韻のある響き
決して薄れることのない音の記憶



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  1. 2017/08/01(火) 00:30:00|
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プロフィール

こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

著作権について

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