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駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

漂泊の道標 望郷踏切

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1977年5月 八高線 金子


かつてそこには鄙びた砂利道の踏切があった
夕暮れに広がる茶畑が古という名の望郷を誘う



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  1. 2020/02/04(火) 00:00:00|
  2. 八高線
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鉄道の日

鉄道開基から127年が経った
古き良き国鉄時代が懐かしい

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1970年2月 八高線のとある駅

今日10月14日は「鉄道の日」だ。国鉄時代の方々には「鉄道記念日」と言った方がピンとくるだろう。今から127年前の1872年10月14日に、新橋-横浜間に本邦初の鉄道が開業した。1921年には鉄道開基50周年事業として東京駅丸の内北口に初代鉄道博物館が開館し、翌1922年に鉄道省が鉄道記念日を制定している。その記念日は日本国有鉄道、JRへと連綿と受け継がれてきたが、1994年に当時の運輸省によって、全ての鉄道事業者の記念日として、「鉄道の日」に改称された。それ以来、記念日には全国の鉄道事業者がイベントを催している。

もう半世紀も経ってしまったので、こんな写真をアップしてもよいのではと思えるようになった。こあらまが蒸気機関車を撮り始めた頃には、貨物の列車ダイヤや蒸気の筋の情報を入手するのは難しかった。現地で駅員さんから情報を入手するのが、最も現実的で手っ取り早い手段だった。当時はいい時代で、情報を懇切丁寧に教えてもらえた。後に必需品となった「SLダイヤ情報」の創刊は1972年10月のことだ。そうこうしているうちに、こんな写真まで撮らせてもらった。鉄道記念日とともに制定された鉄道省の省旗で、後の国鉄に引き継がれた。

この旗には、動輪と二条のレールがあしらわれている。事ある毎に日の丸と共に掲げられていたようで、国鉄時代を彷彿とされる逸品だ。しかし、旗は本当は脇役で、主役はやはり駅員のお二人さんだ。左が駅長さんで、右が助役さんになる。仕事には厳しい駅長さんと、場を和ませる助役さん。本当にいいコンビだった。助役さんのトレードマークは蝶ネクタイで、「ちょちょさん」と呼ばれていた。色々とお世話になったお二人だが、もうお会いすることも叶わなくなってしまった。小さな蒸気ファンにとって、国鉄の方々は鉄道趣味の大先輩でもあった。


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  1. 2019/10/14(月) 00:00:00|
  2. 八高線
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漂泊の道標 夜の通票受器

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1977年5月 八高線 金子


微妙な螺旋がホームに鎮座する
夜のしじまに通過列車を待ち受ける



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  1. 2019/09/06(金) 00:00:00|
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金子 DD51重連の頃

金子は茶畑の中の鄙びた駅だった
貨物路線だった頃の八高線が懐かしい

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1977年5月 八高線 金子

夕暮れ迫る金子に2両のDD51のディーゼル音が近づいて来た。八高線が無煙化されてから6年が経ったが、高麗川のセメント列車は健在だった。D51重連はDD51重連に置き換わったが、まだまだ古き良き八高線の風情が残っていた。その頃の興味の対象は、車両にはなく、木造駅舎や旧式の鉄道設備、そしてそこに集う人々の生活臭のようなものにあった。この列車のシャッターのタイミングにもよく表れている。この重連貨物に次のコマはない。今なら原色DD51の重連ともなれば大騒ぎになるだろうが、それは時代の変遷で、当時はごく当たり前の列車風景だった。タブレットや腕木式信号機なども引き続き活躍していた。この1931年の初代木造駅舎は幸運にも2014年まで存在していた。大きな改装を重ねていたので、建設当時の風情は大分失われていたが、東京近郊の駅としては珍しいことだった。

あの日から42年。八高線は東京で唯一の地方交通線として今も走り続ける。ちょうど東京の都市化の波の最前線が八高線辺りだったのだろう。埼玉県入間市の金子駅周辺も東京のベットタウン化した。緑の中の鄙びた駅は電化され、朝夕には東京駅との直通電車も走る。廃れていくローカル線には寂しさを感じるものだが、逆に都市路線化していくのには味気なさを感じてしまう。全く勝手なものだ。


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  1. 2019/07/10(水) 00:00:00|
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漂泊の道標 駅舎の灯

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1977年6月 八高線 明覚


駅舎の灯が6月の湿った闇に浮かぶ
初代駅舎が在りしころの初夏の幻影


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  1. 2019/05/03(金) 00:00:00|
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プロフィール

こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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拙ブログに掲載する写真、記事に関する著作権は放棄しておりませんので、無断使用、転載等はお控えください。

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