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駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

錦秋ライン

黒沢川の渓谷が秋の色に染まった
錦秋ラインの短尺キハがよく似合う

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2018年11月 北上線 小松川

世間では今日から折角の三連休だが、猛烈な勢力の台風19号が日本列島に接近している。昭和33年の狩野川台風に匹敵するなどと、随分と恐ろしいことが伝えられている。先般の台風15号による千葉県の被害もあり、その備えについて気象庁や報道機関から再三聞かされているためか、昨日の夕刻にスーパーに行ってみると、ものの見事にパンとインスタントラーメンが棚から消えていた。何が目的かは知らないが、車のガソリンを満タンにしておけという指摘もあり、安いガソリンスタンドでは給油待ちの状態だった。昔、オイルショックで店先からトイレットペーパーが消えたことがあったが、日本人の横並びの行動パターンが今回も発揮されたようだ。

さて、今回の画は北上線の錦秋風景だ。黒沢川渓谷の紅葉も、錦秋湖辺りのものに引けを取らない素晴らしさだ。キハ110系より小柄なキハ100系がよく似合う。最近の異常気象のせいか、紅葉も気まぐれになってきた。今年も紅葉のシーズンを迎えたが、どんなもんだろうか。

三連休初日の今日は、交通機関も計画運休のところが多く、家で台風通過を見守るしかないだろう。我が家も普段は使わない雨戸を閉め、風呂に水を張って防衛態勢に入った。そろそろ風も出てきて雨戸に雨が打ち付け始めた。何としても、備えが空振りに終わってもらいたい。


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  1. 2019/10/12(土) 02:00:00|
  2. 北上線
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錦秋を往く

錦秋湖に紅葉シーズンが訪れた
その秋色は名前通りの鮮やかさだ

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2017年10月 北上線 ゆだ錦秋湖

重力式アーチダムという全国に12基しかない希少な形式の湯田ダムによって造られた人造湖は、錦秋湖と命名された。周辺渓谷の紅葉の素晴らしさから名付けられたが、「地域に開かれたダム」として、地域振興のための環境整備が進められ、春の新緑、秋の紅葉、そして解放された湖面を利用したウォータースポーツの場として、水利資源ばかりでなく観光資源としても地元にとって重要な役割を果たしている。

その錦秋の湖を往くのが北上線で、鉄道ファンは元より観光客にも人気の観光アイテムのひとつになっている。紅葉シーズンを中心に、2002年からの3年間は「SL錦秋湖号」が、2006年からの2年は国鉄色の「錦秋湖号」が運行されているが、それ以降は音沙汰がない。地元の罐としてC58239が盛岡に確保されたのだから、釜石線だけでなく北上線や花輪線、願わくは山田線にもブラストを響かせて欲しいものだ。


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  1. 2019/10/02(水) 00:00:00|
  2. 北上線
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ぶどう畑の秋

横手の山間にぶどう棚が広がる
朝霧の中から秋色の畑が現れた

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2018年11月 北上線 矢美津

秋田県横手市の大沢・山内地区はぶどうの一大産地だ。巨峰、キャンベル、ノースレッドなどの多くの品種が栽培されているが、特に「大沢スチューベン」は国内外で評価の高い特産品になっている。同じ横手市の大森地区では「メルシャン大森ワイン」が造られている。リースリングの白ワインで、ワイン好きには知られた存在だ。ぶどうと云えばやはり山梨で、生食用もワイン醸造用も山梨県が生産量トップだ。こあらまも甲州種の山梨ワインを愛飲している。しかし、鉄道写真にぶどうを絡めるのは、日本一の産地である山梨でもなかなか難しい。桃であれば花の時期の桃源郷が狙えるが、ぶどうとなるとなかなか決め手がない。実と絡めるとなると農家やワイナリーとの交渉が難しそうで手を出し難い。そんなこんなでぶどうは未開拓の題材になっていた。

そんな状況の中で通り掛かったのが、ここ横手市の大沢・山内地区だ。地区を北上線が通り抜けている。秋も深まり、朝霧の切れ間にぶどうの紅葉が見え隠れしていた。かなり前に、勝沼でぶどうの紅葉を中央線と絡めて撮ったことを思い出したが、その時はつまらない写真にしかならなかった。今度こそはと、ぶどう畑と絡められる場所を探し回り、やっと見つけた場所で始発列車を待つことになった。ちょうど朝日が顔を出す頃、北上行きの上り列車が通過して行った。思わぬ場所で思わぬぶどう絡みをゲットしたが、一瞥でぶどう畑の紅葉とは見られないような気がする。やはり、地元のぶどう畑で修業を重ねる必要がありそうだ。


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  1. 2019/09/12(木) 00:00:00|
  2. 北上線
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雨上がり

雨上がりの湿気が山を駆け上がる
間もなく豊穣を呼ぶ白い季節が訪れる

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2018年11月 北上線 相野々

何時までも寒くならず、気持ち悪い位だったが、いよいよ日本列島も一気に真冬の様相になった。秋田県横手市と言えば、2月に行われる「かまくら」が有名だ。てっきり、「かまくら」というのは雪で作った雪洞のことだと思っていたが、同時に、雪洞の中に水神を祀る小正月の伝統行事も指すそうだ。そういえば、新潟県にも同様の行事があり、小千谷では「ほんやら洞」、魚沼では「鳥追い洞」と呼ばれている。何処も日本を代表する米どころであり豪雪地帯だ。村を閉ざす白い悪魔は、豊作を約束する使者でもあった。美しい日本の白い季節の豊作祈願の習わしだ。

在来線に昼夜優等列車が走り回っていたころ、北上線は、東北本線と奥羽本線を連絡し、秋田へと続く亜幹線的な役割を負っていた。長い特急列車や貨物列車も通う路線だった。横手市三内土渕にある相野々は、横手から二つ目の駅だが、奥羽山脈が迫る山間部への入口に位置する。今では、1、2輌の普通列車のキハが通うだけの、簡易委託のローカル駅になっている。晩秋の雨上がり、湿気が山並みを駆け上がってゆく。先日、遅かった冬が訪れ、現在50cm程の積雪になっている。「かまくら」のころには、瑞穂の国の豪雪地帯の顔になっていることだろう。


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  1. 2018/12/11(火) 00:00:00|
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錦秋 山内黒沢川

錦秋の渓谷に勢いよく列車が飛び出して来た
蛇行する黒沢川を橋梁とトンネルで次々と抜けて行く

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2018年11月 北上線 黒沢

山内黒沢川は、秋田県を流れる雄物川水系横手川の支流で、下流部は北上線に沿って流れ下り、相野々で横手川と合流する。小さな渓谷だが、紅葉が華やかで、以前から気になっていた場所だ。この黒沢川は、黒沢駅付近で北上線に出会うが、蛇行が激しく、直線的に走る北上線には、僅か1.5km程の区間に、10か所もの橋梁が連続する。並行する、古くは秀衡街道と呼ばれた平和街道(ひらわかいどう)からは、その連続する橋梁群を眺めることが出来る。列車本数が豊富であれば、一つ一つの橋梁を撮りためて行きたいところだが、それは叶わない。

やっと、黒沢川の紅葉の撮影機会にありつけたが、その時は絶好の雨降りだった。生憎の空模様と思ってはいけない。紅葉撮りは雨降りに限る。ただ、平和街道の国道107号から撮ることになるので、トラックの水飛沫が激しい。トンネルを抜けてくる列車接近の音も聞き取り辛い。紅葉の具合はほぼピークで、錦秋と呼ぶのに相応しい眺めだ。数少ない列車なので、取り損なうことは許されない。カメラを飛沫から守りながら、トラックやバスが来ないことを祈るが、マーフィーの法則ではないが、こんな時に限って次々とやって来る。撮り終わった頃には濡れ鼠だった。


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  1. 2018/12/07(金) 00:00:00|
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プロフィール

こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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