駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

道東の草の香り

細く伸びる鉄路が道東の小さな町を繋いでいた
キューロクの汽笛が夏空の山々に木霊する

07512F16.jpg
1974年8月 相生線 北見相生

この写真を見ていると、あの夏の日、線路端でひとり汽車を待った道東の臭いがしてくる
北の大地の伸びやかな風景と、その中をコトコトと往くキューロクの貨物列車がたまらなく好きだった
頑強なキューロクの姿は去り、夏草の香りのするローカル線も後を追うように次々と消えていった
二軸貨車がほんの数両の短い貨物列車は、第二網走川橋梁を渡り、まもなく終点の北見相生に達する
林業が盛んだった頃、オホーツクの原生林に分け入る沿線風景にも、確かに人の営みが感じられた
日中の草いきれをよそに、早くも秋の気配が忍び寄り、青空に夏雲が見られるのももう僅かだ 
風雪に閉ざされる極寒の地の一時の夏が、静かに終わろうとしていた


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2017/08/11(金) 00:30:00|
  2. 相生線
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

んっ… デュアルゲージ?

護輪レイルにしては間隔が空きすぎているし、光っているのは内側二本。
一体これはなんですか?
  1. 2017/08/11(金) 11:10:15 |
  2. URL |
  3. 大木 茂 #-
  4. [ 編集 ]

んっ… デュアルゲージ?

護輪レイルにしては間隔が空きすぎているし、光っているのは内側二本。
一体これはなんですか?
  1. 2017/08/11(金) 11:11:18 |
  2. URL |
  3. 大木 茂 #-
  4. [ 編集 ]

寂謬感

こあらまさま

キュウロクの力強さと裏腹に、遠のく汽車の寂しさたるや如何にという一コマですね!
とても惹かれます。。。
  1. 2017/08/11(金) 13:20:15 |
  2. URL |
  3. 狂電関人 #vqoLnCUQ
  4. [ 編集 ]

誤字訂正

こあらまさま

「謬」→「寥」です。
失礼しました。
  1. 2017/08/11(金) 13:22:17 |
  2. URL |
  3. 狂電関人 #vqoLnCUQ
  4. [ 編集 ]

夏の北辺

大木茂さん、

律儀に3本のレールがずっと並んでいますから、確かに、一見デュアルゲージのように見えます。
実は、この立ち位置のすぐ後ろは第二網走川橋梁です。プレートガーター橋でカーブしています。
そちらが正面撮りの本命のカットだったはずなのですが、結果的に後ろ姿の方が気に入っています。
右端の1本は、カーブ外周に付けられたガードレールだと思います。橋梁からの落下防止の安全レールではないかと。
軌道内の脱線防止ガードをよく見ますが、レールそのもののガードも昔は多かったように記憶しています。
これが、もし本物のデュアルゲージで、ナローの森林鉄道でも乗り入れていれば、すばらしい場所だったでしょう。
それにしても、こんな超ローカル線でも、不思議なくらい綺麗な道床です。今なら草茫々なはずです。
北辺の真髄はやはり氷雪の季節ですが、こんな夏の風景の中にも北辺はあったように感じています。
  1. 2017/08/11(金) 18:59:28 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

キューロクが通った道

狂電関人さん、

なるほど。寂寥感ですか。遠ざかるキューロクの後ろ姿に哀愁を感じていただけたのなら、まずは一安心といったところです。
ただ、風景的には、これがレギュラーな北海道だと思います。何処へ行っても広さが感じられるのが、北の大地の素晴らしさです。
電関人さんもじっくり北辺を旅してみてください。そうすれば、多くの方々のように、病み付きになり、北へと通うことになるのです。
都会に暮らす人間にとって、非日常的な大地の広がりは、日頃満たされない何かを満たしてくれるものなのかもしれません。
存続が危ぶまれ、何時も気を揉ませられる北の鉄路ですが、まだまだ、興味が尽きることはありません。
  1. 2017/08/11(金) 19:01:33 |
  2. URL |
  3. こあらま #bhV1oT4A
  4. [ 編集 ]

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Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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