駅舎の灯

旅の始まりにも、終わりにも、そこには何時も駅舎の灯があった。

大沼公園 盛夏の候

爽やかな夏の北海道にも温暖化が迫る
北のヨンマルと青葉のコントラストが涼しげだ

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2016年7月 函館本線 大沼公園

いよいよ日本列島が湿った暖気に飲み込まれ始めた。関東以西は大変な猛暑に襲われている。西日本の被災地のご苦労は、筆舌に尽くし難いものだろう。こんな時に、都会で大停電が起きたら、人々の生活は一体どうなってしまうのだろうか。何時も、考える度にぞっとする。

現代の都会の日本人は、一年中空調に守られて生きている。何時の間にか、自然の気候と調和して生きることを放棄してしまった。そして、その心地よさの代償で、気候そのものが人の生存を脅かすまでになってしまった。今や、葦簀と風鈴と団扇で、暑さを凌げるレベルではない。汗をかきながら西瓜を食べたのが、遥か昔のようだ。

その悪循環がますます早まり、毎年各地で激しい気象現象の記録を塗り替えている。その度に、血と涙と汗が流される。人が最後の一人になるまで、そのサイクルに終止符が打たれることはないのだろうか。


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  1. 2018/07/16(月) 00:00:00|
  2. 函館本線
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西日本豪雨の爪痕

先の豪雨で山間部の運休が続く
中国山地のローカル線が危ない

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2018年4月 福塩線 備後安田

今回の西日本豪雨から1週間が経ったが、中国山地を往くローカル鉄道は、軒並み運休が続いている。大動脈の山陽線が、そして呉線や伯備線までもが寸断されている状況では、山間部の閑散ローカル線に手が回る筈もない。西への貨物輸送にも大きな支障が出ている。九州との輸送は完全にストップしている。JR貨物は、当面、残留貨物をトラックで代替輸送するとのことだが、山陰線経由の迂回輸送の検討も始めたようだ。ただ、殆どが単線、非電化の山陰線での運行には多くの問題がある。DLをどうするのか、運転士の訓練は、そもそも貨物列車の重量に耐えられるのか。実現には多くの困難を伴う。

一方、ローカル線では、案の定、運休となっている芸備線、福塩線、木次線、姫新線、因美線などの閑散区間の廃止の噂が飛び交いだした。ここ福塩線の北部非電化区間もやはり運休続きで、復旧の目処すら立っていない。というより、何所でどんな災害が発生しているのかも伝わってこない。大幹線の山陽線に集中すべく、ローカル線は取り敢えず止めておこうということかもしれない。それ程、山陽線というのはJR西日本にとって生命線的な路線なのだろう。福塩線は、府中より南部の電化区間とは対照的に、北部は日に7往復の閑散区間だ。乗車人員13人/日のこの駅に再び列車が通う日が来るのだろうか。


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  1. 2018/07/14(土) 00:00:00|
  2. 福塩線
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天空の時間 空に一番近い列車 2018 No.3


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【ご案内】
このシリーズでは写真だけをご覧いただいております。個々の写真には題名も文書も付けていません。ごゆっくりお楽しみいただければ幸いです。路線は小海線。撮影は2018年夏です。


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  1. 2018/07/12(木) 00:00:00|
  2. 小海線
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あずさ街道の夕暮れ

狩人の「あずさ2号」の大ヒットから41年が経った
振り子の「スーパーあずさ」も24年の役目を終えた

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2015年5月 中央東線 初狩

中央東線の、東京・神奈川県境の小仏トンネルから、甲府盆地に抜ける笹子トンネルまでの区間は、狭小トンネルと急カーブが連続する山岳区間だ。そのため、以前は狭小トンネル対策車しか走れなかった。181系「あずさ」登場の際にも、運転台屋根上の前灯、ウインカーランプ、補助警笛が取り外された。さらに、この辺りは勾配も急で、蒸気時代には初狩、笹子はスイッチバック駅で、今もその形跡を残している。

相模川は山梨に入ると桂川と名を変える。その支流笹子川の河岸段丘の上に伸びるあずさ街道を、列車は身をくねらせて走リ抜けてゆく。日が山入端に沈み、谷底の氾濫原にある僅かな田圃の水面が、茜色の空を映す。間もなく、この地は夜の闇に沈む。上りの「スパーあずさ22号」が得意のフットワークを活かして、初狩を軽快に通過した。1時間後には、ネオン溢れる、喧騒の不夜城の新宿界隈を走っているはずだ。


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  1. 2018/07/10(火) 00:00:00|
  2. 中央東線
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芸備線 第一三篠川橋梁 流失

またしても大雨がローカル線を襲った
芸備線の橋梁が消えてしまった

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2016年4月 芸備線 狩留家-白木山 第一三篠川橋梁

7日未明、折からの豪雨で、芸備線の狩留家-白木山間に架かる三篠川橋梁が、流失しているのが見つかった。また流木が引き金らしい。つい最近の拙ブログ記事で、「ローカル線に神のご加護あれ」と祈った矢先に、また惨事が繰り返されてしまった。今回の西日本の大雨の被害状況は、まだまだはっきりしていない。四国では高速道路の崩落なども確認されている。時を追うごとに、被害の全容が明らかになっていくだろうが、恐ろしいほどに甚大なものになっているかもしれない。

これで、当分の間、芸備線は区間運転を強いられ、弱体化するかもしれない。これが三次以東の閑散区間であったなら、廃線と云う選択肢も出ていたかもしれない。写真のように、三篠川は普段は穏やかに流れる里山の清流だ。しかし、一旦記録的な大雨でも降れば、牙を剥いて襲い掛かって来る。水と云うのは本当に恐ろしいものだ。決して侮ってはいけない。一度災害が起きてしまえば、無かったことにすることはできない。せめて、次の危険に備えて、身を守る教訓としなくてはなるまい。

勿論、物的な被害も、被った方には死活問題ともなるが、まずは人命が優先だ。今も、多数の行方不明者がおられる。一人でも多くの方が生存されていることを祈るばかりだ。


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  1. 2018/07/08(日) 00:00:00|
  2. 芸備線
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プロフィール

こあらま

Author:こあらま
1950年代後半、東京生まれ。少年時代は国鉄現役蒸気を追いかけ、その後は山岳・高山植物・風景・街角等を題材に撮影旅を続けてきました。
2000年代、たまたま小海線のキハにカメラを向けてから俄に鉄道画に復活。ローカル線を中心に、鉄道絡みの画を撮っています。

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